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8話
(楓弥)は?!!
(聖哉)な、なに?
(楓弥)先輩が今家来たって..
(聖哉)今?笑
家の場所を知らないはずなのに
どうやって行ったの?
その時僕は雨の中を走ってでも何があっても先輩の元に行こうと思った
先輩も会いたいって思ってくれているから。
でも、簡単には会わせてくれないようで、….
(聖哉)楓弥、ドアの前に誰かいる
強い力で彼に腕を掴まれた
(楓弥)..、どうすれば
(聖哉)楓弥は窓から外に出て、
(楓弥)…聖哉先輩はどうするんですか..?
(聖哉)俺の事気にしないで早く行って、さっき見たでしょ?
(楓弥)わ、分かりました..
聖哉先輩の言ったとおりに僕は窓から外に出た
(聖哉)下の名前で呼んでくれたの嬉しかったよ
(楓弥)あ、はい、ありがとうございました、!
(聖哉)じゃあね!気をつけて!、
僕は家に向かって走った
足がもう限界に近い、
その時、手に持っていたスマホに着信が入った
画面には勇馬と表示されていた。
(楓弥)も、もしもし..はぁはぁ、
(勇馬)楓弥、..はぁはぁはぁ、今どこ..居るの?
(楓弥)せ、先輩?、ぁ学校近くの××橋です、!
(勇馬)そこで待ってて、今行くから
そう言って先輩は通話を切った
雨がやみ、
雲の隙間から光が差し込んだ
ギュッッッ…..
(楓弥)っ、..?
後ろから..あの匂いをかすかに感じた
(勇馬)会いたかった…、楓弥、
(楓弥)..僕もです、
(勇馬)教室行ってもいなかったから..心配で..ほんと良かった、..
(楓弥)と、とりあえず僕の家来てください、..//
耳のすぐ横から先輩の声がする
僕の鼓動ははやくなっていく
(勇馬)うん、……行く…、
さらに鼓動は加速していく
(楓弥)行きましょう、
(勇馬)うん、
先輩はやっと離れてくれた
ギリギリ耐えられた..
….何に耐えていたのかは分からないけど
(楓弥)っ..
(勇馬)おんぶするよ、
(楓弥)、..ぇ歩けますよ、
(勇馬)悪化したらだめだから
(楓弥)…、はい..
(勇馬)笑、
おんぶって密着度高いから心臓の音よく聞こえちゃうよね..
平常心保たないと、..
って言ったそばから保ててない、!
心臓の音伝わってないよね、..
玄関
(楓弥)ただいまー
(勇馬)お邪魔します、
(颯斗)え、あ!おかえり!
(颯斗)タオル持ってくるね
(勇馬)ありがとうございます、
(楓弥)あっちの部屋行きましょ
(勇馬)あ、うん
楓弥の部屋
(勇馬)楓弥の部屋?
(楓弥)はい、えっと…服..、、、
(楓弥)これなら着れますか?
(勇馬)いいの?、ありがと、
振り向くと先輩はもう服を脱いでいた
(楓弥)っ?!、..その、は、はやく着てください…//
(勇馬)…うん、?
ガチャッ
(颯斗)はい、タオル
(楓弥)うわっ?!!!
はやちんが入ってきたことに驚いて何かにしがみついた、….
(勇馬)、大丈夫?
(颯斗)笑笑
(楓弥)..す、すいません、!!///
(颯斗)じゃ、笑なんかあったら言ってね笑
(勇馬)ありがとうございます、
(楓弥)早く出て行って、!///
(颯斗)はいはい、笑
(勇馬)仲良いんだね
(楓弥)..普通じゃないですか?、..//
(勇馬)そうかな笑
(勇馬)頭拭いてあげるからここ座って
(楓弥)いやいいですよ、!..
(勇馬)俺がしたいの、だめ?、
(楓弥)そうだ、!ド、ドライヤー2台あるんで持ってきますね!//
(勇馬)ぁ….うん、
僕の心臓に限界を感じた
今日の先輩はなんでか分からないけど小動物みたいで可愛すぎる、
(颯斗)どしたの?
(楓弥)心臓..もたない、..
(颯斗)我慢しなくてもいいんじゃない?笑
(楓弥)..我慢ってなにを..、
(颯斗)え、キスとかシたいんじゃないの?
(楓弥)い、いやまず付き合ってないし、..
(颯斗)俺今から大学行ってくるわ
(楓弥)え、まってよ、なんか急に不安になってきたんだけど
(颯斗)何で?笑
(楓弥)わ、わかんないけど
(颯斗)俺がいなかったら気にせずいろんなことできるよ?
(楓弥)、やめてそういうこと言うの..笑
(颯斗)じゃ、行ってくるね〜
(楓弥)..うん
楓弥の部屋
(楓弥)ドライヤーどうぞ、
(勇馬)ん、ありがと
何事もなく髪を乾かし終えた
(勇馬)楓弥の部屋綺麗だね
(楓弥)いや全然で、…!
先輩にというか人に見られたらいけないものが目に入った、
1人でする時用に買った電マとローション..
やばい、どうやって隠そう..
(勇馬)楓弥?
(楓弥)あ、え、
(勇馬)….笑、気づいてるよ笑
(楓弥)..い、いや…これはその、…..!
(楓弥)…お兄ちゃんには言わないでくれますか、?..
(勇馬)うん、笑
(楓弥)..ふぅ….
(勇馬)楓弥ってそういうことしてるイメージなかったからびっくりした笑
(楓弥)..誰だってシますよ..//
(勇馬)そうなの?笑
というか、いろいろあって忘れてたけど
先輩と先輩と一緒にいた人のこと聞かなくちゃいけないことを思い出して何も考えずに聞いてみた
逆に何も考えない方が良かったのかもしれない
(楓弥)あ、昨日の夜愁斗くんと一緒に散歩みたいな感じで海行ったんですけど、
(勇馬)あ楓弥もいたんだ
(楓弥)え、は、はい、?
(勇馬)学校で愁斗から一緒にいた男誰みたいな聞かれたんだよね
(楓弥)え、愁斗くんが?てか僕もそれ気になってて、..
(勇馬)あー、あの人は第2の親みたいな人で恩師っていえばいいのかな
(勇馬)親としての愛情表現の仕方凄いからあの時キスされてまじでびびった笑
(楓弥)あ、..
よかった、
ほんとに
(勇馬)ん?、
(楓弥)な、なんでもないです
(勇馬)..学校行って教室行かずに何してたの?
(楓弥)えと、あの教師に追いかけられて逃げてたら聖哉先輩が助けてくれて、..
(勇馬)えっ、聖哉?..
(勇馬)..知り合いだったんだね
(楓弥)今日初めて喋りました
(勇馬)そ、そっか..
やっぱり気まづいのかな、
振った相手の話聞きたくないとか?
そういうこと分かんないから難しいな..
先輩は冴えない顔をしている
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