テラーノベル
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#超ド下手のクソ作品です☆
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激しい雨の中、
光り輝く雷が轟音とともに落ち、あたりに響き渡る
しかし、ある場所だけ世界が違うような静けさ
雷雨で隠れた空の下、御経を唱え葬儀をしている
揺れる障子の隙間から今か今かと仕事を待ちわびている者が一匹、佇んでいる
「 あ ~ ァ 、 早 く 葬 儀 終 わ ん ね ェ か な… 」
「 さ っ さ と “ 魂 ” 連 れ て か ね ェ と 、 も っ と 仕 事 が 増 え る ~ … 」
うたた寝しながらそんな事を考えていると、中から悲鳴のような泣き声が聞こえてきた
興味本位で少し覗いて見ると、故人の友人と思わしき人物が柩の前で泣いている
服装などを見る限り、葬儀に招待されたわけではない
恐らく、乱入してきたんだろう
余計に葬儀を伸ばすなよ…と思いながらも、もう一度覗く
泣き喚いているやつの横で、もう一人がなだめている
こっちはこっちで、悲しい表情一つしない
現世にもこんな冷徹なやつがいたんだなと驚きつつ、もう時間がないので“魂”を連れて行くことにした
「 失 礼 シ マ ー ス … 」
誰にも聞こえることのない声を発し、堂々と柩の前へを歩いていき
“魂”を目視する
「 … 誰 だ お 前 」
「 一 言 目 が 誰 だ と は 、 随 分 強 気 な “ 魂 ” だ な 」
鼻で笑いながら軽くあしらう
それが不満だったのか、睨みつけてきた
まァ、対して怖くもないし威圧感も何もない
ただ…、
「 … 思 っ た 以 上 に 若 い ん だ な 」
「 何 か 悪 い か 」
思ったことを言うと、今にも噛みついてきそうな勢いで返事をする
それが何処か可笑しくて、現世の人間にもまだ俺を笑わせれるやつがいたんだなと染み染み思う
もうすでに死んでいるのが惜しい位だ
でも、俺がどうと言った所で何も変わらないし、さっさと連れて行くか
「 と り あ え ず 、 軽 く 状 況 説 明 な 。 一 、 ま ず お 前 は 死 ん で い る 二 、こ れ か ら 黄 泉 の 国 へ と 行 く
三 、 お 前 は も う 、 現 世 に 戻 っ て く る こ と は な い 。 わ か っ た か ? 」
指を順番に立て、わかりやすく説明する
すると、少し驚いたような表情をしながらあたりを見回す
自分が見えていないことがわかったのか、再び警戒心が剥き出しの目で睨みつけてきた
自分が霊だということが未だに飲み込めないのかと、呆れていると
「 其 処 に 居 る 奴 ら に 手 を 出 さ な い だ ろ う な 」
予想外な答えが返ってきた
あまりにも急だったので、凍りついてしまった
当に、開いた口が塞がらないとはこのことだ
「… ハ ハ ッ 、 や っ ぱ り お 前 可 笑 し い な 」
「 あ ァ ? オ カ シ イ っ て ど う い う こ と だ よ 」
「 ダ イ ジ ョ ー ブ 、 悪 い 意 味 じ ャ ね ェ か ら 」
そう伝えても尚、信じまいと疑いを掛け続ける様子を見て
やっぱり、こいつは可笑しい奴だと確信した
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