今回はネタバレを少し言いますが少し恋愛要素があります。少しというレベルではないかもだけど…それでもよろしい方は見て下さい!
今回幸せですよ!?
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さて、続きを話そうかな
確かに、私はあの能力は嬉しかった。だけど、流石に好きな人を何人も一体化させるのは気が引けた。
だって、その人と話せないという欠点は私にとって大きなダメージだからだ。
少女に話を聞いたところ軍手などをつければ大丈夫とのこと。だから私は大きくなった現在でも軍手をつけて生活してる。
…先生や友人になんて言われても
そういえば、この前後悔したと話したよね?今からその話をしようかな。
初めて恋をしたの。
素敵な人なんだ。優しいんだよ。だから一体化なんてしたくない。話してる間が凄く楽しかったからこの能力は好きだけど、あまり使いたくわない。
その人の名前は黒田 羅織
かっこいい名前でしょ?聞いた瞬間、「いい名前だなぁ…」って思ったしね。
羅織くんと初めてあったところから順に話そうかな。
「…」
中学生時代は軍手をつけて生活していたが、高校生になると包帯にかわった。包帯の方がまだかっこいいなぁと思ったからだ。(厨二病だから)
まぁ、そのせいでクラスのみんなからは引かれてる。「厨二病?」とか「親が毒親なんじゃ?」とか「中学の頃いじめられてた?」とか偶には「実は…元ヤン!?」とか変な噂がたっていた。
まぁ、そんな高校生活を過ごしていると、他のクラスの男子が「他のクラスのことも仲良くなりたい!」とざっ陽キャのような台詞をいい、私達の教室に入ってきた。
正直めんどくさいので、教室を出ようと思ったが、丁度悪いところに他のクラスの奴や、私のクラスの奴などが集まりかえっており、出るには困難な状態だった。
運が悪いのか良いのか分からないけど、一番後ろの窓側のあたり席なので、私の方に来るのは最後。…最後も嬉しくないけど
「君が最後だな!名前はー?」
と、お決まりであろう台詞を言われた。黙るのもあれなので答えたけど
「…笹波…花蓮デス」
「花蓮か!よろしく!いい名前だなぁ!俺は黒田羅織!」
「黒田さん……ヨロシクオネガイシマス」
「うん!よろしくー!」
「おーい!黒田!もう行くぞ!時間ねぇよ!w」
「あーw、ごめん、ごめん!w」(タッタッ
第一印象は、うるさい人、でもいい人だろうなぁ。という印象だった。
その後も、謎に沢山話しかけてきた。正直ウザすぎたので理由を聞くと
「俺、花蓮と仲良くなりたくて!…なんでだろうなぁ!」
(仲良く…なりたい?)
「…私と仲良くなっても楽しくないよ。………触れ合うのは、そこまで好きではないから」
「…そうなのか!だけど、触れ合う以外にも仲良くなる方法はあるじゃん!触れ合えなくたって、心は通じあってるからさ!」
(!…心は通じあってる…)
「だから、今度一緒に買い物行こうぜ!噂で聞いたけど、パンケーキ好きだろ?」
「…まぁ、それなら」
そして、誘われた日にデパートで待ち合わせして、パンケーキを食べにいった
「本当に美味しそうに食べるな!俺、花蓮の顔見てたら、おかわり百回できそうだ!」
「w…そんなに?」
「!…おう!…なぁ!お願いあるんだけどさ!」
「…?なに」
(お願いってなんだろ)
「少しだけでも仲良くなっただろ?だから、俺のことは黒田さん。じゃなくて羅織って呼んで! 」
「……羅織…は、少し私には言いにくい?から羅織くんでもいい?」
「!…うん!」
年相応?それとも少し幼い返事が返ってきてまた少し笑ってしまった。
その後、デパートから出て、空はもう真っ暗だった。
「もう暗いね。帰ろう」
「あ!その前にさ!ついてきて!」
「…?わかった」
連れてこられた場所は、夜景がよく見える、人が誰もいない屋上だった。
「此処は?」
「…あのさ」
「?なに」
「俺お前のこと好き」
急な告白に私は目を見開いた。
「会った時からさ綺麗な人だなぁ。って、少し気になってて、今日一緒に話して遊んで笑って、好きだって確信したんだ。」
「え」
困惑した
「優しい人だってわかった。会ってからホント少しだし。正直うざくて堪らなかったかもしれない…」
「付き合おうなんて、今は言わない…だからせめて親友…早いかもだけど親友になって欲しい」
「へ…え…わ、わかった…親友?なら」
はじめてこんなこと言われたから、困惑してた。だけど正直嬉しかった。久しぶりに親友という存在ができたから…告白はさておき…
次の日もアタックは続いた。…例えば
「はよ!今日もかわいいな!」とか、「移動教室一緒に行こ!」とか…まぁ、これまでは普通に親友(?)ぽかったけど、ここからがすごかった。
「スゥー……いきかぇるーぅ……」ギュッ
「へっ!? 」
という感じ、これは意識しちゃうくない!?引き剥がそうと思っても、包帯は巻いてるけどもし触って吸い込んじゃったら嫌だし!別に嬉しいとか思ってないよ!…いや、私のこと好いてくれるのおばあちゃんくらいだったから…まぁ嬉しいかもだけど。
それで今日…告られた。
「…好き」
「え?あ、うん」
「ちょっと!真面目な話なんだけど!」
と、ぷんぷんと効果音が聞こえるような可愛い怒り方をしている(笑)
「…親友になって、俺たち凄く仲良くなった気がするんだけど…できれば…いや」
「付き合って下さい!できればじゃなくて、絶対に!……無理だったらごめん」
「ふっ…」
「ぁ…あはは!」
久しぶりにこんな笑った気がする。
「ちょっと!?こっち、真剣なんだけど!?」
「ご…ごめん…w」
「こうやって真剣に告白されるのは二回目だけど…自信持って告白されて嬉しいって思って…私、あまり人と仲良くなれなかったから。自分をこんな愛する人がいるの…嬉しくて」
「そっか…」
「!…返事は!?」
少しの沈黙が流れた後…
「もちろん…OKに決まってる!」
本当はダメだってわかってる。だけど欲には抗えなかった。
羅織くんの嬉しそうな声、顔を見ていると幸せだから。
羅織くんに直接触れ合えなくたって…幸せなはずだから。
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今日は此処で終わり!恋愛ストーリーになりましたね…こういうの望んでない方すいません!
次の回で、夢のような呪いは終了するはずです!まだわかりませんが!
この作品を見てくれた方は、どんなエンドなのかを予想してください!
パピエンド?バッドエンド?それともメリバ?予想してくれたら嬉しいです!
それでは!
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