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「新しい生徒さんって事は…
君、涼ちゃん??」
「あ、はい…?」
確かに合ってはいるけど、何故か付けられたちゃんに違和感しか無い。と言うかそう呼ばれる筋合いも無い。
「わたくしはここの学園長のレンラであります!!よろしく願う!!」
「あー、よろしく、お願いします?」
ハキハキとした声に、少し軍人っぽい喋り口調のアニキャラ男子を前に、曖昧な返事をしてしまう。
「よし!!では、君の新しい教室へ案内しよう!!」
すると彼が突然、真横に右腕を突き出した。
天狗が持っているような、じゃらりとした杖を空から出した。錫杖?だっけ、あれ。
見せびらかすように杖をクルクル回すと、ぱっと俺の左側を刺した。その瞬間。
『ピシャァンッッ』
強めの雷が、真横に落ちた。
一旦納得しそうになったけど、どういう原理なんだこれ。
ちょっと戸惑っている間に、レンラさんが今度は左手で同じ所を指した。
「こちらだ!!」
「これやる意味ありました?」
「ある!!」
取ってつけたような元気だな…。
取り敢えず、案内された方向に一緒に進む。
「なんで校舎に入っても空なんですか?」
移動中に、気になった事を聞いてみた。
「結界のようなものであります!!」
「へぇ。そうなんですね。」
返事をしてみたが、分かったようで分からない。
少し翔んでいると、これまた当たり前のように浮島があった。
しかも今度はよく分からない物が乗っている。マリオのミステリールームみたいな、透明な部屋。その中に、10何人かくらいの人がいる。
レンラさんがドアらしき所からその部屋へ入ったので、俺もそれに続いて入っていった。
部屋の中身には、長机とパイプ椅子が置いてあり、聞いていた通り講習会みたいな雰囲気だった。
「みなさーん!!聞いてくださーい!!」
レンラさんが呼びかけると、ワチャワチャと話していた人達が急に静まる。
あぁ、転校生って、こんな気持ちなのか。
担任らしき人物が近づいて来ると、
「私はカユです。宜しく」
と俺にしか聞こえないくらいの声で言い、他の人達に俺を紹介し始めた。そして。
「自己紹介もしますか?涼さん」
「あ、はい」
あぁ、良かった。流石に先生はまともな人だ。
自己紹介も済んで、座る席を先生に紹介された。
…え、待って。
終わったかもしれない。
案内された長机には、3つの席があった。
真ん中は、空いているから勿論俺の席だろう。問題は俺の両隣。
右隣は、すっごいギャル。しかもちょっと怖い系。
左隣は、大きな羊の耳と角が生えた、ダボダボの服を着た彼シャツJK。
最悪だ。女子に挟まれた。
次回へ続く