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こんにちワルプルギスの夜。30話です。
二村 美晴
今日徹夜すれば完成、というところである。問題が発生した。オチが思いつかないのである。
思いつかなすぎて爆発オチにしてやろうかと思ったほどだ。
ちなみに書いているのは百合。昔っから、書くとなると何故か百合モノに落ち着いてしまう性分でそろそろ困っている。
ラストをどう閉じるか。百合モノに限定してしまうと、もうほぼやってる。
エロオチ
告白オチ
告白しないけどウンタラカンタラオチ
死亡オチ
単純に幸せオチ
あとやってないのといえばNTR落ちしかないがこれは駄目である。最低である。クソである。まじ終わってるのである。
そんなこと考えていると
ドーングリィ テケテンテンテンテンテンテンテー デーデレデッデテッテ デ デレレテデー ドングリアームズ ネバーギブア−ップ
着信音が鳴る。相手は…ゲッ千蔭。
この時期の千蔭程、電話来てほしくない相手はいない、多分警察より嫌だ。
仕方なく出る。あーヤダ。
「もしもぉし…」「オチどう?」「オチの考案?まるで将棋みたいだな。」「オk、お前寝ろ。データ送ってくれれば多分いける。」神かと思った。「ありがとーやすううう!」「送ってね?」「オk、チョイマチ。」でもこいつできるか?とか思ったけど、こいつ何でもできるし行けるだろ、と思いました。とてもすごいなと思いましたー。「来たわ。やっときます。」「ありがとナス。イヤ〜日本刀壁に向かってぶん投げたい気分だったから助かる助かるあらいぐまラスカル。」「お前のそのなめた口調のせいで、やたら硬い根菜でぶっ叩きたいなと思いました。」「オヤスミ」と電話を即座に切る。
書いているとき感じなかった疲れが、一気に感じられる。自分の思っているよりずっと疲れているのだなと直に思いながら、睡魔の誘惑に対して従順に動く。
すぐに寝支度をしてから、明かりを消し、ベットに潜り込み全身の体を抜いていくと、次第に瞼の幕が下りていく。完全な暗闇となった視界とともに、思考自体が体と切り離される。
泥のように眠り、気付けば目覚ましがいつもどおりの時間に鳴り響いていた。