メイドパロ
mtk×ryk
メイド要素が微塵もなくなってしまったので皆さん各々脳内補完で頑張ってください。(個人的にはクラシカルなメイドさんが好きです)
「お帰りなさいませ」
「ああ…ただいま」
「お疲れですか?」
「ちょっと色々立て込んでて…」
「無理はしないでくださいね、元貴さん」
夜ご飯やお風呂を済ませてベッドの上でごろごろとしていた頃、形式上仕方なくしましたという感じのノックの後に藤澤さん、もとい涼架が入ってきた。
「はいこれ」
「何?」
「プリン。奥様から内緒ねって貰ったんだけど元貴これ好きだったよなって思って。」
「えー涼架最高!大好き!」
「ちょっと、声大きいって。」
涼架は眉を顰めるような表情を浮かべた。仕事着に身を包んでいるままなのに、タメ口だったりちょっぴり乱雑な姿。俺しか見られないという優越感でいっぱいになる。
早速プリンを食べることにする。
「涼架あーん」
俺の一挙手一投足を愛おしそうに見つめる涼架の前にスプーンを持っていくと控えめな一口でぱくっと食べられる。
もぐもぐと咀嚼している。あー唇かわいいー…
腰に手をまわして上目遣いで見つめる。
「ちゅーしよ」
手を振り解かれて突き飛ばされた。
「だめっ…!一応僕仕事中だよ!旦那様に見つかったらどうするの。」
「えー父さんたちだって何も言わないだけで分かってるでしょ、俺たちのこと」
「え…」
「あ、知らなかった?ごめん」
「ね、ほんとなの…?」
「いや本当のところはどうか分からないけど…俺さ、恋人いるって言ってるのに涼架以外の話とかしないし」
「…そっか……」
やけに静かな俺たちの空間に、トントントンとノックの音が鳴り響いた。
「はーい」
「あれ、涼架くんここにいたのね」
「すみません奥様。すぐに仕事に戻ります」
「今日はもうお終いでいいわよ。元貴と遊んであげてちょうだい。」
「母さん、俺もう子どもじゃないんだから」
「ごめんごめんじゃあ涼架くんお願いね。」
「え、ちょ母さん、用件はー?」
結局何をしに来たのか分からないまま、母さんは部屋を出て行った。
「涼架…」
「なに、」
「もう仕事中じゃないよね?」
涼架の瞳がゆらりと揺れる。
「だめだって」
「どうして?」
「どうしてって…どうしてもだよ。それに、疲れてるって言ってたじゃん。」
「へー…疲れてるからなあに?俺はただキスしたかっただけなんだけどなぁ」
「は…?//」
「何想像してたの?笑」
「…なんでもないっ!!」
「次のおやすみは明後日だっけ?」
「そう、だけど…」
「いつもの場所集合で」
「…うん」
涼架の頬がぽっと赤く染まった。はー…かわいい。本当は今すぐにでも襲いたい気分なんだけれど、流石にこの家じゃ、ね。
「おぼっちゃまに手出すなんて悪い子だね、藤澤さん。」
「…手出してるのは元貴でしょ」
この2人、幼馴染だったりしたらとってもいい
コメント
2件
タメ口のメイドって、なんでこんなに素晴らしいんでしょうねぇ…… めっちゃ好きです🥰