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私は殺し屋を引退して、最後の任務として、仕事を引き受けた。だが、最後のターゲットは、相棒の「まぜ太」だった。
「俺を殺せるのはお前だけだよ。」
久しぶりの再会でこんなにも最悪な状況があるだろうか。私とまぜ太は、裏路地で銃を突きつけ合う。…集中したいのに、雨の音がうるさい。わたしとまぜ太の頬は濡れていて、でも、それは雨。きっと、大粒の涙を流しているのは私だけだろう。心臓が苦しい。気づけば私は、自分の銃を頭に当てていた。「ッ…!?」まぜ太は、すごく驚いている。びっくりしたかな…。今更私は後悔しているのかもしれない。『殺し屋』なんて職業を選んだこと。本当だったら、今もまぜ太の隣で肩を並べて笑いあっていたのかもしれない。私の周りが幸せで溢れていたかもしれない。でも、それは私の夢の中。現実から逃げることは出来ないし許されない。でも、私も限界。現実から目をそらすぐらいいいよね…。
パァァンッ雨の音にかき消されないほどの大きな音が鳴り響いた。