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最高すぎるよー!!✨ 語彙力が語彙力しててほんまに読みやすい(私のコメの語彙力なくてごめんよ、、) めっちゃ好き! 小ボケが時々はさまれるの読んでてめっちゃ楽しいw 切り方も切る場所もめっちゃ絶妙……
えっ...なんか...めっちゃ好き 現実にありそうな感じの雰囲気で容易に想像ができてしまうのがめっちゃ好き、最初の三角こんにゃくめっちゃ好きw、できるけど関節痛くなる 存在感なくて無ィ5は面白過ぎるんだがァー!、あとなんか設定?的なのが作り込まれててめっちゃ好きすぎる!そこがいちごの作品のいい所なのかな、あと最後のオーラに足がくすんだのだったの所めっちゃ好き!無敵のアイドル!が似合う方なのね楽しみ
・irisのnmmn作品です
・黒くん愛されの予定
・エセ関西弁
・アイドルパロ
・年齢操作
・本人様にはなにも関係ありません
・以上のことが大丈夫な方だけお読みください
『アイドル辞めます。じゃあねパピヨンのみんな』
桃「……………」
桃「はっ、また手が止まっちゃってた。いけないいけない」
いててと声を漏らしながら柔軟を続けた。足を伸ばしお腹を地面につけ考える。もうこの業界に居なくなってしまったあの人のことを。
青「三角こんにゃくのまね?」
桃「違いますー!」
ぺったりくっつきすぎてこんにゃくと間違えられた。
芸能事務所AMIA所属、ふらふらと色々なグループを彷徨い続ける新人アイドル。それがこのあほ柔軟をする俺だった。名前は桃井ないこなのだけれど、存在感がなさすぎて無いこちゃんと呼ばれることもしばしば。
桃「ところで、猫宮的にはなんで悠佑くんが辞めたんだと思う?」
ずいっとマネージャーである猫宮Ifに詰め寄った。
青「なんだよ急に」
桃「猫宮もパピヨンでしょ!」
パピヨン、といういうのはAMIA所属のアイドルユニットIBの天才的センター獅子尾悠佑のファンネームを指す。まずはその獅子尾悠佑から説明しよう。その目つき、仕草、 行動、言動、歌声何処をとってもアイドルが天職としか言わせない振る舞い。誰もがそれを認め、もはや恐ろしさまで感じるアイドル。それが獅子尾悠佑。勿論俺も彼が好きだ。数年前連れられて見たライブで確信した。俺の理想像はこの人以外ありえない。
青「そうだけどさぁ…」
青「なんでだろうね、としか言えないよ」
そんな国民的アイドルはある時、唐突に引退を発表した。ファンは揺れた。ポストの数が見たこともないような数になるほど。近頃、ライブに出演しないことが増えていつ彼のためにペンライトが振れるかうずうずしていたのに。お別れライブなども無しで引退だなんて………と、世間の嘆き声全てに頷いてしまった。俺は酷く重症化したパピヨンだった。
桃「俺はこれから誰を見てアイドルすりゃいいんだ…」
青「無いこちゃんらしく色んな人パクりゃいいじゃん」
桃「やだよ、なんだっけそんな感じのことわざあったよね。下手の横好き?じゃないなぁ……あ!器用貧乏!」
なんでも出来る、というのは獅子尾悠佑にも同じことが言えるけど彼は決して器用貧乏ではないからそれが天才との違いだと感じた。
青「ま、悠佑も学生だしね。学問に集中したいから〜って答えるんじゃない?」
桃「そうだろうね〜」
柔軟をし終わって、猫宮からスケジュールを聞く。
青「今日からトレーニングの一つとして、ダンスレッスンが増えるから」
桃「え…また増えんの?しかも今から!?」
時計はダンスレッスンの時間を指していた。場所はここでいいらしいが流石に初回ギリギリはキツくないか。俺だってそんなにコミュニケーション能力があるわけでも無いし。
桃「怖い人じゃないよね…?」
青「違うと思うけど。あ、でもなんか変更しましたって来てたな」
その一言に怯えながら猫宮と指導者を待った。数分後、ドアをノックする音が聞こえた。
??「……桃井さんですか」
桃「はい!」
??「新しくきた…ダンスレッスンの、」
桃「あ、お入りください!」
俺が立ち上がったのと、指導者がドアを開けたタイミングはほぼ同時だった。その瞬間二人は硬直した。動かざるを終えないオーラに足がすくんだのだった。