「だって…」
「?」
「目が見えないくせに生きるのって無駄じゃあないですか?」
そう言って日本はニヤリと笑う
「…」
「まっ誰もわかってくれないんですけどね!」
とてもすっきりした。
ダツ
「…!」
いつも温厚なじいちゃんが刀を突き出してきた。
その目はどこか苦しそうな顔をしていた。
「日本」
「はい!」
「…お前日本やなかろ?」
「…」
「じいちゃん何言ってるんですか?」
「日本ならいいがな」
そう言って私に突き出していた刀をしまった。
ニコッ
「じゃあ私はいきますね!あと父さんが読んでました!」
ガラガラ
「…」
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『偽物なんて人が気が悪い…』
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「父さん最近日本がおかしいですよ」
「んーまーどうかしたんじゃなーい」
「もしかしておれのこと嫌いなんですかね」
「んーまそゆかんじ」
「そうですか…」
「日帝悲しい?」
「まあそうですね」
「そのうち話してくれるかもねー」
「はあ」
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「お兄ちゃんー」
にゃぽんが障子からチラと顔を見せてくる。
ニコッ
「どうしたんですか?にゃぽん」
いつもどうり偽の顔で誤魔化す。
「お兄ちゃんいつもと違うね?」
コメント
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日本はまさかの海?、そうなるとにゃぽんは空か、?どちみち続きが楽しみだァァァ!
続き楽しみにしてます(* 'ᵕ' )☆