「お兄ちゃんいつもとちがうよ?」
「…!」
「そうですか?」
「普通だと思いますけど…」
「違うよ!」
「いつもと笑顔が違う」
「そうですかね」
「お父さんに冷たくしてたでしょ?」
「悲しんでたよ」
「…」
「ハァ…るさいな…」
「?」
「だから…!」
「うるさいって言ってるんです!」
私はこのうざさから早く離れたくて大きな声を出してしまった。
ビクッ
ハッ
「…いいよお兄ちゃんがその気なら」
「…」
バタン
悲しそうながらも強く扉を閉めて行った。
『なぜ私は昔からそうなのだろうか?』
『…昔?』
頭の中に変な記憶が蘇ってくる。
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『もう!ほんとお兄ちゃんありえない!』
『昔からそうだよね!』
『私にだけあたりがつよいんだから!』
『…むかし?』
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「何ですか父さん急に呼び出して」
「んー何かーいいことあるかもねぇーて」
「教えてあげようかとね」
「はぁ」
「日帝」
「昔仲良い友達いた?」
「まあいましたよ…」
「てか馬鹿にしてるんですか?」
「いやー」
「その子らがね生まれ変わってる気がするんよ」
といってニヤリとした表情を見せる。
「あるんですか?生まれ変わるなんて」
「いやーそれがあるんだよねぇー」
「僕が昔書聞いた話なんだけどねー」
「その亡くなった子の思いが強かったら生まれ変われるってー」
「で空と海がにゃぽんと日本に生まれ変わってると言うことですか?」
「まっそゆこと」
「はぁ」
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