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こるん。
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#ご本人様には関係ありません
コメント
1件
うわあ、この「気付かないふり」のタイトル回収、めっちゃ刺さるわ……。先生と目が合うたびに慌ててそらすところとか、家帰ってから「今日はいっぱい話せたな」って反芻するところ、完全に恋する高校生のそれじゃん。でも「好き」って二文字だけは絶対認めようとしないってとこが、自分の気持ちから目を背けてる感じで切なくて、でもそれがすごくリアルだった。次回「それだけで」、どうなるんだろう…。
第5話 気づかないふり
気づけば、学校へ行く理由が増えていた。
友達に会うため。
勉強するため。
……そして、先生に会うため。
朝、先生と話せた日は自然と笑顔になれる。
逆に話せなかった日は、なんとなく元気が出なかった。
「今日はいなかったな…。」
そんなことを考えてしまう自分に、少し驚いた。
化学の授業でも同じだった。
先生が教室に入ってくると、自然と目で追ってしまう。
黒板に字を書く姿。
教室を歩きながら説明する姿。
誰かの質問に優しく答える姿。
全部、目に入ってくる。
(また見ちゃった。)
先生と目が合うと、慌てて目をそらす。
何してるんだろう、私。
前まではこんなことなかったのに。
家に帰っても、ふと先生との会話を思い出す。
「今日はいっぱい話せたな。」
「明日も話せるかな。」
そんなことばかり考えていた。
でも私は、
“好き”
その二文字だけは、絶対に認めようとしなかった。
だって相手は先生。
そんなこと、あるわけない。
……そう思っていたから。
──次回「それだけで」