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最近ヒロアカにどハマりしているので、今回の物語はヒロアカの世界観で書いていきます。
もし、緑谷出久がヴィランだったら…という内容のお話です。無個性の状態で、オールマイトに認められるかオールフォーワンに認められるか、どちらの手をとるかで緑谷の人生は変わっていきます。
ヒロアカ内での犯罪表現や、アニメの最新話までのネタバレを含みますので、ご了承ください。
では、ここから先は本編です。
世界総人口の約8割が特異体質。
個性を持って生まれてくる超人社会。
個性を悪用するヴィランに対抗するべく、職業としてのヒーローが誕生する。
そんな中僕、緑谷出久は個性を持たずに生まれて来た。
個性を使ってみんなを笑顔にするヒーローに憧れていたが、小さい頃に個性が完全に無いということが分かり、そこから無個性として今に至る。
今は私立中学で幼馴染の爆豪勝己ことかっちゃんと通っているが、僕はかっちゃんに嫌われている。無個性がヒーローを目指して、かっちゃんの隣に立とうとしているのが余程気に入らないのだろう。
爆破されたり、大切なノートを捨てられたり、過度な暴言を浴びせられたり…散々な毎日だった。勿論、何度か命を捨ててしまおうと思ったことだってある程、始めはとても辛かった。
けれど、僕の唯一の救いだったのはNo.1
ヒーローであり、平和の象徴オールマイトの活躍を毎日見ていたことだ。
無個性と虐げられて過ごす毎日に、光が差したような…それくらい僕にとっては大きいものだった。
だが、オールマイトに憧れて超難関校雄英のヒーロー科に入学したいと言った時、周りからの反応は悪く
到底目指したいと自信を持って言えるような目標では無かった。
無個性で学力も偏差値ギリギリ
ヒーローになる上でどうしても個性は必須なのだから、無個性がヒーローとして活動しても生きていけるとは言い難い
ある日のことだった
いつもの様に下校していると、いきなり大人の男性に話しかけれた
??「君、個性が欲しくないかい?」
緑谷『…誰ですか』
??「怪しい者では無いよ」
??「ただ、無個性の子に希望を与えたくてね」
緑谷『希望?』
??「ほら、個性だよ。現代社会では無個性は虐げられてしまう立場だ」
緑谷『何故僕が無個性ということを知っているんですか』
??「僕の勘だよ」
緑谷『…』
??「個性、欲しいのかい?」
緑谷『欲しいですけど、』
緑谷『生まれつき以外は個性が発現することなんて滅多に無いので』
??「個性の譲渡。僕の個性さ」
緑谷『?』
??「僕はね、個性をストックし他人に与えることが出来る」
緑谷『個性を与える…?』
??「もし君が僕が提示する条件を呑んでくれれば、個性を与えてあげても良い」
緑谷『条件はなんですか』
??「君が僕の仲間になってくれることさ」
緑谷『まさか…ヴィラン?』
??「まぁそんなところだね」
??「幼馴染の爆豪勝己くんを主として、君は散々虐められてきただろう?」
??「無個性というだけの理由で」
緑谷『…』
??「彼に復讐し、死ぬよりも辛い地獄を味あわせてみたくないかい?」
緑谷『確かにかっちゃんには謝って欲しいけど、そこまでじゃ…』
緑谷『それに、復讐なんてしたら犯罪で捕まっちゃうし』
??「大丈夫。そこは僕がなんとかするさ」
緑谷『けど、』
??「君を虐めて来た人間に猶予なんて与える必要があるのかい?」
緑谷『!』
??「少し勘違いをしているようだから教えてあげよう」
??「僕は交渉をしに来たのではなく、契約をしに来たんだよ緑谷出久君」
緑谷『なんで、僕の名前…』
何故僕の名前を知っているのか聞く前に、僕の意識は途絶えてしまった。
起きた頃には何事も無かったかのように僕はベッドで寝ていた。
緑谷『そうだ。僕はきっと夢を見ていたんだ』
そう納得したかったけれど、夢ではないと言うように僕の腕にはくっきりとした個性跡があった。
何者かに間近で個性を使われた時に出来る跡。それが1箇所ではなく複数箇所。
何の個性を使われたか分からない。
けれどこの個性跡に対して、僕の本能が警笛を鳴らしているしていることだけは確かだった。
とてもお久しぶりです。
自己満で書いてます。
これからもよろしくお願いします!