僕、神代類はいままでの自分からは想像できない出来事に直面している
人を好きになったのだ
友達さえ作れなかった僕が、だ
いつから、なんて分からない一目惚れかもしれないし、一緒にショーをやろうと、そう言って手を差し伸べてくれたあの時かもしれない
ハロウィンショーの時かもしれないし…司くんとの思い出が次から次へと浮かんでくる
その中のどんな場面でも、司くんは僕の視界に映っていた
それは僕が司くんのことを自然と目で追いかけていたからなのかもしれないけれど
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今では”司くんが好きなこと”を当然のように自覚しているけれど司くんへの恋心を自覚するのにも時間がかかった
最初の頃は変わった子という印象だった
いつも大きな声で喋っているし、司くんの周りにはいつだって人がいた。
そんな姿を見ている内に自分とは関わることのないタイプの人類だと思っていた
ーー後のショー仲間であり、想い人になる人物とも知らずに
一緒にショーをやるようになってからは司くんへの印象が180°変わった
僕がどれだけ無茶苦茶な演出をしようとしたって『それで最高のショーができるのであれば 未来のスター天馬司、完璧なパフォーマンスを披露して見せようではないか!!』なんていって本当に期待以上のパフォーマンスをしてくれるし、妹さんと同い年であるえむくんや寧々に対してお兄ちゃん属性を発揮してしまうし、『誰が変人ワンツーフィニッシュだ!!!』なんていう癖に僕と離れていこうとしないし、
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