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記録物語-R.s.༗《レェズ》メリーさんの執事
《アカシックAワイル編》の続きでございます…
では、続きをご覧下さい。作者より
――?The-Bαckrooms?――
……場所…レベルO( ・口匕″ー)?……
そこは、黄色い壁紙と蛍光灯とカーペット敷きの部屋が目の前に現れる。
【 あなたが注意を怠って、 おかしな所で現実から外れ落ちると、古くて湿ったカーペットの匂いと、単調な黄色の狂気と、最大限にハム音を発する蛍光灯による永遠に続く背景雑音と、約十五兆 m2 を超えて広がるランダムに区分けされた空っぽな部屋部屋へやべやに閉じ込められるだけの、 “The Backrooms” へ行き着くことになるのです。もし、近くで何かがうろうろしているのが聞こえたら、それはきっとあなたが出す音に気付いていることでしょう。あなたに神の救いがあらんことを。 】
オグリ「って、コレ……まるまるネットに書いてある奴だろ…」
…… 一同全員はロビー内を移動していた。
フロッティア「最初の始まりはこんな感じでいいんだよ。元々はバグみたいな現象で迷い込む世界だからな…通常では行く事は困難さ」
瀧奈「少し聞いた事はあるけど……」
ゲーティア「その話を聞く感じだと、意図的にゲートを開いて行く事ってできないの?」
アズラト「できるよ、でも…それをする事は禁じられているんだよ…安全の為にもね」
フロッティア「……お前らが居る理由をつけると、A-sync社がおこなったKV31プロジェクトの低近接磁気歪みシステムに似た現象を科学でも魔法でも同じ方式を使ったと考えれる」…振り向き、こちらに顔を向ける。
アズラト「簡単に言えば強力な磁場を使って次元の歪みを作りゲートを生成する様なことだね」
フロッティア「そして、このプロジェクトと言うのは昔の出来事で、目的では多少は成功したと言えるが、失敗で終わった。ゲート生成の代償として厄災が起こり現実でのスリ抜けバグや地形変化と言ったイレギュラーな事が起きたんだ…」
システムロール『先ほとんどの話は 現在では、ある程度で収まっている事なので心配は無いんですが……会社も財団もコーポレーションも施設の職員が やらかさない 限りは特に何も起こりませんが…」…
ラス「逆から、こちらが何もしなくても偶然で向こうからやって来ると言う事がある…そんなこともあるのですよね…」
フロッティア「まぁね……あの戦争以来から未知が溢れてるせいで、人々の集合意識が乱して産まれた場所や怪異もあるんだから……不思議じゃないね」
メイザー「要するに、いつ何が起ころうと不思議ではない…常に警戒すべきなのだろう」
フロッティア「YES、合ってるよぉ〜」
ジャンヌ「ん?……あの、この壁に何か書かれてるんだけど…なんだろう?」
αメリー「?……読めないや」
フロッティア「あ〜目印みたいなモンだよ」
……そう言いそのまま壁に手を当て、目印の方向にそって歩いて行く。
フロッティア「おかしいな?このまま行けばレベル1へとスリ抜けれるはずなのに…」…何やら少し困っている。
〈ニャー〉と突然背後から何か聞こえる。
ティファレット「何?…」
αメリー「猫?」
……突然、誰かに触れられた感じがする。
瀧奈「どうした、からかってるのか…」
……振り向くと、、、
バベル&ラス「?…重なってる」
2人はバグでも起きたかの様に重なりあって床にスリ抜けている。…
それだけでなく、オグリ&αメリーとティファレットは紅く色付いた壁に吸い込まれていた…
ロディ「2人共!」
瀧奈「αメリー、ティファレット、オグリ」手を伸ばし駆けつけようとするが…左足が引っ張られたかの様に動かず倒れる
ゲーティア「あ、足が底なし沼に居るみたいになってる……」
ジャンヌ「ぬぬぬ…」
ベネット「ひ…引っ張られる」ラス&バベルの2人を引っ張っるがびくともしない
フロッティア「ヤッベぇ…この現象は知らないぞ」
アズラト「後で合流しよう……」
……アズラトは紅く色付いた壁に向かい一緒に壁抜けをするが…
アズラト「否定された」
爻綺「僕が…」強引だがスリ抜けられる。
フロッティア「……おまえら、くれぐれも注意しろよ……」彼はラスとバベルの方へ行き引っ張るのを手伝うがスリ抜けてしまう。
フロッティア「おかしい……ここは見た感じレベル0のはずじゃ……」
……一瞬、空間が歪む……
フロッティア「まさか、模造の……」
3人はそのまま消える。
アレフ「何か天井に…」
ロディ「不思議な感覚だ」
2人は天井に吸い込まれる。
瀧奈『中途半端に埋められていく…』
アズラト「メイザー、お前も来れるなら来い…旅冴!後はヨロ」瀧奈に踏み台にして予想通りに天井へとスリ抜けする…
…メイザーも一緒に成功して行く。
旅冴「…残されちゃったね」
ベネット「何かベタベタする」
ジャンヌ「あ〜服で拭かない」
ゲーティア「……何か声が聞こえる?」
化け物[エンティティ]〈助けて…〉(男性の声)
…化け物がこちらを向いている。
……場面が変わり……
?「ん?通信が悪い…あ〜嫌い!なんによ!ザッバックルームスって!…どうしよう…困ったな…」…
システムロール「そうだ、彼は今居るかな……」
電子機を取り出し誰かに連絡をする。
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……空間は歪み……場面は変わる……
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(生物)鳥か?「キノコ?」
(生物)鳥なのか?「キノコ〜ノコ〜?」
(生物)鳥だよな?「ふぇ〜〜…」
〈ニュキ〉〈ニョキ ニョキ〉土から…
ティファレット「アアアァァァァァァ嗚呼!」地面から生え出て来る。
?女性「アアアァァ!」通りかかった女性は驚いて声が出る。
(生物)鳥…達「ピーーー!」飛んで逃げる。
オグリ「なァァ……?」
横を見ると逆さまに下半身から飛び出ている爻綺が居る…その横にαメリーもいた。
αメリー「?……森だ」
?女性「ねぇ……大丈夫?ちょっと引っ張るからね」そう言い爻綺を引っこ抜く…
爻綺「ふぅ……助かった…嗚呼ァァ!」
?女性「ァァァァ!」
マグロ⁉︎「騒がしい…」(イケボ)
……その女性の顔は皮膚だけで顔がなかった。
――??・backyard?(未知)??――
……場所…レベル不明(森林?)?……
僕ら私達は、現在知られているバックルームズの情報とは掛け離れた場所に来た様だ…
そこは、4つの階層とは違う方向なのだろう…
その顔のない彼女が言うには、僕たちと同じ事例は初めてで、ここが何処なのかも不確だと言っている……
それでも、実際に見て体験し記録した事実は無くマニアの妄想の産物に過ぎない…これが本来ある階層か、または…バグで起きた事なのかは長い事 放浪している彼女ですらわからない。
?女性(ソフィア)「私も改めて、ここの私はフェイスリングと言う分類の種族で、名前はソフィアって言います。いちょう元人間なんだけどね記憶が余り無いの……」
αメリー「おぉ…」ソフィアの顔を見て口が無いのに喋れてる事に関心している。
ソフィア「それで、貴方達は突然のバグでここに来ちゃった感じだし……もし良かったら、経験者である私と行動しない?」
爻綺「お言葉に甘えて、同行します……皆んなもいいよね」
αメリー&ティファレット「うん」「いいよ」
オグリ「大丈夫そうだな」
ソフィア「良かった…」
〈カラン♪カラン♪〉辺り一体に鳴り響く音
ソフィア「あ、木琴の音だ。向こうに小屋があるの…早く行きましょう、夜が来る前に…」そっと優しく手を差し出す
αメリー「うん」ソフィアと手を繋ぎ歩く
ティファレット「もふもふ…」オグリを抱える
オグリ「オイ…変な手で触んな…」
……3人1匹は奥へと道を歩いて行く……
ネズミがウロウロと騒めく…
……場面は変わり……
――バックルームズ・ロビー?――
怪物[エンティティ]〈痛いよ…助けデオォ母ザン〉
ベネット「うぅ……なんか嫌な…」
ジャンヌ「確かに嫌な感じだ…」
旅冴「擬態…相手の同族を模倣して誘き出すタイプか……しかも頑丈で速い…」
……突然、背後から小さな子供が現れる
ゲーティア「あの子…足を怪我をしてる」
子供「ヒク…助けてぐださい…」泣きながら助けを求めている…
ゲーティア「大丈夫、こっちに…」子供に近寄る
旅冴「!!……ダメだ!その子は…シ……」
子供&怪物[エンティティ]「助ケテ…」〈お姉ちゃん〉
……子供の亡骸を使い声を真似て呼び誘っていた……
ゲーティア「え……いや…」
旅冴「危ない!」ゲーティアの手を引き、そのまま身代わりになってしまう
旅冴「うッ……」右腕が深く切り裂かれ血が飛び出る……
が、その飛び散った血は…
子供&怪物[エンティティ]〈ゥゥゥヴ〉
旅冴「ドロドロ…」
……怪物は旅冴の血に侵食され苦しみ、
子供の亡骸はバラバラになった。
ゲーティア「スゥ…吹き飛べ!」魔法を放つ
……攻撃は当たり怪物は倒れる、
旅冴「あれ…効くのかな…」
〈ゴツン〉と鉄の音がする。
ベネット「あぁぁ!」
ジャンヌ「もう動くなー!」
……2人は怪物をタコ殴りしている
システムロール『あの……急に電波途切れたり騒がしい音がしたのですが……大丈夫ですか」
旅冴「あ、うん……大丈夫そう…」
システムロール『そうですか、今の所…安全が確認できるのは貴方達だけですね。では、階段を探して降りてください……他の方も確認したいので一旦途絶えます」
……通信が途絶える。
旅冴「みんな…先を急ごう…」3人の方を見る
ゲーティア「何これ…生きてる?」
ジャンヌ「ゾンビなのでしょうか」
ベネット「でも、衰弱してきてる」
3人は亡骸を観察している…
旅冴「……」動く臓器に血を一滴垂らす…
すると、臓器は激しく動き腐り枯れていく。
旅冴「多分、これが書いてあった未知の菌かウィルスなんだろう……少しずつペスト先生が配合した薬を飲んだ方がいい理由がわかる…」
ジャンヌ「これだっけ……薬だから味とかね…」
ゲーティア「……苦く無いよ」少し飲んだ。
旅冴「初めて来るから少し慣れないとな…」そう言い怪物の一部を食べる…
ベネット「うぇ……食べるの!?」
旅冴「僕は、戦闘向きの能力じゃないけど…環境適応や僕の血肉を使った事は飛び抜けてるから…」…
……旅冴はベネットに近づき傷口に自身の血を一滴かけると傷口は塞がっていく。
ベネット「何か不思議な感触…かゆい」
旅冴「DNAや記録などを分析して不死身の様に肉体も再生できるよ、例え…ひき肉になっだとしてもね」
ベネット「やべ、肉がえぐれた」
ジャンヌ「何やってんだよ」
旅冴「大丈夫、汚く古くなった細胞が取れて新しく再生するだけだから」
ゲーティア「ほ…包帯を……」ベネットに包帯を巻いてあげる…
ジャンヌ「あ、消毒液…落としたよ」
……転がっていく消毒液は、突然と消える、不思議に思い向かうと…
ジャンヌ「階段だ……」
ゲーティア「?……本当だ…」
……場面は変わり……嵐が石砦……
3人…ラス、バベル、フロッティア、は…
…辺りを探索していた。
フロッティア「あれは城?…と言うことは、嵐が石砦[ストームストーンキープ]か、彼は元気かな…いや、暇をしてるだろうな…この天気じゃ」
……外は、曇っていた。
バベル「……誰だ」木々の方を見る
…すると大きな蛾が飛んでいた、
ラス「大きな蛾ですね…」
フロッティア「デスモスだね…オスかな?」
……デスモスと言う蛾がフロッティアの方へ飛んで行くと胸元へとつかまる、
フロッティア「ん?首輪が付いてるって事は…もしかして…やっぱりモズクか!」
……その蛾はモズクと名付けられていた。
城の方から金属の音と共に誰か来る。
青い騎士「久しぶりのお客だ」来て早々と携帯[フィーチャーフォン]のカメラでパシャっとフラッシュと共に3人と1匹を写真に撮る。
フロッティア「眩しい……」
モズク「!」羽をパタパタする
ラス「…人間……では無さそうですね」
青い騎士「……はい。ですが、貴方に危害を与えません。…決して」
……3人は城の方へと案内される、
フロッティア「ブラウ、息災であったか」
青い騎士「…急に難しい言葉をよしてくださいフロッティアさん……でも、大丈夫ですよ…今も……」
フロッティア「その割には、外は曇ってたがな……なぁ、モズクよ」
…モズクは羽をパタパタとフロッティアの頭上で嬉しそうにしたいる。
青い騎士「…偶に人肌が恋しい時があるので、こんな私でも……」
バベル「青い騎士…いや…ブラウ、出口を知ってなお自ら出ようとしないのは何故だ…環境的に住み難いここで1人で」
ラス「ここら一面の草木は変な色をしていて毒物だらけですし……確かに」
青い騎士「呼び方は、青い騎士…青さん…サリ…ヨロイさん…ブラウ…と、お好きな様にいいです。私は多分…出れないのです……出れたとしても……私のような…実体の周りに人がいることが本当に安全かどうかは疑問でしかないのです。」
フロッティア「ブラウ……」
青い騎士「この場所を離れたい……私はレベル4、レベル6.1、またはレベル11に住みたいと思っている…けれど……」
ラス「試しに外に出てみてはどうでしょうか?…もしダメでしたら戻れば」
青い騎士「それは……もしかしたら私はココのレベルそのモノで出れない可能性もあるのです。私の感情で天候が変化する理由はそうなんじゃないかって……そう……そう思うって…思ってじまうのです。」
フロッティア「まぁ落ち込むな……でも、ちょ〜突然バグって来た場所がココで良かった。少しゆっくりしていこう…土産話をしてやるよ」
青い騎士「……ありがとうございます。」
……青い騎士は城を指差して、
青い騎士「では行きましょう。原因は何であれブランシュさんに後で聞きに行けば良いと思います、本もありますし。」
フロッティア「……行こう、ほら」
ラス&バベル「はい」「あぁ…」
……全員は城の方へと向かう、
青い騎士「紅茶が確かあったはずですので久しぶりに持て成しができます。」
フロッティア「ブラウ……保管管理は大丈夫なのか?変化したり腐ってないよなぁ?」
青い騎士「大丈夫です。……多分…」
フロッティア「多分…か……」
……少し…雨が降ってくる。
続く→