テラーノベル
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先程の1戦から数分…
場所は繁華街へ…
走馬「は?!」
走馬「眩 し…つ くづくネオンってのには慣れないな…」
飛鳥「アンタの目が弱いんでしょ目が」
走馬「えぇ…」
( 流石に理不尽だろおい… )
飛鳥「一応基地はここを抜けて裏路地を進むとあるわ、さっきみたいなのまた居るかもだから気をつけなさいね」
走馬「お、おう」
飛鳥「? どうかしたの?」
走馬「いや、さっきのサイバーモンスターってのがなんなのかなって」
飛鳥「そういう事ね、あいつらサイバーモンスターってのは変異した人間の事を言うのよ」
走馬「変異、?」
飛鳥「そ、確かね」
走馬「また曖昧だな…」
飛鳥「まぁ細かい事は気にしない気にしない、それでヤツらは2種類あって、確か薬物かなんかを摂取したヤツらと機械から形成されてるヤツら、この2種類よ」
走馬「2種類か…ってなるとさっきの”アイツ”は機械の類か?」
飛鳥「いいえ、あれば人間よ」
走馬「は、?!」
飛鳥「何も驚く事じゃないわよ、ヤク中の末路は基本あんなもんよ」
走馬「お前それなのにあの人を殺したのかよ…?!
助かる可能性もあったんじゃないか?!」
飛鳥「いいえ、ないわ」
走馬「なんでそう言いきれんだよ」
飛鳥「サイバーモンスターには種類がもう2つある、それは言語よ 」
走馬「言語、? さっきの意味わかんないやつか?」
走馬「そ、自我が残ってるやつは人の言葉を話すし助かる見込みはまだある… だけどさっきのアイツみたいなのは自我も失って助けることは不可能な類のヤツらよ」
走馬「そんな…でもなんで助からない前提なんだよ、たかが言語の違いだろ、?」
飛鳥「ったく、アンタはつくづくバカね、アイツらはただのサイバーモンスターじゃないんだよ、取り返しがつかないくらい肉体を強化しすぎたヤツらって言えばいいか? 」
走馬「って事はー…肉体を変化させ過ぎて助けられないってことか?」
飛鳥「んまそんなとこ、本当はアイツら遭遇したら逃げるのが本来やるべき事なんだけどね」
走馬「お前その癖してアイツ殺してたのかよ」
飛鳥「臨時よ臨時、本当は殲滅用の部隊って言うかそんな感じの能力全開で使う人達が居るけどな」
走馬「ならその人に任せた方いいんじゃないか? ってかちょうどいいとこにそのポスターが…」
そこを見るとその部隊の入隊内容が書いており…
飛鳥「ん、なんて書いてんの?」
走馬「入隊希望者募集、5名まで…え?5名だけ?」
飛鳥「まぁ特殊だしね、そりゃ限られるでしょ」
走馬「そうなると随分強い人に限られそうだな〜、偏見だけど」
飛鳥「実際そうだけどね」
飛鳥「あ、ちなみにあそこの路地を裏側にね」
そう言って大きな看板の横にある細い裏路地を指さし
走馬「分かった」
歩くこと約1分…
飛鳥「こっから歩いて5分ってとこね」
走馬「気味の悪い真っ暗な場所だな…サイバーモンスターなんか出てきたらたまったもんじゃないな…」
飛鳥「それで出てきたらアンタのせいな」
走馬「は?!なんでだよ!!」
飛鳥「だってフラグ立てたじゃん、アホなの?」
走馬「う、うっせぇな…」
走馬「ん、対向から誰か来るな 」
そう言って前方を見るとそこには2人ほどの人影が
飛鳥「警戒しときなさい、ここに居るヤツはろくな奴居ないから」
走馬「お、おけ」
そう言って2人は無言で進み
進むにつれて人影がクッキリしてくる、そこに居るのは…
男A「よぉ、さっきの兄ちゃん」
男C「それにクソビッチもよォ…」
飛鳥「んなっ、?!」
( なんで生きてんだ、?! さっき丸焦げにしたはずじゃ… )
走馬「またお前らか、今度は何の用だ?」
男A「お”前”ら”を”ぶっ”殺”す”」
走馬「は?」
男C「もう俺らはさっきの俺らじゃねェ……
今の俺らは無”敵”な”ん”だよォ”ォ”ォ”ォ”!!!」
すると男2人はポケットから注射器のような物を取り出し
飛鳥「アイツら…まさか、?!」
男A・C「ウ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!!!」
走馬「なにっ?!」
すると男2人は外観が先程の外観から大きく変わり、男Aは巨大化したかと思えば至る所が蛍光色で光っており、
男Cは両手が巨大化し、その身体からは無数の棘が突き出て
飛鳥「やっぱり、こいつらサイバーモンスターよ!!」
走馬「こいつらもか?! ってまさか…あのさっきの注射が原因か?」
飛鳥「その可能性が大きいわね、とりあえずアンタはそっち逃げてなさい!!」
そう言うと少し開けた裏路地の道を指さし
走馬「お前はどうすんだよ!」
飛鳥「今からじゃ特殊部隊も絶対誰も来ない、だからできるだけ私が引き止めておくからアンタは部隊でも呼んどきなさい!!」
走馬「でも俺…お前の事置いてくなんか出来るわけねぇだろ!!
もしもお前に何かあったらどうすんだ!!」
飛鳥「あぁもうグダグダうっさいわね!!
いいから行きなさいってのよ!!もし街 に被害が出たら私以上の問題よこのドアホ!!」
走馬「くっ…わ、分かったよ分かった、!! その代わり絶対生きて帰ってこいよ」
飛鳥「当たり前よこのタコ」
男A「ほらほらぁ、そんなアニメみたいな事してると死んじまうぜ〜?」
そう言ってゆっくり2人に近づき
走馬「ハッ……ハッ……」
その光景を見るなり咄嗟に飛鳥に言われた方向に走り出し
走馬「部隊、!部、…ハァ……部隊に連絡入れねぇと…!!」
男C「ありゃりゃ〜、すっかり裏切られちゃったなァ〜、」
男A 「さっきはあんな強気だったのにビビってんのか〜?」
飛鳥「へっ、勘違いも大概にしなさい、アイツはそれほど馬鹿じゃないわよ」
男A「どの口”が言”っ”てんだァ”ァ”ァ”ァ”!!!」
そうすると物凄い勢いで
飛鳥目掛けて突進し
飛鳥「危なっ、!!」
ギリギリで突進を避け背後に回る…がしかしそこには…
男C「ザぁんねぇ〜ん、後ろに回れたからってこっちには俺がいんだよォ!!!」
男A「へへっ、バカなのはお前の方だったな、挟み撃ちでお前の身体全部吹き飛ばしてやらァ”!!!」
飛鳥「チッ、挟み撃ちか…」
男A 「行”く”ぜぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”!!!!」
そう大声を出すと飛鳥を潰し滅多刺しにしようと針まみれのサイバーモンスター目掛けて突進し
飛鳥「……これだ、!!」
男C「オラオラぁ”ぁ”!!」
男A「死”ね”ぇ”ぇ”ぇ”ぇ”!!!」
飛鳥「あんたらが死んでなさい!!」
そう言うと華麗にジャンプしてCの上を飛び越え
男C「んなっ?!」
飛鳥「ばーか、アイツが巨大でもアンタの巨大なのは手だけでしょ?」
男A「チッ、面倒だぜぇ…」
男C「え”え”ぇ”ぇ”ぇ”い”、!!!
こうなったらあの男の事ぶっ”殺”し”て”や”ら”ァ”!!」
そう言うと突然CはAを突き飛ばすかのような速度で走馬の走った方向へ向かい
飛鳥「は、?アイツ何してるわけ、?」
男A「今ダァっ!!」
「ブチャァッ」
飛鳥「いだっ!!
うえっ、なにこれ?!」
するとモンスターAの身体の蛍光色に光る部分から吹き出された粘着質のある謎の粘液で手足を壁に拘束されてしまい
男A「なんだァこれ、勢いでやったら案外上手く行ったじゃねぇかァ…笑」
不気味な笑みを浮かべており
飛鳥「クッソ、気色悪い…」
男A「さぁお前、さっきはよくも色々としてくれたなぁ?」
飛鳥「知るかボケが、クソは黙って寝てろこのカス」
男A「あ〜怖い怖い〜
…………
さぁそろそろ俺の仲間がお前のお仲間ぶち殺してくれてるんじゃないかぁ〜?」
飛鳥「んなっ、!!」
一方その頃走馬達は……
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