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収録が始まると、二人はお互いに少し緊張した様子でスタジオに入っていった。スタッフが指示を出し、マイクがセットされ、すぐに本番が始まる。
監督: 「はい、じゃあ、セリフの流れを確認して…さぁ、入野くん、内山くん、よろしくね！」
入野自由はあくまでクールに、内山昂輝は少し緊張した面持ちでセリフを言い始める。だが、入野自由は内山昂輝の真面目な様子を見て、またしても意地悪い一言を言いたくなる。
入野自由: 「なぁ、お前、声も素直だね。もっと大人っぽくしてみたら？」
内山は、またもや入野の言葉に驚く。彼は冷静にしようとするが、その目の前で入野がにっこりと微笑んで、再びからかってきた。
内山昂輝: 「あ、あの、入野さん…」
入野自由: 「ん？どうしたの？」
内山昂輝: 「あまり…からかわないでください…」
それでも、入野自由はわざと無邪気に言う。
入野自由: 「なんで？君、ちょっと照れすぎじゃない？」
内山昂輝は真剣に考え、どうしても入野自由の言動が過剰に思えてしまう。しかし、またそれが何とも言えない魅力に感じてきた。
内山昂輝: 「あ、いや、なんでもないです…。すみません。」
収録は一旦休憩に入り、スタッフが調整を始める。入野自由はその瞬間を見逃さず、内山昂輝に近づく。
入野自由: 「ねぇ、さっきからずっと気になってるんだけど…本当に緊張しすぎだよ。リラックスしていいんだよ？」
内山昂輝: 「あ、はい…でも、ちょっと、やっぱり慣れなくて…。」
入野自由は内山昂輝の恥ずかしそうな顔を見て、内心で少しだけ可愛いと思う自分に気づく。普段は冷静で大人っぽい自分が、内山昂輝の前では、つい無邪気にからかってしまうことが少し気になり始める。
入野自由: 「いいよ、無理にでもリラックスして。僕、君のことからかってるだけだから。」
内山昂輝: 「うぅ…わかりました、でも、どうしても…。」
入野自由はふっと笑って、少し肩をすくめる。
入野自由: 「本当に素直だな、君は。可愛いけど、あまり恥ずかしがらなくていいんだよ。」
内山はまた赤くなりながらも、入野の言葉に少しだけ安心したような気がした。彼の言動が少しずつ心地よく感じてきたことを、内山はまだ気づいていない。
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