大切な日だから

スマイル視点

1月16日

明日は白尾国建国記念日で今年建国6年を迎えた

毎年この日はみんなでパーティーをしてワイワイお祝いをしていたのだが今年はNakamuが外交、シャークんがその護衛、Broooockが潜入任務、きりやんも別の国へと外交、きんときも任務と、俺以外予定が入ってしょうがないので今年の分は来年に回すという事になった

が、まぁ、そんなんで俺が納得する訳でもなく、メンバーが帰ってくるのは18時半頃だと言うのでそれまでに1人でパーティーの準備をしてびっくりさせてやろうという計画だ

…ちょっとだけ楽しみ……

〜次の日〜

1月17日

na「じゃあよろしくね、スマイル」

sha「大丈夫か？w」

kn「いや、国をまわす事はスマイルは出来るだろうけど自分の身を守れるかが心配w」

br「いやもうほんとそれ」

kr「お前建国記念日に国崩壊すんなよ？」

sm「分かってるから早く行け」

na「ww居心地悪くなった？w」

sm「いいから行けってば！」

kn「はいはいw行ってきマースw」

ふぅ…やっと出掛けた……

さて…やるか

まず料理をどうするか毎年きりやんが担当していたので今年は…まぁ普通に考えて俺しか居ないんだが

飾りはまぁ、モールと風船とクラッカーあれば十分だろくす玉は……作るか……

まぁ、ドリンクはお茶と水は必須でコーラぐらい置いといて……ビールにシャンパンにワインと……きんとき用に…子供ビールw？

後は甘党の為にケーキでも作っとけばいいだろ

計画を立てて取り掛かる

料理はちょっと前のアニメイト国との外交で振る舞われた物(コラボカフェ)にした

飾りは全てメンバーカラーにするとごちゃごちゃして汚いのでメンバーカラーは風船だけに取り入れて後は白色で統一した

ドリンクは城下町の隅っこに酒屋があったのでそこの店長にオススメの物を選んでもらった

ケーキは「プリントケーキを注文出来るところがある」と前にNakamuに教えられた店があったのでそこの店に3日前ぐらいに予約しておいた

準備万端！！と思ったが俺は一番大事な事に気づかなかった

…あいつら任務終わっても書類残ってんじゃん！！

って事でどうせ明日はお酒で頭痛がするとか言いそうなので明後日の分まで全員分終わらせた

疲れた……最後やっとの思いでくす玉を食堂の高めの天井にぶら下げてそのまま脚立の1番上でうたた寝してしまった……

きんとき視点

任務が終わってたまたま帰り道の途中で全員ばったり会ったのでみんなで喋りながら城へ戻っている

na「疲れた〜あの城の総統圧がすごいから冷や汗かいた」

br「お腹すいたよぉ」

kr「今日どうしよ冷蔵庫なんかあったっけ？」

kn「6周年なのに会話がいつも通り過ぎて草なんだけど」

na「まじで今日ぐらいゆっくりしたかったな〜」

sha「風呂にバ〇入れる？w」

kn「いやwwwこの疲れ入浴剤一個で解決するか？w」

kr「寒いしとりあえず走って帰ろうぜ」

kr「今日はスマイル居ないから誰も遅れて無いなw」

kn「あいつの体力がカス過ぎるんだよ」

sha「引きこもりw」

na「ほら早く帰んないとあいつ夕飯抜いて寝るから早く行こ」

そして城に着き、食堂へやって来た訳だが

na「ただいまぁスマｉ」

br「なになｎ」

WT-sm「え？」

この状況を説明すると朝は何にも無かった食堂に豪華な料理とケーキと飲み物が並び、壁と天井はキラキラしたモールやら風船やらが取り付けられ真ん中の天井には大きなくす玉がぶら下げられており、その下に脚立の一番上という事なんとも危険なところで眠っているスマイルの姿が

br「これはどう言うリアクションをしたら良いの…？」

sha「とりあえずスマイル何とかしようぜ」

na「どうやって？スマイル片手で抱っこしながら脚立降りるのは危なすぎない？」

kr「もうこの際落としちゃおうぜ、下でキャッチするから」

na「あ、それがいいね」←ゑ

まじかNakamu

sha「じゃあこっち側押すからきんとき反対でキャッチして」

俺なんだw

kn「ほーい」

sha「いくぞー、ほい。」

落ちてくるスマイルの背中を後ろから受け止めるかっるw後ろに倒れ込むつもりだったのに全然そんな必要無かったわ

sm「んん……」

今の衝撃でスマイルが目を覚ます

sm「……。」

sm「何これ…」

うん、だろうね言っちゃえば後ろからハグしてる状態とほぼ同じだもん

na「おはよ、スマイル、早速聞くけどこれは何かな？」

sm「これは…別に……」

kn「そんなにやりたかった？パーティー」

sm「だって……大切な日だから……((ﾎﾞｿ」

br「でもなんか意外だったw」

kr「ねw手料理にオーダーケーキに、お前ここまでするんだって思ったw」

sm「いいだろ別に、かくいうお前らもやりたそうだったじゃん」

na「ま、いいや！パーティー始めようぜ！」

na「6周年おめでとう！！乾杯！！！！」

WT-sm「乾杯！！！！」

kr「何これ子供ビールwww？」

sm「だってきんときお酒弱いじゃん…」

kn「だからってお前子供ビール買うこと無いだろw」

br「ねぇくす玉割ろうよ！」

na「いくぞー！！3！2！1！」

中からは”6周年おめでとう！”っていう紙とカラフルな紙吹雪が落ちてきた

na「これ作ったの？！」

sm「おう」

br「すごw」

kr「あ〜この後書類やんなきゃと思うとだるいw」

br「なぁ↑んでそういう事言うぅ〜」

sm「ふん、感謝しろ、明後日の分までやってやった」

na「え！！！まじぃ！！？！？」

sm「どうせ明日はアルコール頭痛で潰れると思って」

kn「え？俺の分も？」

sm「俺一人で酔っ払いの面倒見るのはやだったからやった」

kn「あ〜wなるほどねw」

kr「なんだよ〜やれば出来んじゃん！さてはスマイル俺たちの事大好きだったり？」

酔い始めたw

sm「くっ付くな！！ただ気が向いただけだ！！」

br「もぉ〜ツンデレなんだからぁ〜」

sm「うるさい！二度とやらないぞ」

始まったw

でも俺気づいたよ、全員のグラスの底にちっちゃく＂大好き＂って書いてあるの

ほんと、スマイルにとって、俺らにとってもだけど、今日は大切な日なんだね

END