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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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「小春ちゃんはなんで写真部に入ったの?」

「….小学生の頃、好きな季節についての話になったんです」

「ほう」

「私は冬と秋の間の季節が好きだったんですけど…」

「冬と秋ねぇ、いいよねそういう間の季節!」

私が話している間、

先輩は熱心に私の話に相槌を打ってくれた。

「四択なのにその考えは無いってバカにされちゃって…」

「だから、私みたいな人が他にもいるかもしれないって思って….」

「それで写真部に入ったと…」

「そうです」

先輩はうーんと唸ったあと、

「なんかいいね。そういうの!」

と笑いかけた。

初めて私の考えに同意してくれた人に

出会えたせいか、

私は桜芽先輩に恋してしまったようだ。


「小春ちゃんの家ってどこら辺?」

「○○駅の近くです」

「じゃあそこまで送るね」

「え、いいですよ?」

「いいからいいから、遠慮しなくていいって!」

「….じゃあ、お願いします?」

「なんで疑問形なのさ」

そう笑いながら先輩は私の手を引いた。


他の女子にも

こんなことをしているのかと考えると、

やけに胸が痛くなった。

君と見た。仄明るく光る、1つの月を

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