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“手取り足取り”
という言葉がある
俺はもう二度と
その言葉を自分の口から
出すことはないだろう
だって……
まさかこんなことになるなんて、
「っあ……///や、ぁう……んんっ」
暗闇に俺の嬌声が響く、
くく、と喉を鳴らして笑うのは
大好きな啓太郎だ
「ふふ、うきちゃん、気持ちい?」
俺は答えずに啓太郎から
顔を背けて目を見ないようにする
だって目を見ちゃったら
気持ち良さに負けてしまう、。
俺が黙ってると
「浮ちゃんは本当に素直じゃないねぇ」
と、としちゃんが俺の耳元で言う
そしてそのまま耳朶を食まれる
「んっ…///」
つい声が漏れてしまう
人間の欲求って怖いよなぁ、
自分が望んで無いようでも
身体は一つ一つの快感に素直に
律儀に反応してしまうのだから
「浮ちゃんはさぁ、口は災いの元って知ってる?」
「ぇ…。」
唐突にそんなことを
啓太郎は俺に聞く、
知ってるけど…
それが何?
何の関係が……
「ぅ、!///」
わっちの言葉の意味を
考えてたら
いきなり啓太郎が
俺のモノを強く握った
「んぁぁんっ///」
堪らず声が出てしまう、
何で、何で俺がこんな事に……
考えても考えても
俺の足らない頭では
理由が分かんない
ぐるぐるしてたら
としちゃんが
ふふ、
と愉しげに笑って
俺の耳元で囁いた
「何で今こんなことになってるのか、意味分かってないでしょ?」
!?
何でとしちゃん
俺が考えてること解るんだよ……
また考え込んでたら
「図星、ね」
と付け加えられた
はぁあ、としちゃんは本当に
勘が良いんだから…
ああ、
違う違うんだよ
長岡亮介よ
そんなことを
呑気に考えている暇は
無いんだ
俺は俺自身に
心の中で言い聞かせる
そう、
今まさに悩まなければ
解決しなければならないことは
俺がわっちと、、としちゃんに
襲われているという事実だ。
危うく現実逃避に入る所だった