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ENDLESS GAME
第4章 「GAME START」
茜「霧の中に入ったのは良いけれど…、この霧、何処まで続くのかしら?それに、心なしか寒い感じもする…😥」
茜は、霧の中を歩き続けていた。…何分歩いたか分からなくなる程に。
茜「(本当にリアルなゲームだな…、細部まで拘り抜いて作ったのね、きっと)」
そんな事を考えながら歩き続けていると、出口が現れた。
茜「あっ、出口だ‼️…やっと出られた~」
霧の中から抜け出すと、原っぱの様な場所に出た。そして、その先には赤い屋根の一軒家らしき建物があった。
茜「(あそこがダンジョンなのかな?良くあるパターンだと、家の中に入ったらドアが閉まって…それから、「貴方は、この家に閉じ込められてしまいました。」とかいう声が聞こえて来て…プレイヤーが「ここから脱出しよう‼️」とか言って始まるのよね😃)」
茜は、その家に向かって歩き出した。しかし、家に向かうのに夢中で背後から着いてくる存在に気づかなかった。(何処の某名探偵?)
???「(ガスをまく)」
茜「(…あれ?何だか、眠くなってきた…このゲームの仕様なのかな?)」
茜が気がつくと、そこは子供部屋(女の子の)だった。数分後、テロップが流れた。
???「茜は友人と空き家を探検していた。帰ろうとして気がつくと友人は居なくなっており、部屋に閉じ込められていた‼️友人を見つけて脱出しなくては‼️」
茜「ゲームが始まったわね。とりあえず、まずはこの子供部屋から出ないといけないのかな?…ドアは…開かないわね。とりあえず、鍵を探さないと…」
茜はまず、机の引き出しから探す事にした。
茜「こういう時は、机の引き出しとかに鍵が入っていたりするのよね…あれ?一つだけ鍵が掛かってる…」
机の引き出しを上から一つ一つ開けていくと、アイテム(ネジ巻き、ぬいぐるみ)を見つけた。しかし、鍵は見つからなかった。
茜「この引き出しは、後にしよう。まずはアイテムを探してみないと‼️」
茜は、部屋をくまなく探した。すると、布団の中で赤い鍵(小さい)を発見した。
茜「ドアの鍵にしては、小さいな…やっぱり、鍵穴が合わない…😥」
茜「もしかしたら、引き出しの鍵かもしれない‼️」(ガチッ)
引き出しの鍵が開いた。
茜「何が入っているんだろう?…日記?と女の子の人形…これを使って、何か出来ないかな?」
茜は、考え続けた…。しかし、答えが分からなかった。
茜「アイテムが足りないのかな…、さっぱり分からないわ。…あっ、ヒントボタンがある!押して見よう‼️」
茜は、ボタンを押した。
ヒント「引き出しの中には、女の子の人形があったね。良く見ると、背中に丸い穴がある!何の穴だろう?」
茜「女の子の背中に丸い穴…、もしかしたら‼️」
茜は、ネジ巻きを穴に入れて回した。すると、人形の目が光り文字が浮かんできた。「SATURN」
茜「SATURN…土星?何処かに入れるパスワードか何かかな?」
しかし、パスワードを打ち込む場所は見つからなかった…。
茜「うーん…、分からないわ。とりあえず、またヒント見てみようっと‼️」
茜は、ヒントボタンを再び押した…。
第4章 END