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8ヶ月も終わろうとしてる。

いつまで仕事しようかなぁと、悩んでる。



深澤「だいぶ、お腹でてきたねー」

○○「ん、そして、最近、よく張る気がするんだよね。今は痛くは無いけど…あ、また…」

深澤「ちょ、休んどきな?」

○○「ん、ごめん、ありがとう…」


言葉に甘えて、休憩室で少し横になる。

明日は検診。

最近、よく張りを感じる。痛みはなくてもなんか、お腹がカチカチで重たくて。

ネットでみたら、あまり良くないみたいに書いてあったり。少し不安。

シゲさんの奥さんにも聞いてみたら、そういうときは、ちょっと安静にしてみて、それでも張りが強くなったり、痛み出したら病院に連絡って言ってた。

だから、すぐ横になるようには家でもしてるんだけど、こんなだから、中々家事も進まない……


15分くらい経ったかなぁ。

だいぶ、落ち着いたし、胎動も感じる!


ゆっくり起き上がり、座って、しばらくして、ホールに戻る。



絵里「大丈夫??」

○○「うん、ごめんね…」


みんなは気にするなっていうけど、なんか申し訳なく思っちゃう。



スタッフA「いいわよねー、妊婦さんは。妊娠なんて病気じゃないのに。お腹張ったーとかでサボれて。こっちは大変なのに。周りにちやほやされて。」

スタッフB「あんたも、さっさと子供作ればいいんじゃない?(笑)」

スタッフA「やーだ(笑)そんな、誰かさんみたいに、男ならだれでもいいわけじゃないからー(笑)」

スタッフB「あはっ(笑)結婚もほんとか分からないもんねー(笑)」


なんて言われる始末。


まーだいってんのか、この人たち…

呆れてしまう。



深澤「○○!あ、さっきより、顔色よくなったね!」

スタッフB「でたでた。深澤くんが甘やかすからこうなんだよねー、」

スタッフA「実は深澤くんの子供でしたー、だったりして(笑)」


絵里「好きだねー、そういう発想。まぁ私も嫌いでは無いけど(笑)喋ってる暇あるなら、仕事してくんない?さっさと、トイレ誘導して。」

深澤「あ、トイレ誘導は終わってるー!○○、あとこれ、お願いできる?」


そう言って渡された、乾いたタオルや服を座って畳む。


深澤「あと、ここに置いとくねー!」

○○「うわ。こんなに?(笑)」

深澤「ん、今日はたくさん(笑)部屋に溜め込んでた—–さんの全部洗ったからね(笑)」

○○「なるほど!(笑)」

深澤「ゆっくりでいいからね?」

○○「ありがと!」


深澤くんや、御局様は、こうやって、負担の軽い仕事を回してくれて。残りは全部してくれてる。絵里もそれを見て手伝ってくれる。けど、さっきの2人みたいなスタッフもいる。


スタッフA「あーら、呑気に洗濯物たたみ?」

スタッフB「それで、私たちより給料多いとか、やってらんないよねー」

スタッフA「ほんと。なんでこんな人がモテるんだろねー。深澤くんも趣味悪(笑)」

スタッフB「あのお局もさ、結局手のひら返してさー。」


そんな立ち話する暇あるの??

ホールでは、深澤くんが、バタバタと動いてる。絵里は記録してる。多分夕飯準備の合間だ。


私は相手にせず、畳み終えたものをカゴにいれ片付けようと、立ち上がる。



その時だった。


ドン💥


スタッフA「あーら。ごめんなさい。」

スタッフB「お腹重くて立てなかった??(笑)」


痛………



絵里「ちょ、○○!?あんた達、今何したの?」

深澤「なんかすごい音したけど……っ!○○??」


○○「……だ、大丈夫、大丈夫。」


大丈夫とはいうけど、不安。

明らかに今、2人に押された。ぶつかるフリして。


部長「○○さん、大丈夫??お腹とか、腰打ってない??ちょっと横になってな?もう、今日は仕事いいから!深澤くん、休憩室連れてって!あと、そこの2人。業務後、事務所きて。」

深澤「え?あ、はい!」

絵里「深澤くん、こっちはいいから、しばらく付き添ってて。夕飯はできてるから大丈夫だし」

深澤「ありがと」



休憩室に行き、横になる。


深澤「大丈夫?」

そう言って、腰を、さすってくれた。



○○「……ありがと……。」

深澤「何があったの…?」

○○「……ん?ぶつかっただけ。それで私が……ッ!ったた……」


張りが強くなりだした。


深澤「○○??」

○○「…大丈夫。」

深澤「その大丈夫は、大丈夫じゃないやつでしょ。不安なら病院で診てもらおう?ね?」

○○「……大丈夫。泣。」

深澤「照に連絡するよ?」

○○「ん、大丈夫。どうせ、仕事抜けられないだろうし、今日忙しいって言ってたから。帰りも遅くなるって…」


最近、照なんか隠してる気がする。

2人の為に照らす光

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