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リクエスト
元動画「こんな告白は嫌だ」
こんなに告白を断っていたらもはやいつか危害を加えられるんじゃないか。そんなことを思ったことはあるだろうか。多分、ほとんどの人がないだろう。
「ねえ、お願い、付き合って」
「無理って言ってんじゃん、しつこいってば」
何回目の告白だろうか。最初はもっと真面目だった。でも最近はただただ想いを伝える頻度が増えたのとアピールが尋常じゃなくなっていた。
「好きなんだよ?付き合ってよ」
「いやだ」
「なんで?」
「俺しつこい人嫌いって言ってるよね」
「うん」
「だから無理」
「でもjpは俺が1回目言った時も断った」
「俺恋愛対象女の子だから」
「俺も別に男じゃないよ」
「は?俺男だけど」
「うん、だからjpは特別なの」
「マジで意味がわかんない」
「はよー、ってお前らまたやってんの?」
「マジで助けて」
「むりー、イチャイチャは外でやってろ」
周りは俺らがおちゃらけてるようにしか見えないらしい。俺は本当に困ってんのに。
「帰って」
「また来るね」
「こう来ないで」
言うことは結構素直に聞いてくれるんだけど、あまりにもしつこすぎる。
「いつまで続くの?そろそろOKしろよ」
「はぁ?なんで俺が…そもそも俺女の子が恋愛対象なんだってば」
「いやいや、嘘だろって笑お前だってゲイなんだろ?」
「は?なんでそうなんの」
「え、だってあいつのストーリーによく上がってるぜ?お前の寝顔とか…色々、というか付き合ってるんじゃねぇの?」
「…は?俺知らねぇ、見せろ」
「え、ちょまって、スマホスマホ…」
「あった、これ」
「……なに、これ」
そこには、明らかに盗撮されたような写真ばかりだった。
「え、お前ら同棲してんじゃねぇの?」
「は!?いやしてねぇよ!!」
「てっきり盗撮風なのかと思ったわ、」
「…なんで、あいつがこんな写真、」
「というかお前したともに入れられてないだけで、これ結構な人に見られてると思うぞ?」
「嘘だろ?」
「えがちだって、周りではいつまであれやってるんだろうって話してたし…」
「いや俺知らんよ、それ」
「え、じゃあ何、全部あいつの勝手な行動?」
「…おかしいだろ、なんで…」
いつ盗撮された?いつからこんなことが怒ってる?
「気持ち悪い……」
その写真を見る度俺は吐き気がしそうだった。
「ごめん、今日帰る、」
「お、おう…」
なんでそこまで俺に執着するんだ。なんだそこまで、俺にまとわりつくんだ。自分でも理解できなかった。
「水…」
「あれ、jp。どうしたの?」
「っ、!」
「お前、あれどういうことだよ!!」
「あれって?」
「写真のことだよ!!なんでお前が…」
「あれ、やっと分かった?笑」
何故だか、彼からは焦りも、驚きも何も見えなかった。見えたのはただの微笑み。
「は、?何言って…」
「ずぅーっと、盗撮してたんだよ。jpのこと」
「なんで!!」
「そんなの、好きだからに決まってんじゃん笑」
“好きだから”その言葉を聞いた瞬間に俺は水道水に吐いてしまった。
「ぉえ、ッ~!」
「わ、大丈夫?」
「触んな!!!」
「ざけんなよ、盗撮するやつなんか好きになるわけねぇだろ!!」
「…じゃあいいよ」
「別に俺はすぐにだなんて思ってなかったから、jpがいいよって言ってくれるまで待とうと思ってたんだけど」
「無理みたいだね」
そういい、カバンから何かを取りだして飲む。
「は、…何して───」
そう唖然としてると突然彼の顔が目の前にやってくる。
「ん、ぅ”っ!!?」
何かを口移しで飲ませられた。それを、俺は飲み込んでしまった。
「お前、何飲ませた…!!」
「おやすみ、べいびーちゃん」
その言葉を最後に、俺の意識は途絶えた。
コメント
9件
リクエストありがとう!!最高すぎる! この後じゃっぴがどうなっちゃうのか気になる~!!