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???「へへへ、少しお邪魔するぜ。」

スパ「ちっ!いきなり誰だお前。」

スワップパピルスは、多少腕に掠ったが、無事らしい。

オイラは急いで、スワップパピルスの方に駆け寄った。

サ「大丈夫か?」

スパ「なんとかな、一応聞いておくが、こいつとお前さんとの関係は…」

サ「全く知らない他人だな。」

スパ「そんじゃ、同盟を組むとしよう。」

サ「そいつが良さそうだな。」

そうして、目の前の『サンズ』に向き合う。こいつは一体何者でどういう目的なのだろうか?

サ「だいぶ特徴的な見た目をしてるが、お前さんは一体誰で何の用だ?」

とりあえず、聞くだけ聞いてみる。

そうすると、そいつは、意外にも簡単に名を名乗った。

ナ「オレは『ナイトメア』インクの野郎が何やら困ってるようだからな。邪魔するのは当然だろ?」

スパ「残念だが、分からんな。何はともあれ、お前さんがオレたちを、兄弟を危険に晒すのなら、見て見ぬふりは出来んな。」

サ「同意見だな。これ以上なにかするんだったらお前さんには2対1をしてもらうぜ。」

ナ「へへへ、相手してやる。」

本当は会話以外は控えた方が良いが、

まぁ、トラブル発生なら仕方ないよな?

そうして、ナイトメアと名乗るサンズと勝負が始まる。

先制したのは、スワップパピルスだった。

床には骨を、空中には、ブラスターをと、

かなり、戦術的な戦いをする。

地にいれば、身体を突き刺さんとする骨が、

空中に飛べば、閃光のような光に包まれたブラスターが、

相手の命を捻り潰し、その命を絶たんとする事が…

無かった。

彼が行った攻撃、

それは、身体を骨で貫き、そのまま突き上げ、そのままブラスターで消し去るはずだった。

実際にその攻撃は行われたのだが、

ナ「ハハハ、そんな物か?温いな。」

そいつは、形すら無くなった液体からその形を完全に戻したのだ。

サ「まぁ、そんな気はしてたが…」

スパ「思った通りのスライムボディだな。」

そう、ナイトメアの姿は全身がドロドロと溶けたような身体から触手が生えたという姿で、まるで、

「物理攻撃は通りません。」

と言ったような身体だったのだ。

サ「こいつにどうやってダメージを与えるか…」

スパ「液体すら残らないくらい消し炭にするか?」

サ「そうするか。」

ナ「作戦会議は終わったか?」

サ、スパ「……っ!?」

次の瞬間、予想以上の数をした、触手が自分に襲い掛かってきたのだ。

サ「ここは協力プレイでいくか!」

スパ「背中は預けるぜ。」

そうして、オレ達は背後を預け合い、全方位から来る、無数の触手を両手に骨を持ち、構えるのだった。

そこからは、後ろを見ずに、集中して目の前の触手を対処する。

1つは骨で切り、1つは骨でガードをし、1つはブラスターで守り、打ち払う。

そんな事をお互い繰り返しているうちに、ようやく猛攻を耐え切った。

スパ「生きてるかい?兄弟。」

サ「余裕だな。」

そうして、目の前の相手に向き直る。

そいつは、未だにニヤニヤした表情を貼り付けながら、こっちを見ながら、

ナ「このくらいは大したことないようだな?それじゃあ、あと何回やったらお前は疲れ苦しむだろうな?」

そんな事を話した。

サ「悪趣味な奴だな。お前さんと分かり合えることは無いだろう。」

ナ「こちらこそお前さんと分かり合うなんてごめんだな。」

スパ「お話し合いのところ悪いが…」

次の瞬間、ナイトメアが居た地面が割れ、中からブラスターが顔を出す。

それに合わせて、オレはナイトメアの上にブラスターを合わせるように設置する。

そして…

スパ「消えな。」

次の瞬間、同時に出たブラスターが、その場を消し去る。

本当は消し炭にする予定だったが、これなら消し炭すら残らないだろう。

この一撃で決める。

こうして、通常よりも長めのブラスターが、ナイトメアを消し去り、役目を果たし、消える。

さすがに終わったと思った。

が、現実とは常に非常だった。

ナ「惜しかったな。後一歩で勝ててたかもしれんぞ?」

その声は、オレ達の背後から発せられた声だった。

そこからは直感で体が動いた。

オレは振り返らずに、スワップパピルスの方へ走り、横に蹴り飛ばす。

その後は、全力でバックステップをする。

その瞬間、オレとスワップパピルスがいた場所に命を刈らんとする触手が飛んできていた。

正直、直感で体で動かなければ死んでいただろう。

今ので分かった。

こいつはオレが、いや、オレたちが思っていたよりもずっと強い。

このままじゃ殺される。そう思った瞬間、

ナ「ちっ!時間切れだな。」

そう言って、ナイトメアは突然姿を消した。

その後に、ドリームが、急いで駆け寄ってくる。

ド「おーい!2人とも!大丈夫かい!」

どうやら戻ってきてくれたらしい。

だから、あいつは去ったのか。

そう理解すると同時にオレは力が抜け、その場に倒れ込むのだった。

Underlost(アンダーロスト)

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