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ども!
夜のさんぽです!
この物語、今回で最終話になります!
結構あっさり……。
読んできてくれてありがとうございました!
やっぱ、色々難しくて、
ノベル向いてないかもなーとかも思っちゃったり……w
でも、みんなが読んでくれてるの、
コメントとか♡とかでしっかり伝わってるから、
それが応援になってます!
ありがとうっ!!!
他の物語とかもぜひ見てみたりしてね!
では、最終話!
行ってらっしゃぁい!
晴明視点。
「ねぇ」
静かに。
「僕だけじゃダメ?」
その問いは重すぎる。
学園長が、小さく息を吐く。
「……蘭丸さん」
学園長が低く制す。
「落ち着きなさい」
「ははっ。」
「無理でしょ」
即答。
頬を掴む力は依然として強い。
「だってさ」
「どうせまた呼ぶじゃん」
分かってる。
分かられてる。
逃げ道を潰す言い方。
「だったら」
「最初から僕にしとけばいいじゃん」
僕は少しだけ息を呑む。
『…ちょ、…隊長、さん……』
引こうとしても、離れない。
むしろ、強くなる。
『……ま、って……』
「待たない」
鼻と鼻が付きそうな距離。
学園長も、その様子を見て。
ほんの少しだけ、眉をひそめた。
「……やりすぎです」
でも。
止めてはくれない。
見てるだけ。
隊長さんの目は、もう完全に落ちていた。
「渡さないから」
「絶対。」
小さく、
でも僕に聞こえるように。
僕の頭に植え付けるように。
もう、
どうにもならない。
その時。
「……え、ちょっと待って」
凛太郎くんの声。
「今の何やったん……?」
少し遅れて、飯綱くんと恵比寿先生も近づいてくる。
「おい、大丈夫かお前ら」
「あれ何だったんだよ……」
ざわざわと、現実に引き寄せられる声。
さっきまでの異質さが、少しだけ薄れる。
「面倒事に巻き込まれた。」
「ほんと安倍先生といるとろくな事にならない。」
え、僕のせい?
みんなの声で、少しだけ空気が緩む。
僕は凛太郎くん達の方を見た。
でも。
「はぁ……最悪」
隊長さんがが吐き捨てる。
「ねぇ。」
「こっち」
……あぁ。
まだ目を逸らすことは許されない。
…………怖い。
そう思ってしまった。
『ぁ……の……』
声が震えた。
隊長さんは僕をじっと見てる。
少しして、にこっと笑った。
満足したみたいに。
「……晴明くん」
「行こ」
でも、手は離さない。
捕まえるみたいに。
学園長は、それを見て
小さく息を吐いた。
「……まあ、いいでしょう」
止める気のない、
諦めた声。
……いや、良くないよ?
もう片方の手。
学園長に強く掴まれる。
「……離しませんよ」
小さく。
でも、はっきり
結局。
僕はそのまま、
両側を掴まれて
歩くしかなかった。