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🅰️「美味しかったーご馳走様~」
「蘭さん割と食欲旺盛なんですね…」
「あはは~そう~?」
蘭さんめっちゃ食ってる…私の財布が…
「骨摸ちゃん御手洗大丈夫?」
「あ、じゃあちょっと失礼します」
「行ってらっしゃーい」
私は御手洗まで足を運んだ。
下を向いて歩いていると、曲がり角で誰かとぶつかってしまった。
「っと、すみません…!大丈夫ですか、」
見上げるとなんだか身長の高い女性だった。
「あぁ、すみません。そちらこそ大丈夫ですか?」
透き通るような薄くて低い声だった。
「大丈夫です。本当、ごめんなさい」
もう一礼してから私はその場を去った。
さっきの女性、凄く綺麗だった。
黒い艶のかかった髪に緑のショートドレス。
高いキラキラのヒールを履いていた。
私とは一風どころか真逆の様な世界で生きていそうな。
いい意味で高飛車な人だった。
席に戻ると、蘭さんが少し険悪な雰囲気で待っていた。
「ごめんなさい遅くなって」
私がそう声をかけると蘭さんは急に顔を明るくした。
「大丈夫~、おかえり」
席について、伝票を見た。
軽く息が詰まった。表示された金額は6万と少し。
「なんでこんな高い…」
私が驚いた表情でいると、蘭さんは
「今日のワイン、あれ結構値段するやつなの」
「へ、へえ…」
もう一度伝票に目をやると、
下にサインが書いてあった。
…Ran?
「蘭さん、これ…」
「あぁ、お支払いしちゃったよ」
「まだ他に頼みたい物、あった?」
…
「え、払ってくれたんですか?」
「うん」
この男ほんとすっげえなと思いながら私は深々とお辞儀をし、お財布と見つめ合い安堵した。
蘭さんと店を出て、店からは歩いて帰ることにした。
蘭さんが連れてきてくれていたこの店は、
どうやらホテル街の奥の向こうにある様で、まあ、その、ラブホがとても多かった。
紫や黄色、真っ赤な光の中で歩く蘭さんは、明らかに違う世界にいることを感じさせる雰囲気を帯びていた。
「骨摸ちゃん、ラブホとか行かないでしょ」
「へ、 … 当たり前です…」
蘭さんに軽く鼻で笑われた。
「逆に蘭さん…行くんですか?」
「まぁ、そりゃ俺は行くこと多いかな~」
なんとなくそんな気がした、と言っては失礼だろうか。
この前の女性みたいな関係の人が沢山いるのだろう、きっと。
「そういえばこの前の女性って、」
と言いかけると、蘭さんが先に口を開いた。
コメント
1件
ええ〜っ!第12話、一気に大人な雰囲気になったね…!💦✨ 蘭さん6万のご飯さくっと奢っちゃうの、マジ余裕ありすぎて震える😭💕 でも主人公の「この男ほんとすっげえな」って冷静なツッコミが入るところでちょっと笑っちゃったw ラブホ街を歩く蘭さんの描写、妖艶でドキドキした…!「行くこと多いかな〜」って軽く流すの、裏がありそうで続きが気になるよ…!次の話も楽しみにしてるね🌸
#小説
らびゅ🫶💕〜!
130
星月 りのあ🌸🍡
40
2
凍えそうなカモ
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