テラーノベル
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第8話
どきどきどうぞ
💛ん。あ、舜太、ありがとう。
さっきからテキパキと動いてくれる舜太に感謝を述べると、俺からそんな風に言われると思わなかったのか、キョトンとした顔からいつものニコニコとした笑顔で笑う。
❤️んーん!全然大丈夫やで!笑 逆に近くにいたのに助けられんくてごめんな。
そのあとすぐに少し落ち込んだ顔になる舜太が面白く感じた。ほんとに犬みたいだ。それが可愛く思い、ふと笑ってしまう。
💛いやいや笑 さっきはありがと。ほんと助かったよ。
❤️ほんま!?じゃあ先生呼んでくるから座って待ってて!
💛ん。分かった。
と俺はソファに座らされ、舜太は先生を探しに保健室を出ていってしまった。
💛ふー…。ふぁ…眠っ…。
ソファにもたれると、頭が痛いより睡眠時間の眠気が勝ってしまい欠伸が出てくる。このまま一限バックれようかな。なんて目を閉じて呑気に考えていたら、
??…今の誰。
と聞き覚えのある声が聞こえ、目を開けてみると、
💛え!?勇斗!?
そこには授業中のはずの勇斗が、少し怖い顔で立っていた
目の前に立っているのは少し怖い顔をした紛れもなく勇斗である。いるはずの無い人が目の前に立っていて驚きすぎて眠気が吹っ飛んだ。
🩷さっきの男誰だよ
💛え?てか、今授業中じゃ…
🩷誰。
俺の話を聞かずに段々と近づいてくる勇斗。
さっきの男というのは舜太のことかな。てかな んでそんなに怒ってるんだよ。
💛え?舜太のこと?
🩷へぇ舜太って言うんだ。あいつて仁人と去年も同じクラスだったっけ。
💛いや転校してきて今年からクラスが同じになったんだよ。……てかさっきからなんで怒ってんの?
真顔すぎてめっちゃ怖い。勇斗は普段怒らないけど怒ってる時はすごく真顔になるし声が低くなる。
🩷…怒ってない。
プイッと俺から顔をそらす勇斗。いやいや長年いるから分かる。これは怒ってる。……というか、なんか拗ねてないか?
💛勇斗?
🩷……あー!!!もう!
勇斗は自分の頭をクシャクシャにしてさらに近づき俺の耳元に手を着く。
これていわゆる壁ドン、、??いきなりの状況に頭が追いつかない。目の前には勇斗の顔があり目が合う。
男の俺から見てもイケメンで気が緩んだらときめいてしまいそうになる。
💛え、なに、
🩷仁人は俺のもんなの!
💛は?
え…?今何を言いました?この状況と勇斗の言葉に余計頭がこんがらがーる。
🩷だからっ!俺の仁人なの!
ん?いや何回聞いても分かりませんて。俺の…??いやいら、いつから物になったんですか。私は。
💛いやいや何言ってんの。ほんとにどうしたの?
🩷俺の仁人だから。
意味不明なことを言いながら抱きついてくる勇斗。ほんとにどうしたんだろう。
🩷side
🙍♂️どうしたの?
保健室に行くと保健室の先生が不思議そうに俺を見る。
🩷えと…お腹が痛くて。
全然痛くないがさっきの事で教室に戻りづらく一旦頭を冷やすために嘘をついた。
🙍♂️あら、そう?じゃあベッドで寝てて?
🩷ありがとうございます。
ベッドに向かいカーテンを閉めて仰向けになる。
🙍♂️あ、先生。ちょっと職員室行ってくるわね。すぐ帰ってくるからね
🩷あ、はい!
カーテン越しに先生の声が聞こえて返事をすると、保健室から先生が出ていった
🩷はぁ……
今日の俺は様子がおかしい。仁人といる周りのヤツらを見ると余裕がなくなる。
今までこんなこと無かったのに。手の甲で顔を隠し目を閉じて考える。
🩷……意味わかんね。
保健室が貸切状態なのをいいことに独り言をボソッとつぶやいた。
#nmmn注意
789
ゆ。
せんたくのり
❤️すいませーん。
その時、明るい声と共に誰かが保健室に入ってくる気配がした。俺は先生じゃないし今誰かを助けようとする気にもなれなかったため布団に潜る。
❤️留守かな。仁ちゃんここで待っとく?先生呼んでくるよ。
仁ちゃん!?思わず起き上がって耳を澄ます。
💛ん。あ、舜太。ありがとう
紛れもなく仁人の声だ。舜太?仁ちゃん?そんな仲良い関係なの?新学期始まってから仁人の口から舜太という名前のヤツを聞いたことない。
いつから?せっかく落ち着こうとしたモヤモヤがどんどんと溜まっていって苦しい。こんな感情になるのははじめてだ。
❤️んーん!全然大丈夫やで!逆に近くにいたのに助けられんくてごめんな
と明るい関西弁が聞こえてくる。内容的にさっきの仁人に抱きついてた野郎ということが分かった。あいつが舜太というのか。
カーテン越しでも分かるぐらい仁人も楽しそうに話す声が聞こえてくる。なんだよそんな笑い方もできるのかよ。
❤️じゃあ先生呼んでくるから待ってて!
と共に保健室から走って出ていく音が聞こえた。チラッとカーテンから見てみるとやっぱり仁人で、眠そうにソファにもたれていた。
仁人を見るとさっきの男がよぎってしまい、またモヤモヤが段々と溜まっていく。
🩷…今の誰。
気がつけば俺は仁人の前に立っていた。
💛え!?勇斗!?
仁人は驚いた顔で俺を見る。そりゃそうか。今授業中だもんな。でも今はそれどころじゃない。
🩷さっきの男誰だよ。
自分が出してる声の低さに自分で驚く。今の俺は怖い顔してんだろうな。
💛え?てか、今って授業中じゃ…
🩷誰。
全然俺の質問に答えてくれない仁人に少し苛立ちを始める。そんなに教えたくないのか?段々と苛立ちが隠せなくなっていく。
💛え?舜太のこと?
仁人がアイツのことを呼び捨てで呼ぶのにもモヤモヤしはじめる。
🩷へぇ舜太って言うんだ。あいつて仁人と去年も同じクラスだったっけ。
💛いや転校してきて今年からクラスが同じになったんだよ。……てかさっきからなんで怒ってんの?
仁人は頭を?にして首を傾げてる。
🩷……怒ってない。」
今の自分に余裕が無いことを仁人に悟られないように顔をそらす。俺も、自分がこんなに怒ってるのか分からない。
けど仁人が他の奴と笑ってたら嫌になったのは確かだ。俺の仁人だ。長年一緒にいて仁人のことを詳しく知ってるのは俺だ。
誰にも取られたくない。今までにない感情が自分の中を支配する。
💛勇斗?
不思議そうに俺を見る仁人。
🩷…あー!!!もう!」
俺のものだと分からせたくて仁人を壁ドンしていた。仁人の顔を至近距離で見るのは久しぶりで目と目を合わせようとしたら恥ずかしがってるのか目をそらす。
そんな所も可愛い。段々と俺の独占欲が全部を支配する。
💛え、なに、
🩷仁人は俺のもんなの!
気づけば俺は仁人を抱きしめていた。
毎回長いっすね
次回 ❤︎600
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