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ボクはスタスタと小走りした
ルーサーは空席に指を指して「ここに座ってね」と優しく言った…無心顔だけど……
あるメガネの男の子が「ワァッ新しいペットだ〜!!」と言った…へ??まあ人間(かな?)から言えばボクはペットかもしれない
ボクはスッと椅子に座った
「この子が新しい家族の一員、まず最初に自己紹介しなくちゃね。君の名前は?」
「ボクの名はagata(アガタ)と言う…よろしく……」
これで……いいのかな…?メガネの子は目をキラキラしてボクを見た
「アガタの右隣にいるのがニョン、その隣にいるのがニェン、アガタの目の前にいるのがランダル、その隣がセバスチャン。」
「みんなこれからアガタと仲良くしてね」
とルーサーは丁寧に教えてくれた
そして「いただきます。」と言い、みんなは朝ごはんを食べた
ルーサーが作った美味しいたまごサンドを食べながらそれぞれの顔を見た
「…(あのメガネの子…ランダルくん、まだこっち見てる…そんなにすごい存在じゃないから……)」
「(セバスチャン?って子は…1番人間っぽい、というか獣って感じじゃないから人間かな…
)」ピエロのようなセンスがすごい服を着ていて少し頭の中で笑ってしまった
「……(ニョンくんは…あれボクと服が似てる…着れなくなったから捨てる予定の服とか??体大きいし…てかこの野菜炒めおいしいっ)」
「…(ニェンくんは雰囲気こっわ…目合わせたら睨みながら舌打ちしてきそう……)」
と、いろいろ妄想していると全部食べ終わった(みんなも)
ランダルくんはみんなと手を合わせたあと席を立ち、セバスチャンの腕を掴みボクの方に来た
「アガタ!今日から私のペットだ!( ˙꒳˙ )ダマレーー!!だから僕達と遊ばない!?昨日新しい遊びを作ったんだ〜!」
ボクのパーカーの裾をひっぱって言った
「そういえば部屋がないねぇ…しばらくは……ニョンとニェンの部屋で寝たりしてね、ニョン、彼女を部屋に連れて行ってあげて。」
ニョンはルーサーに「はい、ご主人様」と言い、ボクはランダルに「ごめん、今はできないんだ」と謝った
「……」ニョンはボクを見て少し恥ずかしがっていたまあ確かにこの家に︎︎ ♀が急に来たら驚くよね……とりあえずしばらくお世話になるからちょっとした挨拶はしとこうかな……
「…しばらく迷惑かけちゃうかもだけど、これからよろしく…」
「…う、うん」
ニョンくんはシャイボーイ…?可愛い……
てかでかっ!!ボクは今138cmだから、ニョンくんは170cmくらい…?でもニョンくん年上だろうな…絶対…ボクまだ人間で言って16だからそんな身長気にしちゃダメ…!!(?)
「……ワッ!!」
ニョンくんやっぱ歩くスピード早ッ疲れるわ…
まあいいや……
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ニョンくんは部屋のドアの近くで一旦止まり、ボクを見て考えるような心配してるような顔をした
「ニョンくんどうしたの?なんかあった?」「……」
ニョンくんは少し考え、ドアを開けた
大きい部屋にふたつの大きなベッド(人間用かな…?)があり、1人のキャットマ…ニェンくんがいた。ベッドの上でたばこを吸っている…せめて床で吸ってほしいな…
「……チェッ」
ニェンくんにいきなり舌打ちされた…なんかしたっけ……
「…そこの野猫、こっち来い」
のっ…野猫、確かにだけど…まあニェンくんの近くに来たら、ニェンくんは吸っていたたばこを咥え、ポケットからナイフを持ち、ボクの声帯に向け、ある紙を出した……アイボリー家の上下関係…1番上からローサー、ランダル、ニェン、ニョン、セバスチャン、アガタと書かれている、てか上下関係なんてあるの!?
「ご主人様とランダルを含めなかったら俺が飼われてる中で1番偉い、お前はその下の下の下だ、だから俺の命令はきちんと聞いてやれ、やらなかったらどうなるか分かってるよな?」
「うん。」
そう言うとナイフを下ろしてまた舌打ちをしたまぁこういうのは大体慣れてるから下だって理由で虐めてきてもいいや
「あ、言い忘れた、しばらくこの部屋で寝たりするから迷惑かけちゃうかもだけどよろしくね…」
ニェンくんは無視した
つづく
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