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ベッドはふたつしか無い…じゃあボクの寝る場所は……?まあいきなり変なとこで寝たりしたら怒られそうだし…まあでももし寝る場所なかったら普通にマットの上で寝るけどね
なんか暇だな〜この部屋で壁とかジロジロ見たら睨まれそうで怖いわ……
部屋を出て階段を降りていると1階から食べ物の匂いがして、リビング近くに行ったら、 机にはひとつの少しオレンジジュースの匂いがするコップとケチャップ、マスタードがのっているお皿(多分ホットドックを食べたのだろう)…これは洗った方がいいよね、早く洗わないと汚れが残っちゃうし
ボクは水道の蛇口をひねり、汚れたコップと皿を水で洗ってから洗剤をつけたスポンジでゴシゴシッと洗った、するとある部屋からルーサーが出てきた。多分ルーサーの自室だろう
「やあアガタ…それは洗い物かな?」
「うん、机の上に汚れが付いてる皿が合ってさすぐに洗わないとその汚れがずっと付いちゃうから(敬語じゃなくていいらしい)」
ルーサーはボクを見て驚いた目をした
「なんていい子なのでしょう、皿を洗ってくれるなんて…汚れた皿があるなんて気づかなかったよ、ありがとう♡」
と喜ぶような声で言った、無心顔ダケド…
「君にお礼物をあげよう、何が欲しい?」
「エーット…フョードル・ドストエフスキーの罪と罰(小説)」
そう言うとルーサーはすぐ小説を出した
「あと君は服とか下着がないね…」
あ、確かに…ルーサーは服と下着を出した
「あれ、これって…メイド服……?」
よく見つけるふざけたミニスカフリフリのメイド服ではなく、ちゃんとしたロンスカで、動きやすそうな布の素材でできているメイド服とよくメイドが付けるキャップ…と下着…昔お母さんが着てたやつに似てる…大人用か
「そう、君にはここの家の召使いじゃなくてメイドになってもらいたいんだ。いいかな? 」
ボクを助けてくれた…その為にボクはちゃんと言うこと聞かなくちゃ…帰る家無いし…
「うん、いいよ…やることないし……」
「決まったね、じゃあ服に着替えてきてサイズは適当に体を見て出したから。」
いや、すご…体見て服出すのすご
ボクは「はい」と頷き、小さなフィッティングルームみたいな所でメイド服に着替えた。 てかなんでメイド服…??もっとあったと思うけど…サイゼ○ヤの店員の服みたいな。
わ、下着普通にちょうどいいし動きやすい。メイド服は……意外と着やすいし動きやすい(着たことない)尻尾が出るように穴が空いてあるし、しっぽもちゃんと入る。ボクのロングヘアはすごく邪魔だから結ぼうかな…あれ、髪ゴム無い!!と思い、近くのあるカゴには「アガタ」と書いてある。ボクのパジャマとかと新しい歯磨きと髪ゴムが入っていた。その髪ゴムで自分のロングヘアをすばやくポニーテールに結んだ、これで少しは邪魔じゃない。(実は髪を10年ぐらい切った事がない)
ボクはルーサーの所へと向かい、「サイズあってる」と伝えに言った
「それはよかったよ、早速だけどお手伝いを頼もうか、いいかい?」
「勿論」
とボクは言うとルーサーからどこを掃除するか、何の手伝いをすればいいか教えてもらった。するとルーサーは「頼んだよ」と言って自室へ戻り、ボクは早速その掃除などの準備をし始めた。
つづく
おまけ
「このクラシカルメイド服はどこで買ったの?」
「最近よく聞くネットショッピングだよ」
とそのネットショッピングのメイド服の画像を見せてくれた
「本当に普通のメイド服だ(?)」
「最近のネットショッピングはすごいね!」
とネットショッピングでルーサーが頼んだ化粧品を見せてくれた…え、どんだけ買ってるの!?しかもロ○アンド!?若っ!?