登場人物
小柳 章(こやなぎ しょう)
桜乃 涼香(桜乃 すずか)
烏野 武(とりの たけ)
プロローグ
8月32日
僕はその日…この世界に閉じ込められた…はずだった。
第1話 始まり
8月1日
さんさんと太陽が照らす夏の中…
僕、小柳章はおじいちゃんの家に来ていた
章「おじいちゃ〜んなんでエアコンないんだよぉ…!扇風機だけじゃこの暑さ耐えらんないよぉ…!」
爺「その文句はこのボロ屋に言って欲しいものだな…」
そんな他愛のない話をしていると
武「しょーーーぉう!!森行こうぜぇ!森ぃ!」
と友達の武ちゃんが来た
それはそれはこちらが困るほどの元気な声と共に来た。
章「武ちゃん元気すぎぃ…」
武「章は元気なさすぎなぁ?夏休みだっていうのに…そんな元気なかったら涼香にもなんか言われるぞ?」
章「武ちゃん…それはずるいじゃん」
桜乃 涼香、僕の好きな人だ。
武「まあまあいいじゃねぇか!いつものとこ集合な!そんじゃ!」
僕が行くよと言う暇なく武ちゃんは嵐のように去っていった。
そして僕はいつものとこに向かった。
涼香「あっ!章〜!遅かったね!」
木の上から降りてくるその姿は凄く可愛いがパンツが見えそうになるのでなるべくやめて欲しいところだがあえて言わない。
そんな事を思いながらも返事をする。
章「だって暑いんだもん。これは仕方のないことなんだよ」
涼香が少し笑う
涼香「そうか〜仕方のないことか〜、ならこれも仕方のないことだな〜?」
章「え?」
驚く暇もなく涼香は言う
涼香「なんと今!あの武隊員があの森の中で新しく見つかった神社の探索をしています!」
章「ゑ?」
涼香「ですが人員不足なため章隊員と私が派遣されることになりました〜いや〜仕方ないな〜これは仕方のないことなのだよ〜」
僕は過去の僕を責めた。
神社に来てしまった。
武「おーい!こっちこっち!なんかあるぞー!!」
涼香「ほんと!?見る見る!」
武ちゃんの元に涼香が向かう。
その姿を見ているとやはり来なかった方が良かったと思ってしまう…。
でも後戻りは出来ないので少しでも時間を稼ぐために僕は神社を眺める。
地震かなにかのせいか分からないがその神社と鳥居は斜めに傾きどこか一部が少し壊れていた。
章「なんか神秘的な感じはするけどこういうのって大丈夫なのかな」
そんなことを呟いていると涼香と武ちゃんがこちらに手を振りこっちこっちと言う
正直行きたくはなかったが僕は行った。
その時ふと鳥居をくぐってみたくなったので
行くついでにくぐってみた。
これが間違いだった。
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