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藤咲Side
俺は梅ちゃんから野菜をわけてもらい
瓶ラムネを買って家に帰る
『亀ちゃん…ただいま…』
怒ってるかな…嫌われちゃったかも…
部屋の電気は切られていて
少し薄暗かった…
そこから何やら音がして静かに
その音のするほうへ向かうと
「ヒグッ、グスッ」
か、かめちゃんが泣いてる…?
あぁ、俺が泣かせたのか…
俺…最低だな…。
『か、かめちゃん、?』
「!?」バサッ【布団を被る】
『亀ちゃん、!ごめんねぇ…
お願いだから顔みせてよ…。』
「…。」
『亀ちゃん…』
これは、俺が悪いな…
いくら、悪戯のような
ものだったとはいえ亀ちゃんを
心配させて悲しませたのは事実…。
俺なんかが許される権利なんてないよな…
『…亀ちゃん…心配かけてごめんね…。
俺はなんともないから安心して…。
それと、もう二度と同じことはしないよ』
『許してもらえるだなんて思っていない…。
だから、かめちゃん、俺のこと許さなくて
いいから、ご飯はちゃんと食べて…、
俺、暫くこの家から離れるからさ…。』
「…。」
『…亀ちゃんがもし、俺を許して
また、一緒に住んでいいと
いってくれるなら 俺ももどって
くるからさ…。
じゃあね、かめちゃん』
俺は亀ちゃんの頭を優しく撫でると
外に出る準備をする…
そもそもが、ここは、俺持ち家だから
結構荷物いるかもだけど…
暫くはホテル生活かな…。
なんて、考えながら荷造りをしていると
「…。」ギュッ
『…!、か、かめちゃん?』
「…いっちゃやだよぉグスッ」
かめちゃんは布団を被ったまま
だからか顔は見れない。
「グスッ、側に居てよぉ…。」
『っ…!!ごめんねぇ!亀ちゃん
側にいる出ていかない!!』
俺は亀ちゃんのほうをむいて布団ごと
抱き締める
あぁ、なんで。こんなに愛おしいんだろ…
「グスッ…。もう、出ていくとか二度と
いわないでぇ…おれを独りにしないで」
『うん、言わない…大丈夫だよ…
俺は亀ちゃんの側にいるから…。』
「ほんとぉ?」
『うん、ほんとだよ』
俺は布団をとると沢山泣いたのか
亀ちゃんの頬には泣き痕が残っていた…
俺はその痕を優しく撫でる
「ねぇ、ね、しとー」
『ん?なぁに?かめちゃん』
「俺を抱き締めてよぉ」
『…っ!!もう、ほんと、かめちゃんったら
いくらでも抱き締めるに決まってる!!
俺がかめちゃんを暫く抱き締めてると
「これで、仲直り?」
『…亀ちゃんがおれを許してくれるのなら』
「許すにきまってるよぉ…。
そもそも、怒ってない…」
『え、?そうなの?』
俺がそういうとかめちゃんは
恥ずかしそうに俺をみると小さく
「不安だった」
と、いった…声こそ小さかったものの
俺がかめちゃんの言葉を
聞き逃すこともなく
気付いたらかめちゃんを
いっーぱい 抱き締めていた。
しかも涙目の上目遣いは反則すぎ////
『あぁーもう、愛してる可愛すぎ…』
「俺もすきぃ///」
『っ、!!、///』可愛すぎ…
『世界一愛してるよかめちゃん…。』
「俺も愛してるよぉ///」
あぁ、かめちゃんの照れがお可愛い…
もう、誰にも見せたくない…身長でかくて
よかったなぁ母さんに感謝だわ…。
こんなに可愛いかめちゃんをみれるのも
おれだけ、俺だけの特権
暫くかめちゃんの照れがおをみていたら
かめちゃんがウトウトし始めていた
『亀ちゃん眠くなっちゃった?』
「ん、」コクコク
あぁ~♡可愛いコクコク頷いてる
『ベット行こっか~♡抱えるね?』
「ん、」
俺は布団もまとめて亀ちゃんを横抱きして
ベットにおろす…
『お休み、かめちゃん』チュ
俺は口にキスを落とし部屋にもどろうとしたら袖を引っ張られた
『どうしたの?かめちゃん?』
「しとー、いっしょに、ねないのぉ?」
『いっしょに寝る?』
「ん、いっしょがいい~側にいてよぉ」
可愛すぎ、もう、ほとんど
瞼落ちかけじゃん
可愛すぎ…
『荷物片付けてくるから
ちょっとまっててね』チュ
「ん、わかったぁ…」
俺はさっさと片付けを終わらせ
かめちゃんの隣に寝転ぶと
「しとーお休み」チュ
『…、!?、?////』
え、まさかの亀ちゃんからの口にキス
されるなんて!?あぁ、夢かも…捻るか
『いったぃ…夢じゃない』
可愛いけど…手を出すのはまだ早すぎる…
うーん、と俺が唸ってるとかめちゃんが
おれのほうへモゾモゾきて
「しとー」ギュー
『ふぇ?かめちゃん、?』
「スヤスヤ」
え、まって、まさかの寝言、
やばい、頑張れ!!おれの理性
なんとか耐えろ!!
「んぅ…えへへっ俺もすきぃ」
『つぅ!!!』
取りあえず俺はなんとか自分をぶん殴って
理性を押さえることに成功した
まったく、亀ちゃんったら罪な男…。
俺は亀ちゃんを抱き締めながら
眠ったのだった。
藤咲Side 終
コメント
1件
藤さんよく理性飛ばなかったですね、尊敬します!