コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
__綾辻探偵事務所
紗雪:此処だ。……よし。
ノックをしようとしたとき、ドアが開いた。
紗雪:え?
思わず驚いてしまい、声が漏れた。
ドアの先には、あの時の先生からそのまま成長したような姿の青年がいた。
紗雪:こんにちは。先生。”久しぶりですね”。
綾辻:…あの時の子供か。
紗雪:そうです。覚えていますか?三年程前ですが…
綾辻:俺が過去に解決した事件を忘れると思うか?
紗雪:覚えていただき光栄です。今日から私が先生の専属の護衛です。どうぞ、宜しく。
綾辻:あぁ。
先生は淡白な反応で返事をした。
そのまま、護衛したり、たまには出かけたり。
普通の人生を歩んでいたんじゃないかな。
でも、18歳の時、私が今の状態になってしまった。
あの時から、先生は私以外の人に対して、冷たくなった。