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このの2世
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カララ、コロン。
確か、木製のドアの入口だったか。
少し錆びたやや大ぶりな鈴の音に迎えられた。
夏は終わったものの、暑さは未だ残る。
グラスに入った氷が崩れ、縁を叩く。
快い音…暖かい色調の照明が光を届ける。
ー🇯🇵sideー
案内されたのは、年季の入った雰囲気の個室だ。
向かい合うように設置された赤いソファ、
木製で温かみのあるテーブル。
メニュー表は筆記体の英語が書かれていて…
エスカルゴ、ラムステーキ、…
フランス風でお洒落なメニューが並んでいる。
向かい合うドイツさんもメニュー表を見ている。
アルコール類のメニュー表らしい。
眼鏡越しの瞳は細かく右へ、左へと動いていく。
お酒を言い訳に、貴方に好意を伝えたい。
気持ち悪いだなんて思われても…
それはきっと…お酒のせいだから。
ー🇩🇪sideー
薄暗い店…周りの客の視線は集まらない。
誰もが酒、本…端末の画面を注視する。
案内された個室は少しばかり狭い。
しかし…ユーロピアンな雰囲気は好みに合う。
ロココ調のソファはかなり大きなサイズで
2、3人…くらいが座る用と察せられる。
手に取ったメニューを見る。
中々趣味の良い酒が並び、魅力的だ。
そして先程からこちらを窺うケッツェン。
穿つ2つのビー玉はコロコロと動く。
多分、俺の目の動きを見ているのだろう。
目を合わせてやれば、向こうは俯く。
瞳には…燃え上がる何かが存在していた。
深く、深く…ただ、暗くも明るくもない…
ひたすらに重く、…そして心地よい感情。
グラスを取った手に冷たい水が残る。
暖かく心地よい酔いが仄かに寄り添い、
独特な言い回しの低俗な話に火がつく。
ー🇯🇵sideー
あー…確か、ドイツさんに想い伝えるためここに誘ったんじゃなかったっけ…??
ぼやぼやする頭がそんなことを思い出す。
でも…目を見てればなんとなく分かる。
多分、ドイツさんはもう分かってるんだろうなって…
きっと、きっと同じ気持ち。
隠しきれない燃え上がる欲望が…そこにはある。
ー🇩🇪sideー
会社にいたら絶対に聞き流す…そんな話。
いつもならくだらないと思うものも
コイツと話せば不思議と楽しくて…話題も浮かぶ
それでもなお…どことなく物足りなさそうな目。
何かの欲に溺れる目…誘惑の眼。
少し薄い…でもふっくらとした柔らかそうな唇。
かぶりつくように…奪い取るように。
下唇を食み、こじ開け…中を溶かすようなキス。
味わい尽くす様な…甘いキスを捧げたい。
コメント
1件
わぁ〜!2話もめっちゃエモい…😭💕 バーでの緊張感と、お互いの視線だけで伝わる想いが切なくて甘くて最高すぎる!! 「お酒を言い訳に想いを伝えたい」とか「瞳に燃え上がる何か」っていう描写がもう…ドイツさんの唇を奪いたい気持ち、めっちゃ分かるよ…!! 次の展開が気になりすぎる〜!続き楽しみにしてるね⋆♡