テラーノベル
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溜めてたんで一気に出しますねー
2話
放課後の美術室。
今日は珍しく、TOPよりも先にジヨンが来てしまった。
窓から差し込む西日が、机の上に広げられたスケッチブックを照らしている。
🐲(……ちょっとだけなら)
そう思いながら、ページをそっとめくった。
風景画、静物画——そして、ページの途中で、ジヨンの指が止まる。
そこには、自分の横顔が描かれていた。
窓の外を見て笑っている自分。
目尻が少し下がり、口元は柔らかく笑んでいる。
——こんな顔、自分じゃ見たことない。
🔝「……勝手に覗くなよ。」
背後から聞こえた低い声に、ジヨンは飛び上がった。
振り向くと、スケッチブックを抱えたTOPが立っていた。
🐲「あ、いや……ちょっと、気になって……」
🔝「気になるって?」
🐲「……オレの、顔……描いてたから。」
ジヨンは目を逸らし、耳まで赤くする。
TOPは無言で近づき、スケッチブックを軽く閉じた。
🔝「……描きたくなったんだ。お前、笑うとき…目が少し細くなるだろ。それが、好きなんだ。」
静かな声が、胸に響く。
ジヨンは心臓の音を誤魔化すように、少しふてぶてしい笑みを作った。
🐲「じゃあさ…もっと描けよ。」
🔝「もっと?」
🐲「……キスする度に、オレのキス顔、覚えて描けよ。」
TOPは目を見開き、そしてふっと笑った。
🔝「大胆だな。」
🐲「べ、別に……記念に残しとけってだけだし!」
ジヨンはそっぽを向くが、頬は真っ赤だ。
TOPはゆっくりジヨンの顎に手を添え、顔を近づける。
🔝「じゃあ——最初の一枚、描くためのキスを。」
唇が触れた瞬間、ジヨンは息を飲む。
その温もりと、指先の感触が、何よりも強く記憶に刻まれていった。
何か書いててムズムズした……
いつもどエロいのばっか書いてるから…笑
コメント
4件
やばいこれ大好き(*^ω^*)続き待ってます( ´•౪•`)⌒☆
あぁぁぁ続きが気になる!ていうか語彙力すご🫣✨