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敦「太宰さn……ってまた入水ですか?!」
遠くから敦くんの声が聞こえた。
川の中だからか少し鈍く聞こえる。
足が引っ張られる。敦くんだろう。
仕方がない、そう思いながら川から出る。
太宰「ちぇっ、まーた死ねなかったぁ。」
あくまでいつも通りに。
平静を装う。
敦「会議に参加しましょ?!」
太宰「パス☆」
敦「ええっ!?」
太宰「どうせ国木田くんにでも言われて私を呼びに来たのだろう?」
敦「そうですけどっ!」
太宰「ふふ、なら大丈夫だよ」
何が大丈夫なんですか!、と言わぬばかりの顔付きをする敦くん。
取り敢えず、自分の弟をどうにかしなければ。
そんなことを思いながら私は探偵社とは真逆の方向に足を進めた。
敦「え、ちょっ!太宰さんっ!?」
太宰「いいからいいから〜♪」
何だかんだ、私の言い分を聞いてくれる敦くん。
それと同時に私の思った通りに反応もしてくれる。
可愛い後輩、そう言いたいのだけれど今は少し難しそう。
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