午後の授業。
春の日差しが暖かく、おじいちゃん先生で
声が優しくて単調だから、
ものすごく眠たくなる(
ウトウトしてたら
「おーい」
と小さな声で呼ばれた。
ちらっと横を見ると、
いつも通り元貴が(
水瀬「…ん…、なに」
大森「寝るなって、」
水瀬「えぇ、無理…、(」
大森「むりじゃない。僕が起こしてあげる」
起こすってどうやって??
何やられても目は覚めないと思うんだけどなー。
してくれるならありがたいよ🥺((⇠
あまり期待せずに待っていたら、
元貴がノートの端に何やら書き込んでいる。
大森「ねね、これ見て」
水瀬「ん、どれぇ?」
目を擦りながらしぶしぶノートを見ると
『好き』
と書かれる小さな文字。
水瀬「っは!?」
あまりの目覚ましで
びっくりして声まで出てしまう。
おじ先生「んーなんだぁ?」
おじ先生「どうしたぁ?」
水瀬「ぁ、ぃゃ、なんでもないです…..、」
おかげで眠気も覚めたと思っていたら
先生に聞こえて注目の的に。(
横を見ると元貴が口角を上げながら
にやにやしている。
大森「んふ、おはよ。」
そう言って満足そうに微笑む元貴。
水瀬「ねえ、やめて。そう言うの目覚ましにしないでよ…っ、」
大森「いいじゃん。効果あったでしょ。」
水瀬「効果ありすぎなんだって、」
大森「ふぅーん、笑」
呆れて真っ白なノートをばっと閉じる。
寝そうになってた私が悪いんだけどね!!(
閉じたノートを見ながら少し口角を上げる元貴。
大森「いいの?ノートとらなくて、笑」
水瀬「っぁ、書くよ書く(」
大森「寝そうになってたらまた書くね」
そう言ってきた元貴。
次はどんなに眠くても
絶対に寝ないと誓った。(
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