テラーノベル
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設 定 、注 意 事 項 一 話 に て 。
緋八マナ ↪︎ 「 」
伊波ライ ↪︎『』
start
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『 …じゃあ作る?2人だけのあだ名。 』
ぱっと緋八 マナの顔が上がった。さっきまでのしょぼくれた表情が一瞬で吹き飛んでいる。
「 え、ええの!?作ってくれんの!? 」
単純と言えば単純だが、この切り替えの速さこそが緋八マナという人間の本質でもあった。尻尾があったら千切れるほど振っているだろう。
「 俺が考えてええ?ライやから……ライ…ラっちゃん?……いやそれ女の子っぽいか。 」
ぶつぶつ言いながら指を折って考え始める。
「 “ライライ”…とかどうや!?」
「 っ、あ…やっぱ “らっくん”にするわ!!」
「 …いやキモい?重い?……でも俺しか呼ばんやつがええねん……。 」
『 らっくん?可愛いね、俺は好きだよ。』
微笑みながらマナの頭を撫でる
撫でられて目を細めるマナ。
『 俺はなんて呼ぼうかな…。そのままでもいい? 』
ぶんぶんと首を横に振った。
「 そのままはあかん!!俺にもなんか特別なんつけて! 」
自分だけの特別なあだ名を求めておいて相手にはそのままを許さない。実にマナらしい要求だった。
期待に満ちた目でじーっとライを見つめている。
『 マナ…マナ…。マーくん…マック… 』
まっく。マクドナルドかよ。とツッコミを入れたくなるあだ名。
『 ……まーくんでいいや。可愛いし 』
一拍置いて。
「 まっく て!!マクドナルドやんけ…!! 」
思わず全力でツッコんだ後、肩を震わせて笑い出す。
「 あかん……おもろい……センスえぐいて…… 」
ひとしきり笑ったあと、「まーくん」に落ち着いたと聞いてマナの顔がきゅっと綻んだ。
「 ……まーくん。」
自分で復唱してみて、耳まで赤くなった。
「 やっば。破壊力えぐいな。これからずっとそう呼ぶん? 」
もじもじと体を揺らしながらライを見上げて。
「 じゃあ俺も……らっくん、って呼んでええ?二人の時だけ。 」
『 ん、いいよ。 』
マナはぱぁっと花が咲いたみたいに笑った。
「 らっくん! 」
呼んだ瞬間に自分で恥ずかしくなったらしく、両手で顔を覆う。指の隙間から真っ赤な肌が見えた。
「 あかん……慣れるまで時間かかりそう…… 」
日曜の午後、二十二歳の成人男性がキッチンで顔を赤くして悶えている光景はなかなかにシュールだったが、当人たちは至って真剣だった。壊滅的に可愛らしい方向に。
それからしばらく、二人はリビングでだらだらと過ごした。テレビをつけて並んでソファに座る。特に内容のないバラエティ番組を流し見しながら、時折マナが——もとい、まーくんが凪沙の肩にもたれかかったり、らっくんの膝の上に足を乗せたり。べたべたと、砂糖を煮詰めたような休日だった。
ふとスマホが振動した。田中からのLINE。
画面には「いなみそ〜返事くれ〜」と表示されている。マナの目はもうしっかりそれを捉えていたが、今度は何も言わなかった。代わりにライの方をちらりと見て。
「 ……らっくん、LINE返したって。田中待ってると思うで。 」
『 …ん、わかった。じゃあちょっと返すわ 』
LINEを開いて返信を始める
ライがさらさらと返信を打つ横で、マナはあえてテレビの方を見ていた。見ていないふりができる程度には成長したらしい。ただしライの左腕にしっかり自分の腕を絡ませているあたり、距離を取る気はさらさらない。
ぽそっと、テレビを見たまま。
「 な、らっくん。今度の休みどっか出かけぇへん? 」
何気ない提案のようでいて、その意図は透けている。「田中と遊ぶ予定入れんといて」とは言えないから、「俺と先に約束して」という回りくどい牽制だった。
『 ん?別にいいけど 』
テレビから視線を外してライの方へ振り向く。
「 ほんま!?どこ行く?水族館とかどう?あ、でも人多いかな……二人きりになれるとこがええな…… 」
希望が具体的すぎた。水族館は人混みの代名詞である。
少し考えてから。
「 じゃあさ、家でおうちデートでもええわ。一日中だらだらして、一緒にご飯作って、映画観て。 」
にへ、と笑ってライの肩に頭を乗せ直す。
「 とにかく、次の休日は俺にちょうだい。 」
『 もちろん。まーくんのしたいことしよっか。 』
ぎゅう、とライの二の腕に抱きつく力が強くなった。
「 ほんま!?約束やで? 」
小指をずいっと差し出してくる。
『 うん、約束ね。 』
小指を絡ませて指切りをする。
指切りした小指をそのまま離さず、するりとライの掌に滑り込んで恋人繋ぎにした。
「 えへへ。 」
テレビでは芸人が熱湯風呂に落とされて絶叫している。だがこのソファの二人にとってはBGM以下の存在だった。
ふわぁ、と大きな欠伸をひとつ。昨夜の寝不足が今になって効いてきたらしい。
「 …んん、なんか眠なってきた…… 」
とろんとした目でライを見上げながら、繋いだ手をぶらぶらと揺らす。
『 もうちょっとしたら寝る?眠い時に寝るのが1番だよ。 』
「 んー…、でもお布団行ってらっくんと離れたない…… 」
マナの瞼はもう半分閉じかけていた。言葉と体が完全に矛盾している。
こてん、とライの肩に頭が落ちる。重力に逆らう気力すら残っていない。
「 一緒に寝よ……このまま…… 」
もごもごと呂律が怪しくなりながら、それでもライの指だけはしっかり握ったまま離さなかった。
『 しょうがないなぁ…。おやすみ、まーくん。 』
そのまま二人でソファに倒れ込み、ライがマナを優しく抱き締めたまま眠りに落ちる。穏やかで優しい日曜日だった
_______
ど う で し た か ?
あ だ 名 は 適 当 で す 。 ご め ん な さ い ()
語 彙 力 ど し た ん っ て く ら い 無 い で す ね 。
こ ん な 語 彙 力 皆 無 の 俺 は 小 説 な ん か 書 け る ん で す か ね ? ?
今 回 も 2 0 0 0 文 字 は 超 え れ た の で 満 足 で す ()
終 わ り
♡ ↪︎ 1 6 0
強 欲 な ん で す 許 し て く だ さ い …
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