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タイトル:父親役の練習

 日曜の午前、柔らかい光が高層マンションのリビングに差し込んでいた。

 ジヨンはソファに深く沈み込み、スマホを片手に頭をかいていた。

🐲「……コンパスって、まだ使うんだっけ?最近の中学生って、iPadで授業とかやってんじゃないのか?」

🐼「一応、使います。あと、シャープペンと、ファイルと、……あの、上履きも必要で」

 キッチンカウンターの向こうで、スンリが丁寧にメモを読み上げている。

🐲「タプ行かないの?」とジヨンが声をかけると、TOPはトースターにパンを押し込みながら答えた。

🔝「今日はギャラリーの搬入手伝い。昼過ぎまで戻れない。でも、ちゃんと『保護者の顔』して行けよ?」

 ジヨンはむっとして顔をしかめた。

🐲「顔で勝負してねーよ……っつか、俺、親じゃないし」

🔝「まあ、スンリが恥かかない程度にがんばれ。中学生って、案外見てるからな」

 その言葉に、ジヨンは無言で立ち上がった。

□ ソウルの大型文具店にて

 店の中は親子連れでごった返していた。

 ジヨンは黒のハットを目深にかぶって、マスクをつけていたが、アーティストとしてそれなりに有名なため、目立たないようにしている。

 一方のスンリは、制服に似たネイビーのジャケット姿で、ジヨンの少し後ろを歩いていた。

🐲「……ほしいやつ、全部言って」

🐼「はい。あの、すみません、こんなに……僕、自分で買いに行けたので」

🐲「うるさい、オレが来たかったんだよ。買い物、苦手だけど」

 そう言いながらも、ジヨンの買い物かごはすでにスンリの言った文具でいっぱいだった。

 途中で、ジヨンがふと手を止めて、カラフルなボールペンの棚を見つめた。

🐲「……お前、色とかこだわりある? こういうの、オレ、苦手だからさ」

🐼「……こだわり、ないです。けど……黒と青の2本ずつで、十分です」

 その答えに、ジヨンは一瞬だけ口元を緩めた。

🐲「なんか、お前……大人すぎない?」

 スンリは少し困ったように、でも悪い気はしないというように笑った。

 帰り道、地下駐車場でエレベーターを待っていたとき、スンリがふと口を開いた。

🐼「……ジヨンさんは、昔からアートやってたんですか?」

 ジヨンはエレベーターのボタンを見つめながら、ぽつりと答えた。

🐲「中学の頃は、美術だけ成績良かった。他は全部死んでた」

🐼「じゃあ、僕が勉強できなくても、大丈夫ですかね」

 その言葉に、ジヨンははっとして、スンリの方を振り返った。

🐲「……勉強できなくても、ちゃんと生きてるオレがここにいるんだから、たぶん大丈夫だろ」

 スンリは、少し驚いた顔をして、それからそっと笑った。

□ 帰宅後のシーン(夜)

 TOPがリビングで作品のパーツを組み立てていた。スンリが持ち帰った文房具を見て「センスあるな」と呟く。

 ジヨンは冷蔵庫からミネラルウォーターを出しながら、ぼそっと言った。

🐲「……あいつ、遠慮ばっかりで、なんか昔の自分見てるみたいで、見てらんねぇ」

 TOPは静かに手を止め、ジヨンを見た。

🔝「……だから、放っておけなかったんだろ?ジヨンって、そういうとこ不器用なままなの、変わらないな」

 🐲「……うるせぇ」

歯切れの悪い終わり方しちゃったすんません

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