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安室side
今日はバーボンの日。
ちょうど良かった。ジンなら恐らくここにいる人間のことは全て把握しているだろうから。聞いてみよう。
「ジン。任務終わりました。」
「了解。…ズラかるぞ。」
アジトに戻ってジンに聞く。
「ジン。この組織に銀髪のショートカットの女性っています?」
「そんなのいねぇよ。…どうかしたのか。」
「いえ。…なんでも」
いない…?
可能性は2つ考えられる。
彼女がボス説と、この組織にいるというのがコナンくんの勘違い説。
前者だと、ボスがそんな簡単にボロを出すとは思えないので可能性があまりない。
後者だと、コナンくんが言っていたことが嘘になる。こちらも可能性があまりない。
…どういうことだ?
以前までいた…?
でも確実に死んだわけじゃないなら、ジンは覚えているはず。あるいは。
変装している…?
ベルモットの目を欺いてか…?
もしくはベルモットと協力関係…?
謎が深まるばかりだった。
📞…
『安室さん?』
「コナンくん?ジンに聞いてきたんだけど。」
『どうだった!?』
「それが…銀髪でショートカットの女性はいないらしいんだ。」
『前来ていた時みたいに髪を染めている、とかじゃなくて?』
「ああ。そもそもショートカットの女性が僕でも知っている人だけしかいなかったんだ。」
『そっか…』
「僕たちの思い違いか、あるいは…」
『変装している。』
僕はコナンくんの頭の回転の速さに改めて感心する。
「ああ…僕も同じ考えだ。」
『でもさ…組織の人間にしてはボロを出しすぎじゃない?』
「わざとかもしれないよ?」
『わざとでさえ、安室さんでもしないのに?』
「そうなんだよね…1度警戒を緩めてみる?」
『っそれは…!』