どもども、小説書く才能が皆無なももうさぎです★!
ここは小説を書く練習も兼ねて妄想をばこおおおんってするところです!
早速幸先悪いですが、そいじゃレッツゴー!
ちなみに、メキシコさんは日本さんのことをハポン(スペイン語でJapón)と呼ぶので把握お願いします
⚠注意点⚠
9割妄想(アメ日より史実的にはこっちのほうが純粋だから妄想しやすいという言い訳)
「はぁ⋯今日も疲れましたね。あの塾のクソ教師、どういうつもりで宿題出してるんでしょうかねぇ。各教科のワーク50ページ分って殺しにかかってますよねぇ?!」
誰もいない暗い夜道に革靴特有の足音がコツン、コツン、という少し不気味な音を立てながらこだましている。
普段からこの道を使っているはずなのに、夜になると車通りが一気に少なくなってしまうせいか、昼間とは違う異様な雰囲気を醸し出していた。
「まあ、今日は早めに上がれましたし、帰って皆とご飯でも――
突然目の前に信号無視のトラックが突っ込んできたと同時に
「危ないっ!」
と誰かの強い声が聞こえてきた。
「⋯?!」
気がついたら私―いや、私達は歩道にいた。
隣からはハァハァと誰かが肩で息をする音が聞こえる。
「ハァ、助かって、ハァよ、よかったぁ!ハ、ハポン!」
「―!」
そこには昔からの仲のメキシコがいた。
鮮やかな赤と緑瞳に立派な翼。でも今日はいつもと違ってその翼には血が滲んでいた。
「メキシコさんちょっと大丈夫ですか?!その怪我、私のことを助けてくださったときに⋯」
「いーのいーの!これくらい、ハポンが死ぬかもしれなかったことと比べたらどうってことないって!」
そう言いながら彼はポケットから手ぬぐいを取り出し、怪我をしたところをぐるぐる巻き始めた。彼の持っている紫色の手ぬぐいはたしかに見覚えがあった。
「それって私が昔あなたが怪我してたときに巻いてあげたのですか⋯?」
「あたり〜!あの時は本当に助かったよ」
少し経ってから、彼に久しぶりに会ったから話をしたいと言われ、私達は近くの公園に寄ってから帰ることにした。
公園に着くまで私と彼は最近あったことやらくだらないことやらいろいろな話をして時間を潰し、そうしている間に公園に着いた。
「やっぱりいいよね〜夜の公園って」
「たしかにそうですね。最近行ってなかったので忘れてました」
街頭に照らされた小さなベンチに座った。昔は座っても自分の肩くらいにしか届かないほど身長が低かったのに今じゃ余裕で越されてるなー、なんて思いながら隣りに座る彼を見る。
彼の横顔は、今さっきまではしゃいでいたようには思えない、凛とした青年のように見えた。
「ぁ、そういえばまだ言ってませんでしたね。
⋯さっきは、その⋯ありがとうございました。あと、怪我させてごめんなさい⋯」
「⋯どういたしまして。あとハポン、謝らなくていいよ。⋯」
明らかにさっきと雰囲気が違う。
(またなにかしてしまったでしょうか⋯?)
「メ、メキシコさん?」
「あ、ごめんごめん!ちょっと昔のこと考えててさ〜」
「昔のこと、ですか」
「そうそう」
「覚えてる?僕が初めてハポンに会った、航海の途中で遭難して千葉あたりに漂着した日のこと。」
彼は話を続けた。
『¿Dónde estoy?』
『¡Deja de decir eso y atiende a los heridos!』
あの日、僕はすごく怖かったの。見知らぬ土地にいきなり放り出されて。しかも帰るための船も壊れちゃって。助けを求めようと歩いている人に話しかけてみても言葉が通じなくて。正直もうだめかもって思ってた。
でもその時に、
『大丈夫ですか?』
『!』
ハポンが助けてくれた。
ハポンは言葉がわからない僕達のために通訳をしてくれて、そのおかげでその土地に慣れることができたし、その次の年には僕達に船まで作ってくれたおかげで無事に帰ることができた。
その時に僕は誓ったんだ。次に会うときは絶対に恩返ししようって。
「それからも、条約を結びに来てくれたり、今はもう回復してるけど、戦争のせいで一時期関係が中断しちゃったり、お互い忙しくなってきたせいで会わなくなっちゃったりしたけど、今日こんな形で恩返しできたからよかったなって思ったの」
「⋯ポロッ」
彼の話が終わったとき、何故か涙がこぼれてきた。
「な、泣いてる?!どうしたの?!大丈夫?!」
彼は私が泣いているのを見て、ものすごく慌てている。彼になら自分の心の内を明かしてもいいかもしれない。そう思ったときにはもう自分の口は開いていた。
「グズッ、実、は最近すごく疲れてて。ッ勉強も思うようにできず、まだ学生の身である私に国の化身という役目が務まるのかもわからなくて、ッ自信、なくしてたんですよ。
正直さっきトラックに轢かれかけたときもグズッあのままッ轢き殺されたらッ楽になるかなって、思ってたんですよ。思っちゃったんですよ。
でも、まだこうやって気遣ってくれる人がいて、助けてくれる人がいて、良かったなぁって。メキシコさんのおかげで明日もなんとかやっていけそうです。」
言い終わったあと彼の顔を見ると、意外にもいつもと変わらない余裕そうな顔でこちらを見ていた。
「⋯フッ、また地面見て話してさ〜もう、また溜め込んでたの?そうなる前に言ってよね?」
「僕は君のことが本気で好きなんだから」(囁き)
「ヒャア!/////」
「あれ、もうこんな時間だ。今日は送ってくよ!ほら、背中乗って乗って」
「は、はい//」
彼は私をひょいと背中に乗せると、あの大きな翼を羽ばたかせ、あの紫色の手ぬぐいが夜風になびいていた。
はい!以上、一ヶ月以上妄想し続けていたストーリーでした!絶対クソですが、前よりは手応えあるぞ
そいじゃまた〜!
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