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tnzm
前回の続き
◇
深夜、丑三つ時をまわる頃。ゾムを探して部屋を回ったが、何処にも目撃情報はなかった。
倉庫を飛び出したまま戻らないゾムを、軍の施設の影に、裏の廊下に、訓練場の端に、探して歩き回る。
まあ、手負の獣はそう易々と見つからんか。
小さくため息を吐く。自分のせいだとわかってるのに、喉の奥が渇いて、さっきまでの血の味がまだ口の中に残ってるような錯覚に苛まれた。
そして───────
「・・・・・・ゾム。」
彼を見つけたのは、人気のない医務室のベッドの上だった。
毛布にくるまり、小さく背中を丸めて、ぐったりとした呼吸音が僅かに響く。
「お前・・・・・・怪我大丈夫なんか。」
答えは返ってこなかった。
それでも、ベッドの横にしゃがみ込み、そっと指先をゾムの髪に滑らせる。
首元の傷はかさぶたになってきてる。けど、うっすらとまだ赤く、熱を帯びているようで。
「・・・さっき、ごめんなあ」
謝って済むものじゃないとは分かってる。でも、不器用な俺じゃ、他になんて言えばいいか分からないから。
そのまま、ゾムの睫毛がぴくりと震える。
「・・・・・・なん、なんで・・・・・・、お前が、ここに・・・」
その声は震えていた。けど、怒りでも拒絶でもなくて、ただ、怯えたような揺れ。
「来んな・・・、ばかトントン・・・・また、おかしなる・・・・・・」
「せやから、もう抑える。ちゃんとする。・・・ただ、お前が甘いだけやねん。」
けど、その声ももう震えていた。
本当に壊したくないのに─────本当は、喉の奥がまた疼いてる。
ゾムの香りがまた鼻先を掠めて、皮膚越しに伝わる熱に、心臓が跳ねる。
「もう・・・・・・ほんま、いっぺんでええ。そんで、・・・・・・やめるから。」
言い訳のように呟いてから、拒絶される覚悟でそっとゾムの身体を抱きしめた。
ゾムは抵抗しない。ただ、震える身体を任せるだけ。
その温度が、自分の中の理性を一枚、また一枚と剥いでいく。
布の擦れる音がする。
「っ・・・・・・とん、とん・・・?」
びくん、とゾムが反応する。
けど、それは拒絶でもなければ逃げようとする動きでもなくて。
「……だいじょうぶや。今度はちゃんとする。」
唇を、ゾムの首筋じゃなく、額に落とす。喉元には行かない。今度こそ、理性を保つために。
けど、代わりに、ゾムの体温を感じる場所へと、指先がゆっくりと滑っていく。
「ぁゔ・・・っ、や、やめっ・・・♡ひぁ゙・・・♡♡」
すり、と既に緩く首をもたげた性器を指で擦ると、小さく声を震わせて嬌声を漏らした。
声にならない吐息と、小さな呻き。毛布の下で震えるゾムの脚が、ひくりと跳ねる。
「・・・お前が甘いんが悪いんやからな」
言いながらゆっくりと、ゾムの身体にキスを落としていく。まるで祈るように、丁寧に、名残惜しそうに。
ゾムの唇が、かすかに震えた。
「・・・・あんま、優しくせんといて・・・、変になる・・・っ」
「ええよ。責任取ったるわ」
吐息が重なって、ふたりの間に熱がこもる。
ふいに、小さく身じろいだゾムの手を握ると、ふにゃりと蕩けた笑みが返ってきた。
「・・・それは、煽ってるんですかねえ」
「いや、や、違う・・・っ!・・・・・なんか、頼って見るのもありかな、って・・・」
ぎゅっと手を握り返してくるその反応が、本当に頼ってくれているようで。
・・・・・・そして何故か、どうも嗜虐心をくすぐるのだ、この男は。
「・・・なあ。本当に、最後。俺のもんや、って印だけ、残してええ・・・?」
さす、と日焼けを知らない首元を指で擦ると、くすぐったいのがゾムが目を細めた。
困ったような、でも満更でもないような顔つきで目線をずらす。
「・・・・・じゃ、じゃあ、ちょっとだけ。さっきぐらい血が出たら、・・・ころす」
「こわっ。・・・ほんなら、自制せんとなあ・・・。」
ちゅ。
リップ音が鳴って、そこを溶かすように唇で喰む。
「はっ・・・ふ、ぁん゙っ♡♡ひぅ゙・・・〜〜〜っ♡♡♡」
がり、と歯が白い喉元に当たった。手前に小さく歯を寄せると、小さく皮膚の千切れる音がする。
・・・・・・ああ、やっぱり、おいしい。
「いぅ゙・・・っ、や゙ん・・・!♡♡ ぁ゙〜〜〜〜っ・・・・〜〜♡♡♡」
じゅるり、溢れ血を一滴舐め干す。
痛みに耐えるようにくぐもったゾムの声に、微かにだけど、快楽を感じた甘い声が混じっている。
「い゙たぁ・・・っ!♡♡やぅ゙、やば、これ・・・〜〜〜っ♡ きもちぃ゙、♡♡♡」
ぐりっと傷口を舌で押してみたり、逆に吸ってみたり。
その度に痛みと気持ち良さでおかしくなりそうなゾムが視界に映って、ああもっと、その反応が見たいと欲が渦巻く。
もっと可愛い反応も見てみたくて、性器に当てていた手を再度動かし始めた。
「ひゃ、ぁ゙あっ!?♡♡♡ む、むり゙っまっ・・・!、!♡♡ あ゙ぁあっ♡♡♡」
途端、母音の多めな、艶やかな声で喘ぎ出したゾム。もともと赤かった頬は更に紅潮し、瞳も涙でふやけている。
親指の爪でぐちゅっと先っぽを擦ってあげれば、強すぎる快感故か白い喉元を曝け出し、仰け反るように体を震わせた。
「〜〜〜〜っあ゙ぁ♡♡♡にゃ゙、なんか、ぁぐ♡♡ い゙っ♡いっちゃぅ゙、うぁあ゙♡♡♡」
「んっ・・・・ええよ、イって。」
びゅくっ、びゅるるるっ♡
耳元で囁くようにそう言えば、とうに勃っていたそこはすぐに吐精した。
医務室に甲高いゾムの嬌声が響き渡る。
「あ゙ぁあ〜〜〜〜っ♡♡♡♡ や゙ら♡きもちぃ゙い♡♡ んぐ、ぅあ゙〜〜〜・・・っ♡♡♡」
あまり抜いて無かったのか、体をがくがくと言わせながら絶頂の余韻に浸る。
そこへ、再度首筋に歯を立てられ、意識の限界が顔を見せ始めた。
「はひゅ゙・・・・・♡♡♡ ぁ♡♡ぅゔ・・・っ〜〜〜・・・・ぎ、っ゙・・・〜〜〜〜っっ♡♡♡♡」
「・・・・は、はは。やば・・・かわい。・・・・・また明日な、ゾム。」
ぎゅっ胸元に引き寄せられ、そこ完全に意識が途絶えた。
直前に見えたのは、口の端についた血をぺろりと舐め上げるトントンだった。
◇
朝。
「・・・・・・ゾム。起きてるか?」
ぐったりと横たわったまま、ゾムが胸元に顔をうずめたまま返事をしない。
けど、ゆっくりと伸びてきた指が、服の裾をぎゅっとつかむ。
「・・・・いま気づいた。まだおれら付き合っとらんかった」
「・・・はは。可愛かったわ〜昨日。なんか噛んだだけで感じてへんかった?Mの素質あるで。」
「う、うっさいっ!・・・・・・ちゃんと責任、取ってくれるんやろうな」
どこか拗ねたようなゾムの呟きに、ふっと笑みが溢れる。
昨日の熱と、首筋に残る痕跡をゆっくりなぞれば、ゾムも嬉しそうに、小さくはにかんだ。
「・・・・・勿論。最初からそのつもりや。」
◇
なんか久しぶりにあーる書いた気がする。
濁点♡まじで癖なんでぜひとも布教したいですね
コメント
4件
後編まで本当に最高すぎます!!✨️ zさんを安心させる為に優しく接するtさんがもう大好きすぎます!! 後途中のふにゃって笑ったzさんが本当に大好きです…疲れ吹っ飛びました…!! 週3でこのストーリー見返しに来ます本当に助かります!!主さんが書くtnzmが1番好きですLove!!!!!🫰🏻
2人とも付き合うん?! グルッペン達が知ったら、 どうなるんやろ笑 続き楽しみッス✨️(´。✪ω✪。 ` )