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shpzm
先に謝っときます、リクエストなんですけど勝手に根性焼き追加しました。
現パロ
◇
はぁ、と大きなため息がショッピくんの口から溢れた。
ゆらり、暗い部屋に更に深い影ができる。
「・・・・あーあ。何回言ったら分かるんすか、ほんまに」
立ち上がったショッピくんの顔はよく見えないけど、きっと、やっぱり、怒ってるんだろう。
「・・・ねぇ。
なんで返信くれないんですか。俺よりみんなと飲んでる方が楽しいんですか。前も言いましたよね、ごめんなさいって、もうしないって。嘘ついたんですか?いっつもそうですよねゾムさんは。俺が何を思って待ってたかなんて考えたことあります?携帯の通知が光るたびにチェックしてでも全部違う名前で。俺がこうして待ってる間にもゾムさんの笑ってる顔とか隣にいる声とか全部俺じゃない人に向けられてるってそう思うと本当に気持ち悪かった。俺何回も言いましたよね。ゾムさんがいないと、ゾムさんじゃなきゃだめなんです。それでも平気で破って、それで悪気ないとかそんなつもりじゃなかったって笑うつもりなんでしょ。ゾムさんにとって俺はなんなんですか。暇な時だけ思い出す存在?都合のいい留守番?意味分かんない、ずっと、ずーっと、1番ゾムさんを好きなのは俺なのに!」
「・・・・・っ」
しってる、しってるよ、だってこんな俺を好きになってくれるのはショッピくんぐらいやもん。
ずっと大好きなのに、なんでそんなこと言うの?でもショッピくんにはいつも伝わらない。
「いっつも俺のこと見てくれない。こんなに大好きで、愛してるのに・・・!!なんで?ねぇ、なんで分かってくれないんですか?ゾムさんはいつも俺のそばにいてくれない。ゾムさんが嫌がるからGPSも付けないようにしてるのに、
・・・・・あぁそっか、俺のこと、やっぱ嫌いなんでしょ。」
「・・・・っ、ちがう・・・!!」
反射的にそう口にした。
「・・・・じゃあ、ほんとに、俺のこと好きですか」
「当たり前やん。・・・すき、だいすき」
ぽろり。
暗がりの中、ショッピくんの目元から溢れる涙が一粒見えた。
「・・・えへ、じゃあこれからずーっと一緒ですね。朝起きる時も歯磨きの時もご飯の時も仕事の時も。」
「・・・・・え?」
ちゃり、と金属の音がする。
ショッピくんが持っていたのは俺の家の鍵だった。
「・・・・・・あれ、なんで持ってんの」
そう聞く俺の声が震える。
「決まってるやないすか。俺とゾムさんは、これからずーっと一緒なんやから」
暗がりの中、ショッピくんがゆっくりとポケットからもう一つ、何かを取り出す。
それは銀色のライターだった。カチ、カチ、と試すように火花が散る。
「ねぇゾムさん。俺、ずっと考えてたんですよ。どうしたら、ゾムさんが絶対に俺から離れられへんようになるかって」
ふっとショッピくんが笑うのに合わせて、ライターの火が小さく揺れた。
「指輪とか首輪とか、そういうのもいいなって思ったけど・・・・物やったら外せるでしょ?捨てられるでしょ?せやけど、体やったら、もうどうにもできへんじゃないですか」
箱からショートピースの煙草を取り出す。
暗い部屋で、じんわりと煙草に火がついた。
「痛いかもしれんけど、大丈夫ですよね?だって俺のこと好きなんでしょ。」
一口ショッピくんが煙草を咥える。
ふぅ、と吐き出された紫煙は暗い部屋の中でゆらりと形を変えながら消えていった。
火のついた煙草の先端が、赤く小さく脈打つように光る。
「・・・・ね、ゾムさん」
にっこり笑ったショッピくんが一歩、また一歩と近づく。
「これなら、もう忘れないでしょ?」
いやだ。そう口にしようとして、すんでで押し止まる。
・・・ショッピくんの愛は、全部俺が受け止めてあげないと。行き場のない苦しさは、全部俺が救ってあげなきゃ。
「怖がらんでええですよ。俺がやるんやから、ちゃんと意味あるもんになります」
低い声でそう言いながら、ショッピくんは煙草を持つ手を俺の腕へと伸ばす。
あぁでも、やっぱり痛いのはやだな。
────じゅっ。
「ひっ・・・・あ゛ぁ゛っ、やっ、いたぃ゛・・・っ!!」
全身がびくんと跳ねて、壁に背中が当たる。
「や、やだ、やだやだ・・・・!〜〜〜ぁ、ぐッ・・・ぅ、う゛ぅあっ」
じゃりじゃりと煙草の先端を押し付けられて、
熱さが左腕を焼きながらじわじわと広がり、皮膚がひりひり疼いて痛みが波のように押し寄せてくる。
「しょ、っぴ、・・・ぁ゛う、!やめ゛、・・・・〜〜〜ッッ!!」
けれどショッピくんは腕を強く押さえて離さない。
「あ、はは、は。めっちゃかわい・・・♡」
震える声で必死に抵抗するけど、痛みの波に体が勝手に反応してしまう。
「あ゛ぁあ、!!あつぃ゛、・・・ふ、ぅ゛う・・・!」
じわりと滲んだ俺の涙を、ショッピくんがぺろりと舐めとった。
「泣いたゾムさんも好きだけど・・・ゾムさんには笑ってて欲しいから、これぐらいにしときますね」
そう言ってこちらを覗き込んだショッピくんの顔は確かに笑っていたし嬉しそうだったけど、
でもやっぱり、どこか苦しそうで、痛そうで。
「・・・ちょっと待っててください。救急箱持ってきます。綺麗な傷にしたいから」
それだけ言って、ショッピくんはぱたんと扉を閉めていった。
「・・・・は、ふぅ・・・・・っ」
じくじくと痛む左腕。
疲労感がやってきて、壁に頭をもたれた。
・・・・・これが、しょっぴくんの愛の証。
「・・・ぁ゛はっ・・・・」
自分の乾いた笑いが部屋にこだまする。
そーだよ、あんま深く考えなくても分かることだった。
ショッピくんは俺が大好きで、俺もショッピくんが大好きで。
でも、俺は上手く好きになれないし、愛を伝えられなくて、
なら代わりに、しょっぴくんの愛をぜーんぶ、受け止めてあげればいいんだ。
だってショッピくん、俺がいないとだめだめだもんね。
しょっぴくんも、俺も、ちょっと不器用なだけで。
この愛に比べれば、もう痛みも、苦しみも、どーでもいいや・・・♡
とたとた、とショッピくんの廊下を駆ける音がする。
次はどんな風に、好きって言ってくれるんだろう・・・?
小さく笑みが溢れた。
◇
ちゃんとリクエストになってたかな・・・?いやわかんない・・・結局自分の書きたいもの書いちゃった
ちなみに左腕の傷って、
心身のバランスが崩れてるとか、行動や創造性が制限されてるとか、新しいことに挑戦する準備ができている、みたいな意味があるらしいです。
あと左腕自体に「受け取る」っていう意味があるんだって、えもすぎるね
だから左腕を怪我した=愛の受け取り方がおかしくなった
みたいな解釈とか色々妄想して今日も夜しか眠れない
コメント
9件
初コメ失礼します!! めちゃくちゃ刺さりました...|:3ミ またsypzm待ってます!!!✨
ョピの長文キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━!!!!! タ"!のョピってこういうのほんとに似合うよね、ソ"ムさんも受ける側すんごい似合うし 毎回ャバとの違いって何やろ?🧐 っていう気持ちになる()
最高すぎやろ!( *´﹀` *)✨️ 反応も可愛かった〜! 続き楽しみ✨️(´。✪ω✪。 ` )