「 … うわ ッ !? 」
突如 腕を 掴まれた 。 かと思えば 後ろに 引っ張られる 。
伊太利亜は そのまま 後ろ向きに 倒れ 、 独逸 に 捕まってしまった 。
逃げ出そうと もがくも 強い力で 抑えつけられ 思うように 手が 動かせない 。
四人の仲間も 自分に 起こった悲劇に 気付いていないようで 、 大絶叫しながら 逃げて行った 。
「 わ っ 、 み 、 みんな ッ 、 待 っ んん” ッ 」
口を塞がれ 、 声が 出せなくなった 。
それを見た 独逸 は 満足そうに 笑った 。
「 四人も 逃がしたが … まあいい 、 その分 お前に 働いて 貰うからな 」
にやりと すれば 抵抗する 伊太利亜を 抱きかかえ 何処かへ連れて行った 。
独逸の 職場は 先程の場所から そう 遠くない場所にある 。
あっという間に 職場に ついた 独逸は 、 一先ず 電気をつけた 。
そして 自分の席に 伊太利亜を 座らせた 。
「 … 、 死ぬかと思ったんよ !! 」
やっと しゃべれるように なった 伊太利亜は じと 、 と 睨みながら そう 告げた 。
「 なーに 、 まだ 終わってないぞ 。 もしかしたら 生きて帰れないかもな 。 」
なんて 鼻で 笑えば 少し青ざめた 。
「 … 冗談だ 。 さて … お前には プレゼン用の スライドを作ってもらう 。 やり方は 俺が 教えるから 、 言われたとおりにしろ 。 」
そう 言って 伊太利亜の 横に立った 。 … が 。
「 … この位置だと 逃げられてしまいそうで 怖いな 、 」
伊太利亜 が 肩を 震わせた 。 どうやら 逃げようと 考えていたようだ 。
「 … なんだ 、 そんなこと考えてたのか ? … なら こうするしかねーな 。 」
手を差し伸べ 、 伊太利亜を 立ち上がらせる 。 そして 自分が その椅子に 座った 。
「 … ほら 、 座れ 」
自分の 膝の上を 人差し指で とん ゞ と する 。 すると 伊太利亜は 一気に 顔が赤くなっていった 。
「 … む 、 無理なんよ !! 恥ずかしくて できない っ 、 」
そう 告げ ぶん ゞ と 首を振った 。
「 じゃないと 事が 進まないんだ 、 早くしてくれ 。 」
独逸は にこ ゞ とし 圧をかけた 。 その圧に 耐えられなくなった 伊太利亜は 渋々 膝の上に 座った 。
「 … じゃ 、 まずは 資料作成 からだな ! 」
伊太利亜の 手に 自分の手を 添え 、 マウス等を 動かしていく 。 伊太利亜は どき ゞ したせいで 集中できなかった 。
「 ここに 画像を 挿入するんだ 。 で 、 グラフも … 」
独逸の 指示通り 、 資料を 夢中になって 作り続けて 気が付けば 夜の12時を まわっていた 。
「 … もう こんな時間か 。 一旦 休憩するか ? 」
完全に 疲れ切っていた 伊太利亜は こくり 、 と 小さく 頷いた 。
「 … なあ 、 もし あの四人 が 、 俺らが 付き合ってるってこと 知ったら どうなると思う ? 」
付き合ってる 。
その言葉に 、 事実に 伊太利亜は 少し 顔を赤らめた 。
「 … どうにもならないでしょ 。 」
照れ隠しのように そう 呟いた 。
少し 冷たく聞こえるが 、 伊太利亜の 耳が 真っ赤に なっているのを 見た 独逸は 、 満足そうに 目を細めた 。
コメント
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いやあああああああああああああああああかわいすぎてしんじまう!!!!!!!そのままやってしまえええええぇ
好き…