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正宗が事務所に出勤した時花江が来ていなかった。
「花江!」正宗は探したが花江は見つからなかった。
「何処に行ったんだ。」正宗は
聞き込みをした。
「着物を着た髪の短い女性を見ませんでしたか?」
「いいえ。」
「そうですかありがとうございました。」正宗はお礼を言いまた辺りを探した。
「先生どうされましたか?」
「助手が此方に来てませんか?」正宗は警部に聞いた。
「いいえ。」
「助手が事務所に来てないんです。」
「私たちも捜査します。」
「ありがとうございます。」
正宗は警部たちと捜査した
「花江ー!」
「花江さーん!」
警部は正宗に近寄り尋問を始める。
「花江さんに最近何かおかしな点はありませんでしたか?」
「探偵が尋問されるとはいいえ。」正宗は迷わず答える。
「例えば先生と揉めたとか。」
「私たちは円満ですよ。」と自信満々に言った。
「なるほど。」警部は頷く。
「私たちはいやらしい関係ではありません。」正宗は嘘をついた。
「そうですか。」警部はそう言った。
花江の失踪捜査から月日が流れた。正宗はまだ意気消沈していた。
「先生花江さんはきっと何処かで嫁に…。」警部が言いかけた途端で
「先生。」と女性の声が聞こえた。
「花江!」正宗は抱き締めた。
「ご無事で先生心配してたんですよ。」警部は優しく言った。
「すみません実は病院に行ってたんです。」花江は浮かない顔で正宗を見つめた。
「どこか具合でも悪いのか。」と
心配そうに聞いた。
「先生私妊娠したんです。」花江の言葉に正宗は固まった。
「花江さんホントですか。」警部は驚いて聞いた。
「はい先生と肉体関係を密かにもっていました。」花江は警部に真実を言った。
「先生探偵が嘘をつくなんて!」と激怒した。
「申し訳ありません…。」正宗は土下座した。
「花江さんあなたもだが先生助手の異変に気づかなかったんですか!」
「先生は悪くないんです。」花江はかばった。
「花江さんこんな最低な男の助手のままで良いんですか?」警部は花江を諭すように言った。
「花江行かないでくれ私が責任をもって育てる!」
「私にも先生を誘惑した責任があります警部さん私は助手をやめません。」とはっきり答えた。
二人は名張を離れた。
「先生泣かないで下さいよ。」
「私は最悪な男だなのに…。」
花江は正宗の肩をさすった。
雪が冷たく二人を戒めた。