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体育館にて。
ホームルーム後ダッシュで体育館まで来た。
見る場所を確保するため…
目立たない場所や気づかれない場所で
見るんだ。
中学ん時もずっとそうだった。
北川第一の時は、バレー部の、及川徹っていう女子に人気の先輩がいてその先輩目当てにたくさんの女子たちが練習を見に来ていた。
2階にも、外の体育館入口付近や下の窓にまで。
私はその様子をいつも2階の卓球台の下に隠れて見てたり、ステージ裏のカーテンの後ろに隠れて見てたりしていた。
遠いからちゃんと双眼鏡とか用意して見てたよ
話しかけたりとかは自信なくてできなかったけど本当にファンだからねっ!!
ひょこっと、体育館入り口から顔を出しバレないように、観覧できそうな場所を見渡して探す。
高校生活はどこから、影山くんを応援しようか、、?
うーーーん。
と考えていると
?「君、そんな所で何してんのー?」
ビクッ
後ろから話しかけられた!!
やばい!!
思わずビクッとなっちゃった…
不審者だと思われた!?
バッ
挙動不審気味に後ろを振り向くと
白髪のセンター分けの綺麗なお顔をされている、、先輩かな?
『へっあの…ばばバレーの練習試合を…見に来ました…』
言葉に詰まる私。
コミュ障が!!恥ずかしい!!
スガワラ「へ〜今どき烏野バレー部見に来てくれる人なんていたんだ!」
『はいっ…!昔は強かったみたいですが今はあまり名前を聞かなくなってしまいましたが今年度の3年生の先輩方や2年生の先輩方はお強い方たくはんいらっしゃいますし、1年生にも北川第一中学の影山飛雄くんが…』
ハッ
やばい!!!
オタクゆえ知識を語りたい欲が出てしまいめちゃくちゃしゃべってしまったぁぁぁ!!!
やばい!!変な人だと思われるー!!
あわあわあわあわ
スガワラ「あはは!めっちゃしゃべるじゃん!君、面白いね!」
そう言って笑うと、目が糸目になって涙ボクロが…
あ…この人は、優しい人だァ
オタクゆえの知識を引かずに…ああ…
優しい世界…
ほわほわとしていると
ヒナタ「あ〜!!小早川さーーーん!!」
日向くんだ!
日向くんが私を呼んで
私たちのところまで走ってくる。
ヒナタ「来てくれたんだっ!?」
と、キラキラした目で私を見る。
その圧に耐えれなくて目を逸らしながら
『あっうん!』
と言う。
?「日向、この子と知り合い?」
ヒナタ「はいっ!同じクラスの小早川さん!」
あ、敬語。やっぱり先輩だった。
?「小早川さんって言うのかぁ〜
俺、菅原孝支!3年!」
と自己紹介をしてくれる菅原さん。
『小早川○○です…』
私も自己紹介をする。
ヒナタ「あはは!小早川さん声ちっさーい」
スガワラ「やめたれ日向ぁ、お前が元から声でかいんだろ〜」
だなんて2人でやり取りする姿を…
ああ…先輩後輩という関係…よいですなぁ…
と微笑ましく見ていると
ヒナタ「あっ!影山だ!影山〜」
おーい、と来たる影山くんに手を振る。
影山飛雄くん!?!?
やっやばい!、!
恥ずかしい!隠れなきゃ!?
あわあわあわあわ
推しの影山飛雄くんが近づいてくる。
…
カゲヤマ「ちわッス、菅原先輩…と?
後ろの人誰っスか?」
ギョッ