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ち び
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「、、、なぁ、俺ももう……限界なんやけど……」
低く掠れた声。
しゅんは僕の右手をそっと掴むと、躊躇することなく彼の熱く猛り狂った下半身へと僕の手を誘導してきた。
下着越しでも彼の熱がダイレクトに手のひらに伝わってくる。
「してくれへん……?」
しゅんは少し顎を引いて、濡れた瞳で僕の顔を縋るように上目遣いで見つめてきた。
言われなくても、僕だけがやられっぱなしで終わるつもりなんて最初からなかったけれど、さっきまで 強引に僕をリードしていた彼が、こんな風におねだりしてくるのはあまりにもずるい。
胸の奥が甘く疼いて、僕は残った恥ずかしさを全部投げ出すように思い切って彼の大きな肩を突き飛ばした。
不意を突かれたしゅんを、そのまま柔らかいシーツの上に押し倒し、今度は僕が彼の上に馬乗りになって組み敷く。
「……っ、」
一瞬だけ驚いたように目を見開いたしゅんだったが、すぐにいつものどこか僕をからかうような余裕そうな顔に戻る。
「へぇ〜……じゅうちゃん、なにしてくれるん?」
寝そべったまま僕の腰を大きな手で支え、悪戯っぽく笑うその綺麗な顔。
……その余裕を、今度は僕の手でめちゃくちゃに崩してやりたいと思った。
僕は彼の胸元にゆっくりと顔を近づけ、さっき彼が僕にしてくれた愛撫の真似をするように、彼の逞しい首筋にちゅっと音を立ててキスをしてみた。
「、、っ……」
僕の唇の熱と不慣れな刺激に、しゅんの喉から微かに甘い吐息が漏れた。
あ……かわいい。
いつも僕に「かわええなぁ」って言ってくる彼の、そんな可愛い声をもっともっとたくさん聞きたくなった。
僕は彼の浴衣の帯をほどき、はだけた衣服の隙間から手を滑り込ませ、彼の身体をゆっくりと脱がせていく。
そして彼の素肌が完全に露わになった。
僕の白い肌とは全然違う。
程よく健康的に焼けた引き締まった男らしい肌。
骨ばって血管が綺麗に浮き出た彼の逞しい腕が、愛おしそうに僕の頬を包み込んで撫でてくれる。
僕は彼のお腹のあたりに跨ったまま、窓から覗く月明かりに照らされたその美しい姿に、ただただ見とれていた。
「……しゅん、本当にかっこいい……」
胸の奥から溢れた本音をそのまま呟きながら、僕は彼の唇にゆっくりと自分の唇を重ね、口付けをした。
そして、さっき彼が僕の頭を真っ白にさせたのと同じように、彼の柔らかい唇を優しく、愛おしく食んでいく。
「、、、はぁ、……っ」
しゅんの口から切ない吐息が漏れて、僕たちの唇の隙間に溶ける。
僕は迷わずに彼の口内へと自分の舌を滑り込ませ、お互いの舌を深く絡め合わせながら、必死に彼を貪るような熱いキスを交わした。
チュ、ジュ、と、静かになった夜の部屋の中に、いやらしい水音がやけに大きく響き渡る。
彼ともっと、もっと奥深くで触れ合いたくて。
僕は自分の手を彼の大きな手へと重ね合わせ、指の隙間に自分の指を一本ずつ滑り込ませて、恋人繋ぎのように固く絡め合わせた。
「、、んっ……ふ、……っ、//」
しゅんの喉から、押し殺したような、限界を耐えるような甘い鳴き声が響く。
僕で感じてくれることが嬉しい。
「はぁ……しゅん……好き……っ//」
まだ「待ってて」なんてお預けを食らわせている自分のずるさも、自己満足な葛藤も、すべてを投げ出して、僕はただ大好きな人に自分の愛の熱を全力でぶつけた。
繋いだ手のひらにぎゅっと力を込めて彼を見下ろすと、しゅんの瞳は静かに揺れ、見たこともないほどに潤んでいた。
そして、僕を見つめるその綺麗な瞳の端から、一筋の透明な雫が、きらりと頬を伝って零れ落ちた。
僕は思わず、その彼の頬を伝う涙の温もりを、そっと舌先で優しく舐めとった。
どうして彼が泣いているのか、その涙の理由は僕にはわからない。
でも、僕を見上げる彼のその目は、壊れそうなほどに僕を愛おしそうに見つめていて。
そして、涙を流しながらも、この世界で一番幸せそうに優しく微笑んでいた。
あぁ、この人の全部が愛おしい。
僕はしゅんの涙の滲む目元へと顔を近づけ、その震える瞼にも、そっと優しいキスを落とした。
強くなりたい。
自分を好きになりたい。
そう願ったのは、他の誰でもない、この人のすべてを、この先ずっと丸ごと愛せる僕になりたかったから。
彼のすべてが、どうしようもないほどに愛おしかった。
to be continued…….
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