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──────いえもん視点──────

「──────つまり、いえもんさんがメテヲさんと遭遇する前に、誰かと戦っていた可能性があると?」


めめさんが、俺の話を完結する。ルカさんは、《救済》の魔法、という言葉の方が気になっているみたいだが。

あ、とめめさんが声を上げる。


「良く考えれば魂を探す方が早いですね。」

「あ」「…確かに」


めめさんの発案に俺たちははっとしたかのような、驚きの声をあげる。…言われてみればその通りだ。めめさんは俺たちの魂を覚えており、人探しに向いている。


「えっと…でも流石にこの広い神界を探し回るのは厳しいですね。仕方がないですね〜。」


そう言いながらめめさんはランタンを取り出す。相変わらずそのランタンの中は神秘的で、魂を模した青白い光が灯っている。科学的には理解できないその灯火は俺たちの心に希望を灯す。

そして、何やら俺には理解できない言語を呪文のように呟く。そうすると、ランタンが急に輝き出したあと、その光は真上へと上っていく。


「──────ッ!」


めめさんが顔を歪める。それだけで察せるものはあるが、鈍感な振りをして聞く。


「ば、場所わかりましたか?」


少し上擦った声を出してしまう。自然に話そうと思ったのに、どうしても違和感のある声を出してしまう。わかってしまったけど、どうしても希望を信じたくて。くらい絶望なんて忘れてしまいたくて。一途の光を信じてしまう。


「ちょ、黙らないでくださいよ。不安になっちゃう、じゃないですか。」


ルカさんも僅かに言葉をつまらせながら、めめさんの話を聞こうとする。声は普段通りだが、手が小刻みに震えている。めめさんは、無理に笑顔を作りながら言う。


「…最高神に妨害されました。『早く上に来い』って言ってますね。…おそらく、他の皆さんは──────。」


その先に続く言葉は想像で補え、と言わんばかりに話が途切れる。これ以上、何も言えなかった。


「ま、まあ。まだ死んだか分からないってだけですよね?確かぜんさんが神を食べたなら先に行ってる可能性もありますもんね!」


ルカさんが諦めの悪い夢物語を語る。だが、誰もそれを否定しない。否定したら、それはもうなかったことになってしまう。──────本当に死んでしまったと、認めることになってしまうから。


「…お二人とも。」


めめさんが改まったかのように俺たちに向き直る。その目には決意が宿っていた。


「死ぬ覚悟は出来ましたか?」


不穏な声掛け。だが、それに相反するように俺たちの声は弾んでいる。


「「もちろん!」」


同じセリフを同時に言うと、めめさんは少し驚いたあと、ふふっと笑って


「馬鹿ですね〜。今から死にに行くようなものなのに。なんで生き生きしてるんですか。」


めめさんが泣き笑いかのように言う。明るい雰囲気ではあるが内容は殺伐としていてる。でも、先程の雰囲気と比べ、ずっと明るくめめ村らしいとすら感じた。

「ここに来た時点で死ぬ覚悟は出来てますよ。それに、もう心残りは無いですから。」

「めめさんに救われた命です。俺の魂の使い道はめめさんに託しますよ。」


俺たちがそう決意を示すと、めめさんは煽るように笑う。


「ヤンデレとシスコンですか?こわいですねーw。」

「そんなつもりで言ってませんよ!?」

「シスコンじゃないが???愛だよ愛!!」

「ルカさん、それは…。」

「いえもんさん!?味方じゃなかったんですか!?」

「勝手にシスコンの仲間にしないでください!!」

「大変そうですね〜。」

「めめさんのせいですけどぉ!?」


まるで、在りし日の日常のようにふざけ始める。最後の晩餐ならぬ、最後の思い出のように。


「…そういえば、いえもんさんお腹空かないんですか?」


ルカさんがそういえば、と言ったように俺に聞いてくる。

───言われてみれば空腹を感じない。

もしかして人間を卒業してしまったのか?という疑問を浮かべたが、めめさんが呆れ顔で答えてくれる。


「神界では空腹という概念はありませんよ。あ、言い忘れてました。神は基本的死なないので、しばらくしたらまた私達を襲いにこっち向かってきますよ。」

「早く行ってくださいよ!?」

「多分神があっさり死んでくれたのは不意打ち仕掛けるためですよ。あいつら死ぬことに抵抗ないですから。 」


そう言い終えると、めめさんは魂のランタンを再度取り出す。そして、そのランタンをもって軽く1周回る。そうすると、それに応えるように黒いローブを身にまとい、大きな鎌をもつ骸骨が三体現れる。


「死神さん達、周りで息を潜めている神々の【魂】の回収をお願いしますね。」


こくりと死神が頷き、三体がそれぞれ違う場所に移動し始めると、その姿は消える。


「よし、これで大丈夫です。死神さんを使う羽目になるとは。これ魂消費するから罪悪感が…。」


そう言い終えると、めめさんは俺たちに向き直る。


「楽しい雑談タイムは終わりにしましょう。私と一緒に最高神のもとへ行きましょう。」


そうめめさんが言う。俺たちは改めて返事をし、決意を固めた──────。





















ここで切ります!てことで!最終章(?)に突入ですかね!あと何話で…って思いましたがあと長くても10数話短くて数話で終わりそうです!…これ完結したらなんかイラストとか描きましょうかね…?しばらく終わってもこの物語のメンバーの深堀とか設定明かしたいと思ってます!それと、新しい物語も一応ネタは既にできてますので新しい物語の予定はあります!書くかは未定!

おつはる〜!

一明日を見るためにー

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