テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ほんと最近設定ばっかでごめんなさい🙇
スランプなんですぅ…!筆が乗りません…。ただでさえ終わってない作品が十超えてるのに…。
この設定で誰か描いてくれないかなー(チラチラ
世界観
海賊、軍、その他が対立している世界。海賊は元王族の者や、落ちぶれてしまった者が多数。軍はスラム出身の者が少数居る程度、上層部は腐っている者が多数。その他は教会、自由軍など。流通している金銭は金貨、銀貨、銅貨もあるが、普通にお札もある。
決して麦わら帽子の少年を見て思いついた訳ではない。
※名前一部魔主役、世界は魔主役ではない
軍側
グルッペン、トントン、鬱先生、ひとらんらん、ショッピ
海賊側
ゾム、コネシマ、シャオロン
教会側
オスマン、しんぺい神、エーミール
自由軍側
兄さん、ロボロ、チーノ、レパロウ
その他
らっだぁ、ピクト
キャラクターシート
グルッペン
年齢:28歳。王族出身。腐りに腐った王族の世界に嫌気が差し、軍学校へ通い軍隊へ。幼少期にトントンと出会い、そのまま軍学校へ。どんどん上へ上り詰めるものの軍の実態を知ってしまい、急な任務や、同僚の死などのストレスにより 心が壊れかけている。他四人が心の支えのようなもので、誰かが怪我をすると機嫌がとても悪くなる、最悪暴走することも。オスマン、エーミール、兄さんと知り合いだったらしい。
本名:グルッペン・フューラー
トントン
年齢:28歳。平民出身。グルッペンとは腐れ縁。亡き兄が軍人だったためその背中を追いかけるように軍へ。軍で習うことは全て知っていてつまらなかったが、グルッペンと話し、知らないことがまだあることを知り、また色々と楽しめるように。グルッペンと共に上へ上り詰めるが、同じく軍の実態を知ってしまう。なんとか耐えれたがどんどん上司の無茶振りやパワハラによりボロボロになっていくグルッペンを見て、右腕になることを決心。オスマンと知り合いだったらしい。
本名:シュバイン・トントン
鬱先生
年齢:28歳。貴族出身。好奇心で軍学校へ行ったが、貴族出身故か周りと馴染めなかった。だが二人と出会い、自分の価値観の異常さにはっきりと気付き、お礼代わりに二人と行動を共にするように。二人に比べ少しは遅れていたが上へ上り詰めるものの、疲れ切った二人を見て守る事を決心。無能の皮を被りつつ、二人のサポート、一部上司のヘイトを自分へ向けるように。コネシマ、シャオロンとは知り合いだったらしい。
本名:レイラー・ウツ
ひとらんらん
年齢:27歳。平民出身。極東の国出身だったが、家族を守るための強さを求め軍学校へ。かつての友を探すため、手伝ってくれる者は居ないか探しているうちに三人と出会い、徐々に力の強さを覚える。家族は亡くなってしまい、目的がなくなってしまった為ついていくように。上へ上り詰めるのは一番遅かったが、根っからの社畜だった為一番苦労を強いられるように。どんどん疲弊していく三人の代わりに仕事を自ら進んでやるように。オスマンとは知り合いだったらしい。
本名:蘭田 仁
ショッピ
年齢:24歳。スラム出身。両親からの暴力にうんざりし、軍学校へ逃げる。軍学校である人物と仲が良くなり、感情を取り戻すがある事件をきっかけに別れてしまい、感情を隠すように。だが上記四人ち出会い、また楽しめるようになり、友を探すついでに同行するように。上へ上り詰めるのはかなり早かったが、壊れかけている仲間を見て正義は何かと考え始め、軍の中でも中立的な立場となる。上司からのパワハラは極力避け、四人のサポートをするように。チーノ、レパロウ、コネシマとは知り合いだったらしい。
本名: ? (覚えていない、ショッピはあだ名)
軍
世界のあらゆる所に基地があり、四人が居るのは本部。一般兵はマトモで強い志を持っている者が多いが、上層部は腐り切っており、上を目指す者は必ず誰かに止められている。海賊とは対立している。
オスマン
年齢:28歳。貴族出身。元々家系が神に仕える宗教的なものの教祖で、流れるようにそのまま自身も教祖に。幼少期にグルッペン、トントン、ゾム、エーミールと出会うが、引き離されてしまい、思い出したら今の自分に嫌気が差してしまうので思い出さないようにしている。ひとらんらんとは親友だったが、家族が亡くなったと聞き、死んだと勘違いしてしまい関わらないように。自身が信者を導かなければならない、と半洗脳的に思い込んでいる為、会いに行けない。毒素、ひとらんらん、ゾムとは知り合いだった。
本名:イザベル・オスマン
エーミール
年齢:28歳。貴族出身。グルッペンとは親友だったが、戦争が起き離れ離れに。軍人だったがある事件をきっかけに軍を離れる。軍を恨んでおり、今はグルッペン達をよく思っていない。過去にオスマンに救われたことがあり、守る為に共に居る。しんぺい神は信仰すべき神と考えているのと同時に、良き親友とも思っている。色素が薄いのは研究所に調査に行った際、薬品を被ってしまったせいとのこと。一応目は見えてる。グルッペン、ゾムとは知り合いだった。
本名:オリオン・M・エーミール
しんぺい神
年齢:?歳。?出身。神と名乗る男。時折大きな翼や頭上に輪が浮かんでいることがある為、人間ではないことは間違いない。ある団体に追われており、逃げ場がなく瀕死になっていたところをオスマンに匿ってもらい、加護を与える代わりに住ませてもらっている。無理ばかりする二人に休んでもらいたい。遠い昔に兄さんと出会い、仲が良かったらしいがある事件が起きてしまい、今は生きているのかすら分かっていないらしい。昔の記憶があまりない。兄さんとは知り合いだった。
本名:シンペイル・ゴッド
教会
ある島の森深くにある教会。信者はかなりの人数が居る。素性が分からない宗教らしく、様々な噂が飛び交っている。教祖、教祖の側近、神は人間ではないという噂もある。軍、海賊とは対立しているがしておらず、中立的な立ち位置となっている。
兄さん
年齢:?歳。貴族(商人)出身。両親は商人であり、物の売り方を教わり育って行っていたが、恨みを買っていた者に両親を殺されてしまう。自分も殺されかけ逃げている時にしんぺい神と出会い、旅を共にしていたがある事件が起き離れ離れになっている。自分にも守らなけれならないものができたのであまり会う気はない。どこの味方も敵もするつもりがなく、完全な中立。グルッペンの所に物を売っていたこともあった為グルッペンと知り合い。しんぺい神、グルッペンと知り合いだったらしい。
本名:ニイ・クラウド
ロボロ
年齢:26歳。スラム出身。物心ついた頃には親が居らず、親戚すら分からないせいか愛を知らずに育った。ある日兄さんに拾われ、商売術を教わり移動式の質屋をやっている。質屋での売り上げは自由や趣味に使っている。身長が低いのを気にしているが、低いおかげでできることもあるので少しだけ嬉しく思っているらしい。スラムに居た頃に出会った茶髪の少年が忘れられずにいる。自由軍で旅をしつつ、その少年を探している。医学の知識がある。シャオロンと知り合いだったらしい。
本名:ユウリ・ロボロ
チーノ
年齢:24歳。平民出身。親は優しかったが、殺人事件が起こり、親が疑われ殺されてしまう。その後力をつけようと軍学校へ通いレパロウ、ショッピと知り合うがある事件が起こり、軍を恨みレパロウと共に軍を出て行った。正直ショッピにはまた会いたいし、レパロウには申し訳なさでいっぱいになっている。兄さんから教わった商売術と詐欺術を混ぜ合わせ自分流の商売方法で稼いでいる。稼いだものは養護施設に募金したり、自由軍に使ったりとしている。懐中時計は宝物。ショッピ、レパロウとは知り合い。
本名:ペロンぺ・チーノ
レパロウ
年齢:22歳。平民出身。毒親のもとに生まれてしまった。虐待を受け、家を追い出され途方に暮れていた時、軍学校が寮生である事を思い出し、色々と努力して軍学校へ入り、チーノ、ショッピと知り合う…が、ある事件が起こり、軍に嫌気が差しチーノと共に軍を出た。ショッピは恨んでいないのでまた会いたい。チーノに連れられるように出て行ったが別に後悔していないし気にしていない。兄さんと出会い学んでからはその人当たりの良い性格を駆使して商品を売っている。ショッピ、チーノとは知り合い。
本名:パンサー・レパロウ
自由軍
ニイ・クラウドをトップとした組織。普段は物を売り商売をしているが、軍である為全然戦えるし、盗賊が出たり戦争が起きでもしたら武器を持ち殺しに行く。ある意味何でも屋。
ゾム
年齢:26歳。平民出身。一般家庭で育ちエーミール、オスマンと知り合うが、戦争で両親と妹が亡くなり親戚の間をたらい回しにされていた。ようやく決まったかと思えば奴隷市場に売り飛ばされ、エーミール、オスマンと離れた後奴隷市場でコネシマ、シャオロンと出会い三人で海へ逃げた。らっだぁとはライバル。仲間を傷付けるならばやり返すのみ。仲間に依存気味。戦争時頭をぶつけて幼少期の記憶が曖昧になっている。記憶はないがオスマンと知り合いだった。オスマン、らっだぁ、エーミールと知り合いだったらしい。
本当:オットー・ゾムーク
シャオロン
年齢:26歳。スラム出身。スラムでも親は居たが殺されてしまい孤児に。ロボロと出会い、一緒に物資を探したり奪ったりしていたが、ある日攫われ奴隷市場に売り飛ばされてしまう。そこでコネシマ、ゾムと出会い三人で海へ逃げた。鬱先生とは親が居た頃に出会ったが、売り飛ばされ離れ離れに。また二人と仲良くしたいが海賊という立場な為、無理な事は理解している。仲間を傷付けるならばやり返すのみ。鬱先生、ロボロと知り合いだったらしい。
本名:トイフェル・シャオロン
コネシマ
年齢:26歳。王族出身。ある国の王子だったが家族に愛されず、愛を知らずに育つ。ある日革命により家族は全員殺され、彷徨っていた頃鬱先生と出会い共に過ごすが、喧嘩をしもう一度旅に出る。旅の最中に攫われ、奴隷市場に売り飛ばされてしまう。そこでシャオロン、ゾムと出会い三人で海へ逃げた。ショッピ、ピクトとは旅をしている時に出会った。たまにこれで良かったのか、海賊にならずに三人で、他の奴も一緒に幸せに暮らせたんじゃないか、と考える事があるが諦めている。仲間が傷付けられたらやり返す。鬱先生、ショッピ、ピクトとは知り合いだったらしい。
本名:シャマーナ・コネシマ
らっだぁ
年齢:?。?出身。出身も年齢も謎。ほぼ分かっていない謎の人外。ゾム曰くいつの間にかそこに居たらしい。種族は青鬼で、他の人外の仲間と何でも屋をしている。赤いマフラーはある黄色の友人にもらったものらしい。いまいち人間の価値観が分からず、人を殺してしまうこともしばしば。なんでも、ループのような能力を持っているらしい。分かっている事が少なく、本人も昔の事はあまり覚えていないのでよく分からないらしい。ゾムとはライバル。
本名:?
何でも屋
完全なる中立。猫探しから暗殺までなんでもござれな集団。勿論、それ相応のものを渡さなければならないが。全員が人外であり、数千年と生きているとの噂がある。
ピクト
年齢:?。?出身。こちらも全く分からない。人外との噂もあるが、呪いを祓う人間や鬼殺す者、巨大な猫を育てている者など様々な噂がある。いつも黒の蝶ネクタイをつけており、よく同じ蝶ネクタイをつけた小さな白い何かを連れている。どこから情報を仕入れているのかは謎、企業秘密らしい。彷徨っていたコネシマと一時期暮らしていたが、仕事柄面倒ごとに巻き込んでしまいそうだったのでもう一度旅に行かせた。三人が出た後奴隷市場を一旦破壊したらしい。コネシマとは知り合いだったらしい。
本名:?
軍side
ここは軍基地内部。ダークオークで作られた古びた一室にて、五人が紙にペンを走らせていた。
「あ”ー…仕事終わらないんじゃあ…」
「グルさんがガバったからですねぇ」
「ちょっと煙草吸いに…」
「駄目に決まってるでしょ、俺達も我慢してるんだからもう少し耐えて」
「そっすよ」
各々が自由に喋り、仕事を進めている。この部屋に入って五人以外居ないからなのだろうか、部屋はかなり騒がしかった。金髪にガーネットのような瞳を持つ男、グルッペンが久しぶりの実戦任務でミスをしてしまい、その後処理を現在五人でしているようだった。グルッペンは一人でやっていたようだったが、どんどん隈が濃くなっていっている事に気が付いた四人が手伝い始め、今に至る。そこまで大きなミスではなく後処理の仕事量も少なかったが、上司にミスをなすりつけられ仕事量が増えていた。
「これ終わったらどうする?見回りにでも行きながら飯食う?」
その提案に四人が頷き、また楽しそうに話し始めた。
今日は何を食べようか、あの花は咲いたのだろうか、武器屋の店主は元気にしているだろうか
そんな他愛のない話をしながら仕事を進めていく。理不尽な上司も居ない、親友だけがいるこの部屋だと安心して仕事ができる。例え途中で仕事が増えたとしてもこの四人が居れば頑張れる。そうグルッペンは…いや、全員が考えていた。
嗚呼、飯が楽しみだ。
教会side
ゆら、ゆらと茶色の長い髪が揺れる。彼が座っている海を向いたベンチは古びており、大きな衝撃を加えると壊れてしまいそうだ。幼い頃はまだまだジャンプしても平気だったはずだが、この前信者の子供が飛び跳ねてしまい足が一本折れてしまった。勿論直したが、それでもまだ音を立て壊れてしまいそうな雰囲気がある。だがお気に入りで思い出のベンチなので、撤去する気は一切なかった。記憶は薄れさせてしまったが、大好きだった親友との思い出の場所だ。彼には壊す気だなんて起きる訳ない。するとベンチの後ろにある森からガサガサと音が鳴り、二人の男が出てきた。
「やっぱり…オスマンさん、ここに居たんですか」
「探したよ〜?」
色素がとても薄い男と、ふわふわと宙に浮いている男が喋ると、茶髪の男は後ろを振り向き口を開いた。
「あれ…見つかっためう…」
二人は自分達にしかしないこの声色と口癖が好きだった。信者や街の人の前では敬語で、いつも少しばかり低い声だが、この三人だけになると声が高くなる。めう、と可愛らしい口癖がつき、方言が出て安心し切った様子で話してくれる。嫌われいじめられていた時助けてもらった、人間ではない自分を好いてくれた。それだけでも二人は十分だったのに、それでも彼…オスマンは二人平等に愛を与え続けている。森林を思わせるそのエメラルドのような瞳も、絹のようなサラサラとした長い髪も、神からの授けものだと言われて仕舞えば信じてしまう。少し頭が足りなかった両親はオスマンを祭り上げ、あれよこれよとあっという間に教祖にしてしまった。幼いオスマンはどうすればいいのか分からず、二人を含めた親友達にに色々と聞いていたのは懐かしい思い出だ。あと二人、親友が居たが今はもう記憶が薄れてしまった。忘れてはいないが、覚えていると辛くなってしまう。だから記憶に蓋をする。そうすれば辛くないはずだから。
「ほら、早く行きますよ」
「今日美味しい酒買ってきたんだぁ!」
優しく微笑む二人に彼は強い安心感を覚え、ベンチを立ち三人の家へと足を向ける。
嗚呼、幸せだな。
自由軍side
高い古びた塔の窓の中から街を見下ろす。空は自由軍の仲間の様な橙色に染まりかけており、この塔に来てからかなり時間が経っている事が簡単に分かった。ふとポケットから二枚の写真を取り出し、それを眺めてみる。片方の古びた写真には金色の髪を持つ少年と幼い自分が写っており、もう片方のまだ新しい写真には薄水色の髪持つ巨大な男と自分が写っていた。どちらも今となっては懐かしい。噂で聞けば、金髪がよく話していた親友は今教祖になり、対立してしまっているらしい。何度か見かけたことはあるが、幸せそうだったがどこか寂しそうだったのを覚えている。何とかしようと幼いながらの正義感で思い、裏から救おうとしたが全て失敗して諦めた事を思い出す。今は彼奴等に任せ、若手の育成に勤しんでいるが「あまり無茶なことはするな」と教えるつもりだ。俺みたいになったら大変だからな。写真をしまい、ライターと煙草を取り出すと火をつける。肺いっぱいに有害な煙を吸い込み、吐き出すと濁った煙が宙を舞った。
「…明日出発か」
三日程この街に滞在して物資も十分補給できたので、明日出発する予定だ。だとすれば早く帰って準備しなければ。そう考えた瞬間、背後から複数の声が聞こえた。
「兄さん!ここに居たんですか!」
「はよ帰ろうや、腹減ったんやけど」
「見てもらいたい物があるんですよ!早く帰りましょ!」
聞き慣れた声に振り向くと、弟の様に思っている三人が居た。橙色の和風を着ている男、首から懐中電灯をぶら下げている男、豹柄のヘッドホンを被っている男。どうやら、この塔まで探しに来てくれていた様だった。そうか、もう飯の時間だったか。
「すまん、今行く」
窓から三人の目の前へ降りる。すると手を引かれ、かなりの速さで塔を駆け降りていく。
「ちょ…おい、手掴むな!」
急に手を掴まれ、驚き大声を出してしまった。しまった、と考えていると和風を着ている男…ロボロが口を開いた。
「あんさん勝手にどこか行くやないか」
そう言われ、自分に放浪癖があったことを思い出す。そうか、そういえばそうだった。少しばかり反省し、ついていく。走っているうちに美味しそうな飯の匂いや笑い声が聞こえてくる。その音に釣られたのか、自分まで楽しくなってきた。三人も笑い、どんどん明るい方向へ走って行く。
嗚呼、楽しいな。
海賊side
ザァ、ザァと波が辺り船が揺れる。海の風は冷たく、空は黒に染まっており、見上げればキラキラと光る粒があった。ため息をつくが波の音にかき消され、白い息と暗い気持ちだけが残っていた。
「は、ぁ…」
時折、嫌な夢を見ることがある。あの頃、王族の頃の夢だ。家族には愛されず、優秀な兄と比べられ、ありもしない罪を着せられ、従者は誰も味方をしてくれなかった。愛されなかったせいか、その頃は感情が欠落した状態だったからか友達もできなかった。どれだけ優しくしてもいつか離れて行った。どうしたらいいのか分からず、自暴自棄になったこともあった。革命が起きた時、俺は初めて笑ったんだ。「もう何も縛るものはないんだ」って。あの時ほど嬉しかったことはない。それでもその後仲間に会って、また会えなくなって、でも今は二人仲間が居る。だが、それでも不安になってしまうのだ。本当に海賊になってよかったのか、もしかしたら他に道があったんじゃないか。そんなわけないのに、そんな事を考えてしまう。すると後ろから歩いてくる音が聞こえた。
「あれ、シッマお前起きてたんか」
振り返ると、明るい茶髪にニット帽を被った男、シャオロンが居た。
「あー…ちょっと起きてもうてな、うん」
「はぁ?それ絶対嘘やろ」
いつもの調子で言ったつもりだったが、バレてしまった様だ。こういう時のシャオロンは勘が鋭いので困ってしまう。
「…ちょっとな、夢見てん」
「夢?」
「おん、昔の夢」
そう言うとシャオロンは神妙な顔をし、眉を顰めた。俺の過去を知っているからだろう。
「それでな、色々考えてしもてん」
「他に道はなかったんか、って」
シャオロンは複雑そうな顔をしていた。
「もしかしたら今まで出会った奴ら皆で幸せになれかもしれへん、対立しない世界線もあったかもしれん」
「…せやな」
少し、涙が溢れた。もし全員が仲良くなれる世界があったら、縛るものから全員が解放されていたら。対立せずにいられらたかもしれない。
「それでも、な?」
「俺は今幸せやねん」
俺が言うとシャオロンも少し泣きながら頷いた。俺達は、こんなでも幸せなんだ。
「俺はこれからもお前達と、俺の人生の幸せの最大化の為に生きる」
「だからお前達も生きろよ?」
笑いながら言うとシャオロンも笑顔になり、強く強く頷いた。するとまたガチャリ、と扉が開く音がしてゾムが出て来た。
「おいおい!俺無しで何話しとんねん!!」
ゾムはフードを風で揺らしながらこちらへ走って来たかと思えば、俺たちが泣いていることに気がついて眉を顰めた。
「お前ら泣くなや、俺まで悲しくなってくるやろ!それに悩みあるんやったら俺に言えやぁ…」
彼は腕を伸ばし、俺達の頭をくしゃくしゃと撫でて慰めた。一応嬉し涙でもあったのだが、先程の会話でも拭い切れなかった不安が溢れ出し、また涙が出てくる。
「ったく…ほら食堂行くで、飯食おうや」
「え、でも今深夜…」
「んひひ、深夜のピザがめっちゃ美味いって知らんのかお前ら笑」
飯の誘いについ腹が鳴ってしまう。それにゾムは笑みを深め、俺達の腕を引いて食堂へ行った。食堂には既に食べかけのピザがあり、ゾムはもう既に食べていたことが分かった。
「お前なぁ…」
「い、いやちゃいますやん!腹減っただけですやん!」
なんだか話していると空腹のせいなのか嫌な夢も忘れてしまう。軽く会話しながら席につき、ピザを食べるとまた泣いてしまった。
「うぇ!?どうしたん!?」
「あー!ゾム泣かせたー!」
「えっ?」
仲間が居ることがこんなにも幸せだなんて思わなかった。
嗚呼、嬉しいな。
こういう設定で書きたい(迫真)。だが書き終えれる気がしない。どうしよう(真顔)。
コメント
9件
えー設定ごっちゃごちゃで書けない無理 あと投稿増やせ!ふ!や!せ!!!