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「正直にが重いと思うが、天元様のご指名だ」
「あっ、」
「あっ、」
「依頼は2つ」
「星漿体。天元様との適合者」
「その少女の護衛と抹消だ」
「少女の護衛と抹消ォ?」
「そうだ」
「ついにボケたか」
「春だしね次期学長ってんで浮かれてるのさ」
「冗談はさておき」
「冗談で済ますかは俺が決めるからな」
「天元様の術式の初期化ですか?」
「ん?何それ」
「うーん……」
「何だよ!」
「天元様は“不死”の術式を持っているが“不老”ではない」
「ただ老いる分には問題ないが、一定以上の老化が終えると、術式が肉体を創り変えようとする」
「ふむ」
「進化。人でなくなりより高次の存在と成る」
「じゃあいいじゃん、カックい〜」
「天元様曰くその階段の存在には意志というものがないらしい」
「天元様が天元様で無くなってしまう」
高専各校 呪術界の拠点となる結界
多くの補助監督の結界術
「それら全て天元様によって強度を底上げしている」
「防御や任務の消化すらままならない」
「最悪の場合天元様が人類の敵となる可能性もある」
「だから500年に1度星漿体。天元様の適合する人間と同化し肉体の情報を書き換える」
「肉体が一新されれば術式効果も振り出しに戻る」
「進化はおこらない」
「なるほど。」
「メタルグレイモンになる分はいいけどスカルグレイモンになると困る」
「だからコロモンからやり直すって話ね」
「ええ……まぁいいやそれで」
「その星漿体の少女の所在が漏れてしまった」
「今少女の命を狙っている輩は大きく分けて2つ」
「天元様の暴走による現呪術界の転覆を目論む呪詛師集団“Q”」
「天元様を信仰崇拝する宗教団体、盤星教時の器の会」
「天元様と星漿体の同化は2日後の満月。それまで少女を護衛し天元様の下まで送り届けるのだ!」
「失敗すればその影響は一般社会にまで及ぶ。心してかかれ!」
『あっ、硝子』
「んー?」
『メール見た?』
「見てない」
『五条たち任務行くらしいよ』
「へぇ〜」
『星漿体、護衛と抹消!?』
『重大任務じゃん!』
「あのバカ共にできるんだか……」
…… ᴛᴏ ʙᴇ ᴄᴏɴᴛɪɴᴜᴇᴅ