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ロシアメ
先に第1話 【夢】を先に見ることを推奨
このまま…で
「は…」
キショい朝が来た。
「…」
今日も雨で枕を濡らした。
アイツがいないと…俺は…
今日もぼーっと生きる毎日。
繰り返し、繰り返し。
それが適用されたらどれだけ楽だろう。
いつもいつも
そんな事ばかり考えている。
アメリカ…。
今日もアメリカに会いにいく。
アイツは寝てて何も喋らない。
「いい加減起きろ。アメリカ…。」
今日は紐だって首に通した。
だけどアイツの世界には行けない。
死にたくない。滅びたくない。
もういっその事終わらせられたら楽なのにな。
今日も眠る。
夢の中で安心するために。
「アメリカ。」
『ん』
「愛してる」
なんて言葉を交わしたのはいつだったか。
忘れてしまった。
アイツの声は忘れないのに。
どうしたって忘れられないのに。
忘れたいのに。
どうでもいいって思いたいのに。
やっぱり今日も言葉が喉に詰まって胸を刺す。
この気持ちは何処にぶつけろと言う?
「なぁ、アメリカ。
答えてくれよ。なぁ。」