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孤児私達のキズナ


再来年も幸せがいいなぁ

幸せだけどは何か違う気がした


『華~集会始めんぞ』


「分かった!」


そう私はいま”天竺”の大幹部に居る

私達孤児は3人でヒトツだった

だけど今は華、イザナが好きらしい

確ちゃんは応援してくれてる

だけど孤児の絆は切れない


[ボーッとするなよ華]


カランッとイザナのピアスが鳴る

この音は私を奮い立たせる

私も続けてカランッと鳴らす

イザナに貰った花札の反転色のピアス

凄くお気に入り


『今から 実力を確かめる』


『東京中の不良を集めた』


これは私出されるなと思い待っていた


『華は最後最期だ』


流石分かってんねと言わんばかりに

イザナに微笑む華



私の番になった東京の一番強い不良らしい

イザナに一人おいとこうかな

そう思いつつ前に出る


(こいつオンナだぜ勝てんのか)


なんとでも言ってろ

イザナの合図で殴りかかった


ボコッガンバキッボコッガキッ


「イザナ、弱い足りない」


私はまだまだ行ける

銃を使われようが剣を使われようが

イザナと2人なら問題なかった


飛ばします 関東事変




バンッと銃声が鳴り響く

そこには血塗れの確ちゃんが倒れて

イザナと呼んでいた

私はイザナが守ろうとした時止めてしまった

でも止めなければ大切なものが亡くなってしまう気がした


[イザ、ナは、なありがと、う]


『喋るな下僕』


「確ちゃん無理しないで」


[俺はお前等に逢えてよかっ、た]


「最期みたいなこと言わないでよ」


『下僕は俺についてンくだろ』


[じゃあ、な]


その瞬間に確ちゃんの呼吸が停まった


【確ちゃん/下僕!】


私達は沸点の頂点に達していた

サツは誰も呼んでいない

私達の出番だね イザナ



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